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加齢臭と転移する竜 (内容まとめ:おっさんが異世界に終活をしに行く話なのですが、なぜか『ほのぼの』と言われています)  作者: 黒長 二郎太
31章.神殿消滅(1)壊滅的な何か

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31-10.神様の秘密を暴くのはやめてください(22) おっさんの恥ずかしい秘密 城下町到着

だんだんと、終活の時期が近付いてきます……

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


老人本人は、どこの国に属すかなど気にしていない。

※帰属意識は結構あります。ただし、日本国籍を持った横浜市民だと思っているため、

 この世界の国や領に対しての帰属意識が無いだけです。


これがわかると理解できる。これが違和感の元だったのだ。

1人で100人を蹴散らすような存在が、なぜ国に縛られると思ってしまったのか。

※と誤解されてしまいます。

 おっさんは、ここでは無職の老人で、住民票は横浜市にあると思っています!


「そうだ。なぜ我々は、神がダルガンイストの配下にあるなどと考えてしまったのか」


理由がわかると、逆にトーレバーナ最高司令が不幸に思えてくる。

ダルガンイストの城門の目の前に、あの老人が駐留したいと言ったとしたら、

いったいどうすれば良いか。


「それにしても、ダルガンイストも困っただろう。

 あんな重要な場所に他国の軍を置くことになるとは……」


ダルガンイストは避けたがったが、断ることができなかったのだろうと考えたのだ。


そう思うのも当然だ。城壁下のサークルがある場所は、いくらなんでも場所が悪すぎる。

(元々城壁に埋まっていたものなので、思い切り近い場所に有ります)

そう考えると、ダルガンイストも危ういものと関わったものだと、気の毒になる。


アイスが答える。

「でも、城壁のサークルがあそこにあるから。

 ランデルの兵は、ちゅうかまん退治を見に来たんだし」


サークルがある場所が悪すぎる。そんなことは言われなくてもわかる。

相槌代わりに答える。

「そりゃ、ダルガンイストも気の毒に」


トーレバーナが、如何に上手くトルテラを捌いていたかがよくわかるエピソードだ。

リーディアと組んで、そんなものを相手に健闘していたのだ。


とは言え、トーレバーナ自身も、半分トルテラのファンみたいなものなので、

案外うまく回っていた。

敵に回すと怖いが、さほど気にせずとも敵にならないということも知っていた。


おそらく、リーディアを敵に回さなければ敵にはならない(リーディアのオマケに付いてくる)。

そしてリーディアは元部下であり、現在も不明確ながら部下に近く、個人的な関係性も悪くない。


なので、現在の状況を見て、元からトルテラを恐れていたと考えるのは当然の流れだが、実際とは異なる。

現在、トルテラを恐れているのは、不在でコントロールが効かないためだ。


※トーレバーナは、手を出さなければ何もしてこないと言う意味では

 トルテラを信用しています。ただし、何かあったときに巻き添えを食らう

 可能性は考えているため、トルテラに攻められた場合に備え、

 対策を打っています。それが暗殺未遂事件の時に発動した避難命令です。


…………


「でも、あんたらは長い間ランデルを留守にしていいのか?」

ある調査員は、城壁下に滞在できた理由が分かった途端に次の話題を振る。

”いくらなんでも、攻めすぎだろう”と周りの者が心配するがランデル兵は気にせず答える。

「そりゃあな。守り神がいるから」


ここには、口が軽くなる理由がある。


別の者が兵士の大きなコップに酒を注いで回る。


酒は兵士の収入で毎日何杯も飲めるような価格ではない。

(祝い事では軍から支給されるので、金払わなくても時々口にする機会はある)


他に娯楽が無いので酒は重要だ。

※配給されるはずの酒を止めると暴動が起きるほど、価値が高いです。


ところが、ここでは毎晩何杯も飲める。

正直、こんな機会は一生のうち何度あるかという状況だった。

調査団には莫大な予算が投入されたため、安酒であれば十分な量を用意することができた。

これさえも、兵士にとっては高額なものだった。


もちろん、情報収集のために酒を出していることは、ランデルの兵士たちも知った上で飲みに来ている。

兵士は、機嫌が良くなって、口止めされていない内容なら、あまり気にせず喋る。


「敵が攻めてきたら、トルテラ様にお願いしようと」

「今、どこにいるかもわからないのに?」

「わからないから困ってる」


ランデルは滅亡の危機に瀕している。その割には、この程度。

本当にわかっているのか、それとも老人が助けに来ると信じているのか。


「老人は兵の願いを聞くのか? どこの国にも属さないような存在が」

「もちろん」、「俺たちは特別なんだよ」

不思議なことに、兵達は信じているように見えた。

何か約束でもあるのだろうか?


「それに、ラハイテス様はディアガルド様を……」


言いかけたところに止めが入る。

「おい」


「……」


無言の時間で、皆悟る。

トルテラとランデル兵の話は止められていないが(本国の話は禁止)、

ラハイテスがディアガルドを呼び出したという噂は、口止めはされていないものの、それ以前の問題だった。


そもそも兵士たちにも正式には知らされていない話なのだ。


※実際に来た竜は”グリアノス”さんですが、一般的には”ディアガルド”さんだと

 思われています。一頭ずつ出てきても、見慣れていない者には見分けがつきません。

 大きさや体形など大まかな特徴は同じです。並べると多少なりとも色の違いがあります。


話を戻す。

「トルテラ様は、ランデルを守ってくれるのか?」


ラハイテスはともかくとして、ランデルの兵は老人が助けに来ると信じている。

「ああ、敵が来たら、トルテラ様が守ってくださると」


そこで茶々が入る。

※情報収集側から見て茶々です。


「おーい、お前らいい加減にしろ!!」

見回りの指導兵だ。ある程度の時間になると、指導兵が回ってくる。

※ランデル兵には、指導兵と言う日頃の行いを監視、指導する立場の兵が存在する。


……………………

……………………


宴会が解散になると、テントに入って、情報を整理する。


理由は不明だが、ランデルの兵達は、ランデルを攻められると老人が助けに来ると思っている。

そして、もう1つ重要な話が有った。

「ディアガルドと言ったか?」

「やはり、本当の話だったようだ」


ラハイテスが、ディアガルドを呼びだしたと言う噂があった。


「呼び出せるのか」


ラハイテスが竜の遣いである可能性がある?

竜と接触した人間はとても少ないが、森の領主は竜と契約をしている。

その橋渡しをしているのが竜の遣いと言われていた。


ランデルが竜の遣いを押さえているのではなく、ラハイテス自身が竜の遣いであったとすると大ごとだ。

族長の娘が竜の遣いである可能性がある。


それは、兵士の間でも噂でしかなかったが、逆に噂レベルでは広く知られていた。


”ラハイテスがディアガルドを呼んだ時、トルテラはその場に居なかった”

これは事実なので、そのように考えられてもおかしくは無い。


「これはひょっとして」

「だな」


想像が捗る。


偶然なのだが、いろいろな要素が絡み合って、誤解を生む。

案外誤解ではない部分もあるのだが、憶測を生む。


ランデルは、辺境の1国。

国と書いているが、いくつかの部族の集まりで、国と言うほど大きな自治体ではない。

国境も定かではなく、どの集落が属しているか明確ではない。

辺境とはデルデと連合から見て間に存在する境界にある。

連合とデルデの緩衝地帯でもあり火種にもなる一角だ。


ランデルは、現族長のカタイヤが元気だった時代に大躍進した。

国の規模に対して大きな軍備を持ち、そのため人口の割には大きな発言力を持つ。

これは、辺境国の情勢を知るものは良く知っている。


国を動かす者が優秀だと、影響が大きい。

大国でも影響は大きいが、小国は特に少数の指導者の存在で短期間に格が一気に変化する。

国力を軍に振っているため、逆に国内の生産能力はどうしても弱くなる。

※とは言っても、ランデルの場合は、平時から軍が輸送と、交通網の保守を行っており、

 純粋な戦闘集団ではない。


現在のランデルはカタイヤが居るので小国と放置できない。

ところがカタイヤは、病で半分引退状態。

戦闘の指揮は無理だ。


次代のカルエハシスは、カタイヤの代わりにはならない。

代替わりすれば、現在の発言力を維持できず、一気に発言力は落ちるだろう。


現在では、武ではラハイテスが目立っているものの、カタイヤの時代の将たちは年を取った。

カタイヤ、エンバリエの武の2強は、すでに引退。

カヤハルは現役だが、引退は時間の問題。

国力の低下は時間の問題だった。

ところが、カタイヤは、予想外の技を使った。


引退後にまで、効果を持続させる技を使ったのだ。

ラハイテスとトルテラには何かがある。そう思わせる。

そもそも、ラハイテス自身が竜を呼びだす可能性もある。

可能性を示すだけで良い。

ラハイテスが居る限り、容易にはランデルを攻撃できない。


「カタイヤは何か知っていたのではないか?」

「その老人は森では大鎧という神様だと言われているとか」

「大鎧。話に聞く”一番大きな竜”が人間に化けた姿」


※”一番大きな竜”は多くの人に目撃されていますが、この調査団の人達は、

 ちゅうかまん迎撃戦の後に来たので、伝聞でしか聞いていません。


遠方の者は、トート森の神様の話など全く知らない。


ランデルがトルテラに付いた時期と、ランデルが一番大きな竜を自国の竜とした時期を考えると、ずっと以前から知っていたと考えた方が納得しやすい。

もっと言ってしまえば、竜が来ることを知って産んだ子供がラハイテスではないか?

そう考えた。


「父親は誰だ?」

「ラハイテスの父親は、周辺国の王子ということになっている」

「それは嘘の可能性が高い」


もちろん、嘘である可能性が高いことは知っている。


辺境国の族長の家には、家系図が存在している。

辺境国は、国の興亡が激しく、頻繁に勢力が変わっていく。

とはいえ、実際は国の名前や境界と首長が変わるだけで、適当な血縁の者が継ぐ可能性が高くなる。

2つの国を併合するには、両方の地を受け継ぐ者の方が団結しやすい。

(必ずしも世襲では無いが、どの部族がどこに付くかは、血縁の影響も大きい)

ランデル側の家系図がどうなっているかは知らないが、ラハイテスの父親とされる側は

否定している。そもそも接点がない。


~~~~~~~~

■解説:ラハイテスの父親について、周辺からどう見られていたか

 辺境域の有力な家には家系図が存在します。

 婚姻関係が複雑であり、勢力境界が頻繁に変更になることから、

 今まで敵だった国に組み込まれても、先々代の婿はお前たちの部族の出だ

 という言い訳がしやすいためです。

 過去3代程度は簡単に調べられるため、そこに嘘を仕込むというのは隠す気が無いと

 判断されます。

 特に、カタイヤであれば、元々隠す気はなく、攪乱するためにわざと嘘だと分かる

 情報を出したと考えられています。

 元は単なるカタイヤのお気に入りの男の子供で、”理由を察しろ”という意味で、

 わざと明らかな嘘をついたと考えられていましたが、

 トルテラとの接点で、急に注目を集めるようになりました。


※明らかに嘘とわかる嘘をついて本音と建前が別であることを明確にすることは、

 カタイヤに限らず世間一般によくあることです。


 ただし、周辺諸国ではラハイテスが幼少の頃からカタイヤが各地に連れ歩いていたことが

 知られており、元から特別な子ではないかと噂になることもあった。

※カタイヤの言うことなので、嘘か本当かがわからない。


~~~~~~~~


「ラハイテスの本当の父親は誰か?」

「調べるほどに謎が増える」

「どこまで報告するか」


ラハイテスの父親が誰か、それがわかれば、竜とかかわりのある子、

もしかしたら竜の遣いとなれる子を産むことができる可能性がある。


子を産み、その子供が育つ時間を考えると長い時間が必要かもしれない。

それでも、他国がその力を手に入れたら対抗する手段が無ければならない。


ただし、ラハイテスの父親が誰かは、容易に知られることは無かった。

そもそもラハイテスを含め、知っている者が少なかったから。


まあ、アイスと言う極めて重大なセキュリティーホールがあるのだが。


こうして、夜は更けていく。


翌日、ようやく城下町入りをする。


========


「やっと見えた」

何日もかけて、ようやく到着する。

丘の上の拠点が見える。トルテラの本拠地、女たちの本拠地だ。


最後に戻ってきたのは、いつだったか。

そんな風に思えるほど時間が流れてしまった。


「馬車の進みが遅いと、エスティアのお腹の肉が増える」 テーラがぼそっと言う。

「え? お腹?」

エスティアは、そんなこと気にしたことが無かった。

暇だとついつい食べてしまう。


昔は、菓子など買う金が無かったので問題無かったが、今は入手出来てしまうので問題だった。


「でも、トルテラ、おなかの肉は好きって言ってなかった?」 ルルだ。

「そう言えば、そんなこと言ってたかしら?」

エスティアは、トルテラが最後に、ひざまくらをしていったとき、腹の肉をぷにぷにしていたことを思い出した。

お腹の肉は少しくらい多くても良い。そう思う。


ところがルルは水を差すようなことを付け足す。

「食べものがたくさんある国に住んでたから、脂肪は悪いものだと思ってたって言ってた」

「あ」 エスティアも、その言葉に思い当たることがあった。


そして、今がまさに、食べ物がたくさんあるから、腹の肉が増えているときだった。

「そんな……」 珍しくエスティアがダメージを受けていた。

※今まで菓子食いすぎの害は、主に経済面だった。


「少し控えれば、元に戻るよ」 リナがフォローする。

「そうかな?」


……………………


城下町。名前に反して、そこに城は無い。

広大な沼地にある小さな丘を中心に広がる町だ。


通常、王の住む城は町の中心となる。町は城を囲むように作られる。

そして、城は高く、周囲からよく見える。

国のトップが住む場所が町の中心に有るのが普通である。

連合領では、そうなっていない領も多いが、連合領自体が、かつては王国だったため、その習慣は多くの(知識層の)人達が知っている。

※連合領は元は王国で、王不在がずっと続いています


もちろんそこに城が無いことは皆知っている。

周囲からよく見える建物に一番偉い人の住み、そこを囲むように広がる形の町は、城下町と呼ばれるようになった。


ここにはほんの3期(1年半)、4期(2年)前、には数軒の家しか無い、人がほとんど住んでいない場所だった。

丘にはストーンサークルがあり、そこに老人が住み着いた。


老人は身を隠すために、隠れ住んだが、人々が集まり、あっという間に丘周辺が埋まった。

人が住む過程で、木が切られてしまったため、丘の上が丸見えになってしまった。


元は木があったので、そこに家があるかどうかも、よくわからないような場所だったのだ。


一番はじめに、老人の家の間近に済むようになった人たちが、そこにやってきたのは、老人が住むことで、澄んだ水が手に入るようになったためだ。

そして、老人を慕って集まって来る者も居た。


そして、短期間のうちに、老人の本拠地と認識されるようになった。

ところが、その、トルテラと呼ばれる老人が消えてしまった。


トルテラと呼ばれる人物がいるから栄えた町が、本人不在でも動き続ける。


それでも、不便は不便だ。城下町には、神が居る時しか使えない施設がある。

せっかく奇跡を見に来た人たちが、見ることができずに帰る羽目に。

予約という制度を取り入れたが、神が戻らなければたまる一方だ。


2日前、町の者たちは、その日に着くと聞いていたのに、また延着の報が入る。


「どうやら明後日到着の様子」

「また2日も遅れたのか」


トルテラ本人は居ないものの、ひさしぶりに妻たちは戻ってくる。

トルテラ本人が不在でも、せめて誰か一人くらいは残っていてほしい。

それが町の人々の願いだった。

ところが、ここは中継地でしかなく、森へ行くと言う。


「エスティア様には残っていただかなければ」

※エスティアはウグムの謎の踊る聖人ということになっているため。

 町の人は、町のものだと思っています。


「ですが、全員でトルテラ様を迎えに行くと」

「それにしても、トルテラ様は、どこに行かれたのか」

「エスティア様が辛くあたられるから……」

※城下町の人々は、デフォルトでエスティアが虐めるから神様が逃げると思っています。


トルテラがよく逃亡することは、町の人も知っているため、案外気楽に受け止められていた。


そして、2日後、ようやく一行が到着するが、あまりの人数に大パニックになる。


「なんじゃ、この人数は」、「いったいなんで、こんなに居る?」

女たちと、警護、雑用を加えて50人程度。そこに野次馬やらが同行しているという話を聞き、100人程度を受け入れ可能な準備をしていた。


ところが、女たちの集団は、300人を軽く超えていた。

しかも、60人程度が、そのまま、この町に滞在するという。


100人来ても大丈夫なように準備をして待っていたが、その3倍の人数となるとどうにもならず。

結局、広範囲にばらけてしまう。


受け入れ側は、天手古舞だが、見物する方は、気楽にはしゃいでいる。


「これが噂に聞く城下町?」

「これがたった2期でできた町か?」


既に何度も聞いているのに、それでも驚く。

百聞は一見に如かずと言うやつだ。


この世界の常識では、そんな短期間で町ができることは無い。

もちろん、強制的に作れば作れないことは無いのかもしれない。


ところが、栄えているのだ。無理やり作った町ではない。


規模に対して異様に栄えている。

「どうなってるんだ? この町は」

店の賑わいを見て驚く。

「この町には何があるんだ?」


これでは、数期のうちに、大国の首都と変わらないレベルまで発展してしまうかもしれない。


----


町の活気の理由の一つが井戸にある。


「これが噂の井戸の水か」


女たちには、道中も、この水が支給されていたが、同行者全員には行きわたらず、商人、野次馬の中には、はじめてこの水を見るものが居た。


だいたい、浄化水と、普通の井戸の水を見比べることができることろに来て驚く。

町が、浄化井戸の威力を見せつけるために用意していると言うか、観光名所として用意している。


ここは元々沼地。少し掘れば水は出る。だが、ろ過されていない茶色の水が出る。

しばらく使った井戸は、泥臭さは消えてくるが、ある程度で安定する。

この土地では、井戸水は透明ではない。


ところが、僅か1.5mほどの距離で、全く水質の違う水が出る。


長らく人がここにあまり住んでいなかったのは、この水質と、水害のせいだった。

今ではストーンサークルを囲むように井戸が大量に作られている。


元々は、最大の奇跡は聖なるトイレだが、これは神様が居る時しか効果を見ることができない。


現在は、この井戸が神が不在でも人々が見に来て驚く場所になっていた。

神が不在でも、城下町は日に日に拡張され、栄えていく。


後から来た者は、この町自体に魅力を感じ、住みたがる。


しかし、それでも元から居た者は、神が戻るのを待っていた。

その人たちは、神が居るからここに住むことを選んだ人たちだから。

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