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加齢臭と転移する竜 (内容まとめ:おっさんが異世界に終活をしに行く話なのですが、なぜか『ほのぼの』と言われています)  作者: 黒長 二郎太
(番外)章.本編とあまり関係のない話(読む必要は全くありません)

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/1031

番外-5-1.液燃ストーブネタ。液燃ストーブが入る鍋

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


☆☆☆☆ 注意 ☆☆☆☆


番外は雑談コーナーです。


本編読みたい人は飛ばしてください。

1章から読むと、スローライフからはじまります。

”富士の樹海より、もっと良い森”です。


未来の世界から、娘を名乗る死神さんに呼びに来て欲しい人は、こちらから読んでも良いと思います。

 ↓

21章.横浜編1 50の年の同窓会


1章から読んで、展開が遅すぎると感じる人は9章から読んで、後から1~8章を回想として読んでも話は繋がります。


21章から読んでも、1章に戻るポイントがありますので、どちらから読んでも問題ありません。


1章、或いは21章から読み始めてください。


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★


このエピソードですが、本編と直接的な関係は全くありません。

なので、もちろん読む必要はありません。


燃焼の理屈の説明は本編にも入っていたりしますし、間接的には無関係ということも無いのかもしれませんが、アウトドア用品好きな人でないと、読んでも面白くないと思います。


ただし、アウトドア用品の中でもほとんど使う人が居ない不人気な()()()()()()の話です。

アウトドア好きの人が好んで()()()()()()使う機会は少ないでしょうし、キャンプ好きな人も、今の流行りは焚火で、寒くても薪は使えますから、ガスストーブの補助に()()()()()()なんて使う必要はあまりありません。


なので、多くの人にとって、あまり使い道のない機器の話になると思います。


本作、本編の主人公、栫井(かこい)は、液燃ストーブは見たことはあっても使ったことは無いというような状態ですので、本編に液燃ストーブは登場しません。


はい。そういうわけで、ここで書きます!


挿絵(By みてみん)


アウトドア用のストーブのお話です。

ストーブと言っても、暖房のことではありません。

調理用の火器をストーブと呼びます。


私は”液燃ストーブ”が好きで、未だに使っています。

液体燃料というのは、扱いが難しく危険です。

燃料自体が燃えるのですが、そのまま燃やすとメラメラ燃えて、燃費は悪いし煤で真っ黒です。

それを、どうやって煤を出さずに安定して燃やすことができるか、どうやって、きれいに燃やすかという目標が自動的に生まれてしまいます。


そんな使いにくさが魅力になっています。趣味なので、手間なんてどうでも良いのです。

楽しいと感じるか、めんどくさいと感じるかは人それぞれです。


--------


私がキャンプを始めた頃は、ちょうどアウトドアブームが起きた頃でした。

ちょうどバブル真っ最中という時期です。

(実はバブルの頃は最低時給500円くらいで、すべての物が国産で高価で、テントは1、2人用の安いやつが2.5万くらい。コンビニ弁当500円、ハンバーガーも200円くらいなので、若者はかなり貧乏でした。下の世代の人は学生時代にバブルの恩恵受けたと思ってるようですが、時給600円でゲーム1本10000円とかですから、学生時代にバブルの恩恵というのはあんまり無かったです)

その当時はアウトドア用のストーブ売ってる店があまり無くて、登山用品屋さんで買ってました。


ほんの何年か後には、アウトドア用品が売ってるような店がどんどんできるわけですが、私が始めた頃には、そこらには売ってなかったので、登山用品店で買ってました。


その当時は、(特にバイクキャンプの場合)燃料は”ガス”にするか”ガソリン”にするかという2択だったのですが、現在では、ガソリンなんて選択肢に入ってこないのではないかと思います。


まだガスが十分便利でなかった(そもそも、そこいらに売られていない)時代だったと言うのもありますが、燃料調達の都合、乗り物の燃料が流用できると都合が良かったと言うのがあります。


元々、キャンプは貧乏人の趣味で、貧乏人の乗り物が、オフロードや実用車の軽二輪や原付でした。

(同じ車体で、排気量違いの125ccと200ccがラインナップされていることが多かったです)

汚い格好で、キャンプ道具満載して走り回ってるのは貧乏人です。


キャンプをすることが目的ではなく、放浪での野営をしているだけなので、キャンプと言うよりは、海外では”バックパッカー”に分類されるかもしれません。

日本では”バックパッカー”と言う呼び方はしませんし、国内でそれを実践している人はあまり多くないでしょうから、そういう分類が無い。


日本でアウトドアブーム、キャンプブームが起こった理由の大きな理由に、金が無いから、貧乏になったからというのがあります(おそらく……あくまでも推測でしかありませんが、バブル崩壊後に急激に流行りました。タイミング的に無関係と考えるのは難しい感じです)。

ホームセンターやらでキャンプ道具が気軽に買えるようになったのは、バブル崩壊後です。

それまで豪華にホテルに泊まるのがお洒落だったわけですが、不景気で安い趣味へと移行して行った。

それまでダサいことだったキャンプが、金が無くなると魅力的な趣味へと、変化して行った。


各層が、より安価な趣味へとスライドした。


元々旅行で高級ホテル利用してたランクの人達が、金が無くなってキャンプを始めると、キャンプは裕福な層の趣味に変わります。


キャンプ場に、それ以前はあまり見かけなかった巨大ドームテントがいくつも出現したり、冬になってもキャンプ場が賑わったりと、それまでとは大きく状況が異なってきました。


バブル崩壊前後と、元号の区切りは、概ね重なっているのですが、おそらく、”80年代”まで、別の呼び方をすると”昭和の頃”は、キャンプは夏やるものだったのではないかと思います。


ところが、90年代、バブル崩壊後、或いは平成になると、冬にもキャンプする人が増えました。

私は冬にキャンプやるのは、宿泊費が出せない貧乏人たちだと思っていたのですが、だんだんと状況が変わり、悲壮感漂う場所ではなくなってしまいました。


そうなると、そこは私の居場所ではなくなってしまいます……

--------

実際にやるとわかると思いますが、真っ暗な中ではキャンドルランタンでも、そこそこ明るいのです。

ところが、それよりも圧倒的に明るいランタンで照らしていても、周囲がそれ以上に明るいと、明るく照らしているはずの場所に自分の影が落ちるのです。

現実世界でも周囲が凄すぎると、自分が如何に小者であるかを思い知らされたりすることもありますが、わざわざ人工的な明かりの少ないキャンプ場に来たのに、それを思い知らされるのは如何なものかと思うのです。

--------


バブル崩壊前からキャンプ場でキャンプやってるような人は、さらにお金持ちが多かったと思います。

何しろキャンプ用品は高価でした。

バブル崩壊後は、比較的安価なレジャーとして広まっていきます。


バブル崩壊前はキャンプ用品は高価でした。キャンプも、一部の人が嗜む高級レジャーだった。

なので、キャンプ道具カタログにバイク向けの商品はほとんど載っていませんでした。

バブル崩壊前の1990年あたりのキャンプ用品カタログ見ると、シングルバーナーなんて、ほとんど扱われていないというレベルです。


キャンプ用品が全く存在しないわけではありませんが、ファミリーキャンプ向けのキャンプ用品なんて、どこで買えば良かったのでしょうか?

当時はカタログで調べて、店に注文するような時代だったのかもしれません。


当時、キャンプとバックパッカーは、かなり大きく離れた別ジャンルでした。


バックパッカーにとってのキャンプは野宿に近く、低予算で長期行できるのが魅力だったと思います。昔は楽しみがあまり無いので、自分探しと称して日本一周とかする人も結構居ました。

(私は長期行とは全く無縁の緩々ライダーでした)


キャンプ場、一人の時は、小さな明かりでも、ろうそくの火でも、けっこう明るいのです。

でも、周りにゴージャスキャンパーが増えると、大光量(当社比)のランタン点けていても、周りの明るさに押されて、自分のサイトが真っ暗に見えます。


これ、キャンプ場の明かりだけに限りません。

日常でも一緒です。周りにゴージャスな方々がたくさん居ると、自分の存在が闇にまみれた何かに感じてしまいます。

だから、周りに何もないところに居たいのです。



バブル崩壊後になると、バイクで使うような品も載るようになってきます。

ただし、あまり積極的にバイク向けの品というのは載ってなかった気がします。


250cc未満(一般的に250ccと呼ばれているものも実際は250cc未満のバイクです)のバイクでキャンプしている人は、あんまり金持ちではない。

貧乏人相手に商売しても儲かりません。

当時、キャンプライダーの多くは250cc以下のバイクに乗っていました。

キャンプ道具満載して、走り回っているバイクのほとんどは250cc以下でした。

車検が無く維持費も安いからですね。


シングルバーナー自体は昔からあったのですが、登山用品扱いで、あまりキャンプ道具扱いされていませんでした。


※現在でも、海外では、でっかいグリルや2バーナーがキャンプ用品で、

 500gやそこらのストーブは、バックパッキングストーブという括りになっています。

 海外と書いていますが、ある程度長く日本で液燃ストーブを売っているメーカーの

 ページなので、スウェーデンと米国ですが。

 なお、PRIMUSとOPTIMUSは両方スウェーデンです。


都市部と田舎では状況は大きく異なるかもしれませんが、当時はバイクに乗る人は多く、はじめバイクに乗っていても金ができると四輪に移行する人が多かった。


なので、駐車場代が大きな負担に感じるくらいの人がバイクに乗り続けた。

バイク=貧乏 と言う訳では無いです。

ですが、駐車場代出せない人は四輪車持てませんからバイク乗りは貧乏人比率が高くなる。


走るのに特化した人は、荷物載せるキャリアなんて無いようなバイクで、あちこち社外品部品に付け替えて、2人乗りのステップも外して乗ってるくらいですから、キャンプ道具満載して走り回ってるような人達とは、別ジャンルとしてバイクに乗ってます。

そういう人たちは、貧乏ライダーでは無い。


私もずっと長い間、一般に言うところの125cc、正確には124cc以下の原付に乗ってました。

つまり、乗り物の区分的には貧乏人ということです。

でも、当時は原付でも、けっこうそこそこ走ります。


当時国内モデルは自主規制で22馬力の横並びでした。

22馬力は2020年頃の感覚では250ccくらいのバイクの馬力です。


4ストの22馬力と2ストの22馬力では、実際の体感的なパワーはけっこう違いますが、それでも22馬力出れば、そこそこ走ります。

ただ、どうも、原付は味付けが実用車寄りになります。

もっとカリカリの味付けの方が、慣れてから乗りやすいと思うのですが、初心者でも乗りやすいような設定になっているものが多かったような気がします。


私が乗っていたバイクは、見た目完全にオフロード車なのですが、オフロードではイマイチなバイクで、ノーマル状態のギヤ比の設定は、むしろ高速道路用なんじゃないかと思うようなセッティングになってました。

原付なので高速道路は走れませんから無意味なセッティングです。


その割に、高速道路走れる200ccクラスは高速なんかろくに走れないような設定です。


なんか色々間違っているように思えます。


排気規制で2スト車が無くなってからは、軽二輪に乗ってます。

キャンプ道具積んで走るには、4スト250ccくらいが楽で良いです。

2スト車は荷物満載すると機動力が異様に下がって、ガソリンばっかり食います。


バイクでも、そんなに沢山の荷物は運びません。

荷物の積み下ろしには大きな手間がかかります。


なので、キャンプがやりたくて金に余裕がある人は、だいたい4輪に行きます。



比較的最近まで、軽装キャンプで薪を燃料に使うという選択肢は、ほぼありませんでした。

薪自体は昔から使われていますが、軽装キャンプで、焚火道具を持ち運んでまで、薪を使うという選択肢が出てきたのは最近です。


有名な笑'sが焚火台を発売したのが2008年12月です。B6君が2009年に試作段階。

小さな工場で、当時は量産開始後も1ロット100台とかその程度だったようです。

それが、今ではすっかり普及しています。


今ではかなり大きな会社になったでしょうか。


2010年頃に、軽装キャンプでの焚き火が一般化してきたように感じます。


私は2013年にソロストーブという高価なネイチャーストーブを買っていますが、これは焚火を目的とした機材ではなく、軽量化の一環で燃料を現地調達して軽量化しましょう!というコンセプトのものだったように認識しています。

小さいガス缶と軽めのストーブ合わせたのと同程度の重さのネイチャーストーブがあれば、燃料の残量をあまり気にせず軽量化が可能になるということで当初は広まったように思いますが、燃料の調達には多少なりとも手間がかかり、登山と相性が悪い。

そして、このストーブ、簡単に良く燃える。


元々、こんな小さな焚き火缶と少量の燃料で調理は難しかった。ところが、このストーブがあれば、調理目的に使いやすい。


おそらく、軽量化目的ではなく、焚火目的で使う人が増えたのではないでしょうか。


その後、同じ構造で、重さよりも使い勝手と価格を改善した製品が大量に出回るようになりました。

こちらは、恐らく、使い勝手の良い焚火ストーブとして大量に売れているのだと思います。

なので、買っているのは、焚火をしたい人です。


ソロストーブは、名前の通り、1人で使う最小限の小さな焚火缶を目指して作られたものだと思うのですが、その後大型版が発売され、火力が凄すぎて、とても料理なんかできないだろという感じのバージョンまで発売されています。


いったい何と戦ってるんだ!感はあるものの、比較的有害物質の放出量は少ないように見えます。

きれいに燃えると煙はほとんど出ませんし、灰も粉末状になります。


大型になると、横から眺めるような感じになるので薪が燃えているところは全然見えなくて、火柱が上がっているのを眺めているだけなので、焚火感は全くありません。


そういうのも人気あったりするので、巨大な火柱を上げて楽しむというジャンルの焚火も存在するようです。


========


焚火ですが、お年寄りにとっては珍しいものでも何でもなく楽しい要素が無い。

私の世代だと、生活の中で薪を使ったことがある人はほとんど居ないでしょう。


でも、わざわざ焚き火用の機材揃えて焚火を目的にキャンプに行くなんて人はあまり居ませんでした。そもそも、焚火道具なんか売られていません。


キャンプ道具持っていないから、焚火で済ませる。そんな立ち位置のものでした。


直火禁止のキャンプ場で焚火するのに必要なので、一部の人達は焚火台を買いますが、持ち物が限られる軽装キャンプで、わざわざ焚火道具を優先して持って行く人は、そう滅多には居なかったのではないかと思います。


昔のキャンプ道具カタログに焚火用品は存在しません。


私も何度か四輪で行くようなキャンプに行ったことはありますが、薪は使わなかったような気がします。炭は使ってました。炭火で焼くと美味しいですからね。


薪でも調理は可能ですが、煤だらけになりますし、何より炭火が美味しいという都合、調理用の燃料として薪は積極的には使われていませんでした。


昔のキャンプ本に、食事用の燃料が何種類出てきても、そこに薪という選択肢は出てきません。

アルコールや固形燃料の話が出てきても、薪は出てこない。

もちろん薪を使う人も以前から存在していましたが、キャンプ本の中に薪を燃料にする話は出てきません。


今では、わざわざ薪の火で調理するための機材がたくさん売られていますが、1990年頃に、そんな道具を持って行っても、喜んで使う人はあまり居ないと思います。

当時キャンプブームは発生しましたが、わざわざ専用の機材を買って薪を燃料に炊事しようと考える人はあまり居なかった。


当時の大人は、多少なりとも焚火を体験していました。


昭和の頃は、落ち葉焚きくらいは行われていました。

当時はゴミ収集無料ですが、それでも、落ち葉をわざわざゴミとして出さなかった。

ところがいつの頃からか、落ち葉も可燃ごみとして出し、焼却は基本禁止にされてしまいます。


平成初期にそれなりの年齢だった人は覚えていると思いますが、焚火が禁止された理由は煙害です。

小さな焚火が(市街地で)禁止された理由は主に煙の臭いが嫌われたためです。


焚火自体が完全に禁止されているわけでは無いのですが、事実上できません。


人の迷惑になる場所では禁止 ≒ 民家が存在するあらゆる場所で基本的に禁止

となってしまいます。


マンガやアニメで焚火をするシーンが有るのに、実際には林間学校の時にやっただけで、指定の場所、機会があるとき以外にはやったことが無いという人も多いのではないかと思います。


広範囲の野火は火災の原因になるから。

ごみの焼却禁止は、有害物質を大量に発生させるから。


あの時代は大気汚染が問題視された時代でもあります。


元々焚火は大量の化学物質を大気中にバラまきます。

一般的な調理に必要な焚き火で排出される有害物質の量は1時間あたり、タバコ400本分くらいだそうです。

キャンプで燃やす薪の量は、一般的な調理に使用される薪の量を遥かに超えることが多いでしょうし、燃やしている時間も長い。

有害物質の量も、それに比例して増えますが、自然で長閑のどかなイメージです。

それが2021年の焚火のイメージです。30年もすれば、けっこうイメージは変わっています。


”身体に悪いから”というのが理由で、他人のたばこの煙を嫌う人が、焚火してたら理屈的にはおかしいことになりますが、イメージ的には、”焚火はのどかで自然”で、”タバコは悪”という感じかと思います。


煙の害という面から見れば、焚火は非常に有害です。

でも、キャンプ場で焚火はOKでタバコはNGだったりします。


実は、煙が有害かどうかは重要ではない。


イメージ、流行の問題です。


焚火は一見、長閑のどかに見えますが、実は凄い勢いで有害物質を撒き散らしています。

しかも、必要も無いのに遊びでやってます。さらには、燃やすだけで、料理にも使わなかったり。

なかなかに罪深い趣味です。

※私は焚火否定派では無いです。


焚火が盛んに行われるようになると、再び酸性雨の問題が表面化してきたりするのかもしれません。

(焚火が理由であるかどうかに関係無く、関連付けられてしまう)


現在の流行は、有害物質よりco2なので、カーボンニュートラルな木材を有害物質を撒き散らしながら燃やしてもエコっぽい行為になるようです。同じことをやっても、時代によって善悪が逆転したりします。


焚き火すると、一発で焚き火臭くなります。それだけ、いろんなものが放出されているのです。

常温では放出されない物質が揮発して周囲を漂い付着する。


でも、見た目は長閑のどかです。


一方で、液燃ストーブはと言うと、ホワイトガソリンや灯油を使ってキレイに燃えている間は、co2と水以外ほとんど排出しません。ストーブ本体も、鍋も、焚火と比較すると、さほど汚れません。


でも、すっごく自然破壊的な音がします。全然、長閑のどかじゃありません。


たき火だと、焚火台も鍋も真っ黒。臭いも凄いです。

液燃が臭いと言ったところで、焚火と比べたら軽微なものです。


なので、しばらく前は、わざわざ、焚火用具を持ち歩いてまで焚火するという機会は少なかった。

それが、2010年くらいになると、急激に風向きが変わり、焚火がメジャーなものになりました。


キャンプのスタイルが変わったというのもありそうです。

バイクのツーリングキャンプの場合、走る方がメインで、夕方に到着して朝には出てしまうので、野宿に近く、暇を潰す余地がありませんでした。


私はキャンプ行くのに、椅子やテーブル持ちませんでした。

つまり、長時間滞在する気が有りません。

シュラフカバーは後から買って、使うようになりました。


防水透湿のシュラフカバーです。

見た目に対して、酷く高価に感じるので、買わなかったのですが、結露が出るような環境でキャンプするような人は、持って行った方が良いと思います。

(お高いですが)


2000年代になると、自転車が増えます。

これは、金が無いから自転車へではなく、健康、人力、自身の力でという方向にシフトした結果によるものに見えました。というのも、無茶苦茶高額な自転車が多かったのです。

同時期に、登山も再流行し、どんどん持ち物の軽量化が進みました。


今は、キャンプ自体が目的で、一人で行って、長時間滞在する人が増えたのではないかと思います。

だいたい、美味しい料理を楽しもうと思うと、道具は重くなりがちです。


結局のところ、鉄スキレットとか、重さが性能に直結していますから、少々重くなっても無理して持って行きます。


焚火グリルに、ある程度実用的な網や鉄板持って行くと、それだけでかなりの重さになります。

ほんの10年少々前には、グラム単位で軽量化を考えるのが比較的普通だったような時期があったのです。

もちろん今でも、登山では軽さが優先になりますが、以前ほど重量優先で使い勝手を無視したようなものは流行らなくなった印象があります。


========


ガスを含めて、石油系燃料式のストーブはあまり重視されなくなりました。

ガスの極めて大きな欠点の”寒さに極端に弱い”という問題も、薪にはその欠点はありませんから、目立たなくなってしまいます。

ガスは寒いと萎えるから、液燃ストーブを使おうなどと思う機会はほとんどなくなってしまったのではないかと思います。


なので、わざわざ新規で液燃ストーブ使おうと思う人は多くないと思います。

私がキャンプを始めた時代には、ガス缶が出先では手に入らなかったので、ガソリンストーブを使う人も多かったです。


そして、当時使っていた人の一部は、今でも愛用している。そんな感じです。


ガソリン以外にも、灯油、軽油が使えるものも含めて、ひとまとめにして液燃ストーブと呼んでいます。


”液燃ストーブ”と言うのは、液体燃料を燃料にしたストーブのことです。

具体的には原油から精製される、ガソリンから軽油あたりまでの、常温で液体の炭化水素を燃料とするストーブです。


小学校で習ったと思いますが、原油からガソリンや灯油、軽油を作る方法は、基本的には液体になる温度で分けているだけです。

常温で気体のままの成分がガス。数十℃から180℃あたりがガソリン、250℃あたりが灯油、350℃あたりまでが軽油。

プレヒートが必要な理由、ガソリンが灯油より手軽に使える理由です。

※ここで言う手軽とは、煤を出さずに安定して燃やすために、さほど大きな苦労をしなくて済むという意味です。

 安全性という面からは、灯油の方がだいぶ安心だと思います。


ガソリンは100度以下でも気化する成分が入っています。

灯油はもっと高温が必要です。

そして、ブタンの沸点は約0度。

これが暖かいときには元気なのに気温が下がると極端に元気が無くなる理由です。


常温で液体でも、アルコールを使うストーブは”液燃ストーブ”には含みません。

アルコールは、そのまま燃やしても煤が出ませんので、特別な機器が必要ありません。


ガソリンや灯油は、そのままでも燃えますが、煤だらけで真っ黒になります。

そんな液体燃料を使って、煤をほとんど出さずに燃やせるストーブのことを”液燃ストーブ”と呼んでいます。


ただし、ガス缶にも対応しているものもあります。

その場合でも、ガソリンや灯油で使用可能な物は、私は液燃ストーブと呼んでいます。


違う種類の燃料を使う場合にはノズル(ジェット)を交換する必要のあるものと、そうでないものがあります。

MSRとPRIMUSのストーブでは、燃料ごとにノズル(ジェット)を交換します。

OPTIMUSは交換不要を売りにしていますが、いろんな種類の燃料を交換しながら使うという使い方をする人でなければ、一度付けたらそう滅多に交換する必要は無いので、私は燃料に合わせて交換する交換式の方が良いと思ってます。


使う燃料が決まっているなら、その燃料に最適化されたノズルを使う方が良い。

非常時には、ノズル変えずに何でも使えるのはメリットになりますので、何を重視するかで好みは分かれると思いますが。


ガスストーブを使っていると、そうそう交換する必要が無いので、目にする機会も少ないかもしれませんが、ノズルは、ガスストーブにも付いています。

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


この真ん中の部品の真ん中の小さな穴が詰まることがあり、ガスストーブでも、長く使っているとときどき詰まるので、その穴を細い針でツンツン突きます。


液燃ストーブだと頻繁に詰まります。

なので、エクスペディションモデルは、すぐに、ノズル掃除ができるようになっています。

その代償が、やたら煩い燃焼音です。

反射望遠鏡のミラーみたいなやつです。

ノズルの真上に反射板が付いていて、周囲の空気と混ざり合い、その混合気が燃えます。


ガソリンや灯油が使える液燃ストーブで、わざわざガス缶使うのは、実験か非常時だけなので、個人的にはガス缶に対応している物を選んで買うということはまずありません。


でも、ポンプが無くても使えると言うメリットはあります。

ポンプが壊れた時に、偶然OD缶だけ持っていてガスストーブを持っていない可能性と言うのは極めて低い気がしますが、CB缶アダプタを携行するなら、CB缶買って凌ぐなんてことができそうだという安心感があります。


まあ、私の場合は液燃ストーブ1個持って出かける機会は少なく、あっても一体型の123Rとかですので、ポンプが壊れることは無いのですが。


というわけで、個人的にはガス対応は不要な気がします。

ガス対応モデルと非対応モデルで、ガス対応モデルの方が安ければ、そっちを買いますが。

ある程度価格差があるか、何かしらのデメリットがあるのなら積極的には買いません。


ところが、困ったことに、使いたい液燃ストーブがガス対応していると、日本では売られないか、売られても、高価なゴミみたいな改造が入ってしまうので、結局海外で買うことになってしまったりします。


例えば、トランギアのストームクッカーのガスバーナーなんかも、純正品の国内正規取り扱いはありません。OPTUMUSもガス缶に取り付ける風防売ってるのに、ガスストーブ売ってません。


そのあたりに日本の特殊性があるわけですが、ガスバーナー付けて使ってると、アルコールはとても高く感じます。


ストームクッカーでアルコールバーナーを使うと、案外実用的に使えますが、ガスバーナーで使っていると、ぜんぜん燃料が無くならない。低火力でも十分使えるので、冬にガスでも結構使えます。


ストームクッカーは、元はアルコールバーナー用の調理器具ですが、今では、本国ではガスバーナーとセットでも売られています。

主要なモデルでは、ヤカン有無と、バーナーがアルコールかガスかで4種類ずつ出ています。

さらにLとSで8種類。


日本ではブラックバージョンとデュオーサルという特殊版を含めても10種類しか売られていませんがスウェーデン本国では70種類くらい売られています。そのうちの半分弱がガス版です。


既に本国でもガス化が進んでいます。


で、ガスとアルコールの両方を使って思うのは、アルコールは、ガスと比べるとだいぶ高い。


燃料代は、アルコールは安いと言っている人がけっこう居るのですが、わざわざ高い燃料と比較しない限りアルコールの方が高いことが多いと思います。


アルコールが安いのではなく、”ガスだったらもっと安いけど、アルコールでも十分安い”ではないかと思います。


何しろアルコールは熱量が低い。

250gのCB缶1本の方が500mlの燃料用アルコールよりも熱量が多いのです。

CB缶は100均でも買えます。

アルコールは、出先で安く買うのは難しそうです。

普通に500mlで買うと安くて400円くらいです(2020年頃)。


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ゆるキャン△10巻(2020年)には300円くらいと書いてありますが、「いつの話だよ!」という突っ込みが。

300円で買うこともできますが、その値段で買うのはけっこう難しい。


商品が置いてないか、異様に高いことが多い。

何かのついでに買おうと思うと、運良くマツキヨに置いてあっても350円くらいです。

ホームセンター行っても、価格設定おかしくないか?という感じのものが置かれていたり。


2008年頃、アルコールが値上がりして300円出さないと買えなくなったと騒いでいた気がします。


2008年は北京オリンピックの年で、北京オリンピックを境に金属製金が急激に値上がりしています。

燃料用アルコールも多少なりとも打撃を受けたようで、300円くらいに上がりました。

2010年頃は300円で買うのは難しいくらいでした。


それ以前は、250円くらいだったようです。


なお、アルコール燃料の価格以外は、違和感ないです。


『ひっくり返すと危ないから使ってほしくない』まで自然な流れで書かれていて、凄く良心的だなと思いました。


そして、びっくりするほど消えない(ガスストーブは強風で失火するけど、アルコールストーブは失火しない。そしてアルコールストーブ自体が風で飛ばされるくらいの風で消えることは無い)。



ところで、アルコールストーブ火力調整苦手じゃないですか。

沸騰した後、吹きこぼれた湯がアルコールストーブに入って火が消える現象って無いですか?

”やっと沸騰したー”と思ったら、吹きこぼれた湯がアルコールストーブに入って鎮火。


私はあれが凄く萎えるのですが、あまりそれを言う人が居ないので、アルコールストーブに直接乗せるバッテン五徳は使ってない人が多いのですかね?


--------


アルコール安い説は個人的には燃料代の話では無いのかもしれないとも思ってます。


熱量で比較して、アルコールはCB缶より5倍くらい価格が高いです。


ガスとアルコール以外の燃料も見てみると、手軽に入手できる範囲では、灯油が圧倒的に安い。

1L100円もしません。

次がディーゼル、レギュラーガソリン。

少々高くなったと騒いだところで、レギュラーガソリンは1Lあたり200円にもなりません。


ただし、0.5L単位で買ったりするのは、少々面倒かもしれません。

(なので、バイクの場合は、バイクの燃料と同時に買えるレギュラーガソリンが都合が良い)


石油系の液体燃料を除くと、次はカセット式のガス、CB缶になると思います。

100均で買って110円。数本セットで良ければ、もっと安く買うこともできるでしょう。


熱量あたりの価格で言うと、アルコールのボトル買いでは、CB缶には全く及ばないように思います。


燃料の安さを比べると


← 安い                      高い →

灯油 - 軽油 - 赤ガス - CB缶 - 白ガス - OD缶、アルコール


赤ガス=レギュラーガソリン

白ガス=ホワイトガソリン


の並びになるので、アルコールは安いというよりは、凄く高いという印象です。

(アルコールとOD缶は、容量によって価格変動が大きいですが)


ただし液燃ストーブは、点火消化で無駄に燃料を消費するので、頻繁に点火消化を繰り返す用途には向きません。


--------


ガスは重さ、アルコールは容積で記載されています。

これも、わかりにくい。

特に数字に弱い人は騙されやすいかもしれません。


gもmlも元は水を基準にした単位なので、水の場合は1gと1mlが一致します。

偶然一致するわけではなく、元々、水が基準だったからです。


液化ブタンもアルコールも両方とも水より軽いので、重さによる表記より内容量は大きめになります(数字だけ見ると大きくなる)。

ガスは重量表示ですが、アルコールは容量表示です。

250gのブタンは430mlくらいです。

逆に容量表記のアルコールは重量表記にすると数字は小さくなります。

燃料用アルコールの比重を0.785とすると(メタノールとエタノールで若干異なる)、

500ml=392.5g


単位をmlに揃えると、430mlのガスと500mlのアルコールとなります。

単位を重さにそろえると、250gのガスと400gのアルコールとなります。


そして、何よりグラム当たりの熱量は2倍も違います。


ブタン 11.8kcal/g

メタノール 5.6kcal/g

エタノール 7.1kcal/g

仮にメタノール75%、エタノール25%で500mlの燃料だと、250gのブタンより熱量が小さいのです。

大雑把に言って似たようなレベル。


250gと500mlだと2倍に近い差がありそうに見えますが、実は250gのガスの方が500mlのアルコールより熱量が多い。


なのでCB缶が110円、アルコールが500mlで400円とかだと、1円当たりの熱量に5倍くらい差が出る。個人的には、全く勝負になっていないレベルに感じます。

それにしても、ずいぶん高くなりました。

2008年頃に、300円で高いと騒いでいたのですが、今は400円です。


さらに、アルコールは、全量が燃えるわけでは無い(気化して燃えずに飛散する)。

なので、かなり不利に思えますが、とはいえ、安いと言っている人が存在しているのですから、条件によっては安くなるのだと思います。


何mlで何分燃えるから燃費が良いという計算は問題外ですが、恐らく、条件によっては、沸かせる湯の量がアルコールの方が大きくなる条件があるのではないかと思います。


燃焼時間の比較は、ガスストーブは火力調整が得意な時点で破綻します。

全開のガスストーブと低火力なアルコールストーブの燃費を時間で比較しても意味が無い。


ある程度限られた重さの中で工夫して使うと、風防まで持って行けるアルコールが有利になる場合はあると思います。

風防まで工夫したアルコールバーナーと、裸で使うガスストーブでは、どちらが燃費が良いかという比較をすると、”アルコールの方が安い”、そんな結果になるかもしれません。


単純に熱量当たりの価格で比べると、OD缶との比較であれば、250缶くらいまでは勝てるかもしれませんが、500缶だと、もう無理そうです。470gで600円強。


そんなレベルなので、CB缶とは勝負になりません。


私は、ストームクッカーでガスとアルコールを使ったことがありますが、何をどうすればアルコールの方がガスより安くなる余地があるのかはさっぱりわかりませんでした。

同じストームクッカーを使って比較する限り、アルコールは燃料代での優位性は無いように感じました。


だからダメだという話では無く、アルコールは安いと言える状況はかなり極端に限定的だという指摘です。普通に考えたら、アルコール500mlよりCB缶の方が遥かに安く、熱量もCB缶1本の方が大きい。


アルコールは、特に出先で買うとけっこう高くつくように感じます。

まとめ買いで、家にストックしておけば、大幅に安くなりますが、そこまでやってもCB缶を100均で買うのと比較して安いかと言うと、そうでも無い感じです。1円あたりの熱量で2倍も差が無くなるという程度で、安くはならない感じです。

ホワイトガソリンとアルコールのまとめ買いの価格が 熱量的に、だいたい近いレベルになります。

私にとっては、ホワイトガソリンはやや高価な燃料です。


ホワイトガソリンは安いと言っている人も居るので、もしかしたら、安いと感じる条件が存在するのかもしれません。


CB缶と比較すると高い。


そして、CB缶のコスパが高いと言っても、灯油や自動車用燃料にはかないません。


災害時なんかは、灯油を使用可能な液燃ストーブを持っていると便利かもしれません。

18Lあれば、CB缶50本相当くらい使えそうです。

※ただし、屋内での使用は激しくお勧めしません。


そんなに大量消費するわけでは無いので、私はCB缶くらいのコストでも気になりませんが、アルコールはボトルで買ってる間は、それよりだいぶ高く(5倍以上)感じます。


アルコールを50mlしか持ち歩かないくらいの人は、500mlのボトル1本の価格なんてたいした問題にならないと思うので、”少量しか使わないからコストが気にならない”という話なら納得なのですが、個人的には、ずいぶん高コストなんだなと感じました。


環境、特に風の有無で、全く変わってしまうのですが。

ストームクッカー使えば、特に問題ありませんが、使わないと燃料の必要量の計算も難しい感じです。


無風の場合、青い固形燃料のまとめ買いが、手軽で安いです。

ところが、風があると、何個投入しても湯が沸かず、アルコールバーナーの方がマシな結果になることも多いです。

固形燃料は炎に勢いが無いので、ほとんど気にならないくらいの風でも影響が出ます。


CB缶のコスパは異様に高く、ストームクッカーやEtaPowerで使うと、燃料代はほとんど気にならないレベルになります。

EtaPowerの場合、排気が高温にならないレベルです。無駄に捨てられる熱が少ない。

排気が熱くないというのは、前室での調理で便利です。


私が液燃ストーブが好きな理由は、燃料代が経済性で優れているからではなく、気温が低い時でも、燃料が減っても火力が下がらないことと、どこでも燃料買えるからです。

残量気にせず使えるのが良い。

(ガスは、中途半端に残った缶が溜まっていくので邪魔)


寒い時の挙動と、残り缶が邪魔くさいからガスがあまり好きでは無いという点では、アルコールが好きな人も似たような感覚を持つ人も多いかもしれません。


ただし、レギュラーガソリン使うような人は、残量を気にせず使えることを魅力に感じている人が多く、1Lボトルを標準で使っている人が多いので、そのあたりは、分かり合えないような気はします。

(燃料入れるのが面倒だから、頻繁に入れずに済むようにしている)

私は1.5Lボトルも多用してます。1L以上入れられます。

(液燃ストーブは、空気が入る隙間が必要で、燃料満タンだと使えません。そのため、ボトル容量よりも少ない容量でしか使えません)

OD缶も500缶使うことが多いです。


燃料ボトルの値上がりも、かなり凄まじいものを感じます。

昔より数が売れなくなったこともあるのだと思いますが、昔は1Lのボトルが1000円という感じの価格でした。

(でも1000円のやつは、すぐ凹む強度の低いやつで、まともなやつは1500円くらいだったかもしれません)


2023年時点では4000円くらいです。


2010年頃か、キャップがチャイルドセーフになったときにいきなり1.5倍くらいに上がりました。

それ以前は$8とか、そんな値段だったものがMSRの0.6Lが$12くらいに上がりました。


私が買ったボトルで一番安かったのは、なんと1Lボトルで170円というのがありました。

送料別だったので10本で2500円とかそんな感じの価格になりましたが。

2本くらいしか使ってないので、8本どこかに転がってるはずです。


よく売られている中華ボトルは実はSIGGボトル互換ではなく、SIGGボトル用のポンプは合わないのですが、私が昔買った安いやつは、SIGGボトルと完全互換(LAKEN OEM?)で、まともに使えるやつでした。


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多種の燃料に対応していたとしても、ほとんどの場合、あるストーブで使う燃料は、毎回同じで、別の燃料を使うのには、別のストーブを使うことが多いのではないかと思います。


私は主に自動車用のレギュラーガソリンを使用しています。

自動車用の燃料は、ガソリンと名が付いていても実際は添加物がモリモリ入っていて、あんまりガソリンではありません。元のガソリンを今ではホワイトガソリンと呼びます。

ホワイトガソリンの方がガソリンで、ガソリンスタンドで売ってるレギュラーとかハイオクとかは、ガソリンエンジン用にいろいろ添加された液体です。


あんまりガソリンじゃないので、ストーブでの使用には適していません。

それでも、ホワイトガソリンはアホみたいに高価だし、入手性の点からもレギュラーガソリンを使いたい。


ホワイトガソリンに対して、レギュラーガソリンを赤ガスと呼びます。

ガソリン税の都合赤い色が付けられているためです。


ボトルの中を覗いた様子。紅茶っぽい色してますね。

ホワイトガソリンは透明で濁りも無く、見た目では何の液体かわかりません。

もちろん、臭いでわかりますが。

全ての人が灯油とホワイトガソリンの臭いを嗅ぎ分けられるということは無いと思いますが、石油系の臭いというのはわかりやすいと思います。

赤ガスは、ガソリン臭+くすんだ感じの嫌な臭いがします。


挿絵(By みてみん)


ホワイトガソリン専用だと、燃料の入手性に劣りそうですが、カイロやライター用のベンジンが使えるので、価格が高くて良ければ、手には入ります。

燃料用以外のベンジンだと、混ざり物が入っていることが多いと思うので、避けた方が良いと思います。


ライター用の燃料は100均でも売ってます。


コレ、ダイソーのやつです。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


原材料は石油精製ナフサです。

ナフサは、ガソリンの原料みたいなものでしょうか。

ポリエチレンとかの原材料もナフサです。中身も容器も材料同じなんですね。

原油を分留すると、ナフサ(ガソリン)の他にも、ガス、灯油、軽油、重油、アスファルトも自動的に発生します。日本の場合、原油だけでなく、ナフサも輸入するほどナフサが足りていないようです。

灯油は余って輸出してると言う話もあった気がしますが、コロナ以降は情勢が大きく変化しているかもしれません。


個人的には、123Rあたりのポンプ無し白ガス専用機で使っても問題無い燃料という認識です。

それが事実かどうかはわかりませんが、私は赤ガスよりは、こっちを使います。


123R用なら100ml、110円でも、それほど痛くない。

元々割高な白ガス使ってるので、案外大差でもなかったり。


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一方で、ポンプ式のストーブで、ガソリン灯油が行けるやつは、少々の燃料の性質の差は問題になりません。

石油系の燃料で、分留温度が低め(低温で揮発する)の液体燃料なら、だいたい使えます。


ポンプ無し一体型のホワイトガソリン専用ストーブは、燃料の挙動に敏感なので、現地調達で日頃使わない燃料を使うのは、あまりお勧めしません。

燃料タンクが過熱されるため、燃料の揮発性の影響を強く受けます。

ライターやカイロ用など、少量で高価な燃料は、どちらかというと調子よく燃えそうな気がしますが、調子出すぎると暴走することがありますからね。


様子がおかしくなったらタンク部分に水かけて冷やしてください。


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液燃ストーブは、ガスストーブと違って、けっこう壊れます。二度と使えなくなるわけではなく、

ノズルが詰まったり、燃料漏れたりと、そんなレベルの故障ですが、自分でメンテする必要があります。

ノズルが詰まる理由の多くが煤が付くというものなので、触ると手が汚れます。


ガスストーブは、構造が簡単なので、”屋外で調理に使える”というレベルであれば、途上国レベルの技術力でも、比較的簡単に作れてしまいます。

ただし、そんなレベルの物は、日本国内では販売できません。


先進国で売ることができるレベルの物でも、日本では規制クリアできずに劣化させずに売ることはできないものもあります。

海外で一般的なものが、日本で発売されると、まるで使えないゴミのようなものに改造されていたり。

国内品の、あまりのゴミっぷりに疑問を感じてオリジナル品を購入すると普通に使えて驚いたりします。

わざわざゴミ改造を施して売っているのです。

なんか間違っているのではないかと思うのですが。


ほかにもガス缶倒立が最大の売りの製品を、日本向けに正立させて売ってみたり。

風防効果が高いことが売りのストーブの風防を切り取って売ったり。


先進国で売られている屋外専用の機器の風防削る意味がどこに有るのか?

屋外用ガス機器の基準は、国際的なものに合わせた方が良いように思います。



液燃ストーブは、作るのが難しく、特に火力調整幅が大きな2バルブの液燃ストーブを作れる国はほとんどありません。日本でも、実用化できるか微妙なところです。

SOD-370も発売できませんでしたし。

(2バルブ品は、バルブの片方がストーブ本体近くにあるので、劣化しやすい。

1バルブ品はボトル側にバルブがあるので、熱の問題がほぼ無い)


ただし同時に2バルブ品は故障しやすく、1バルブ品の方が信頼性が高いため、先進国産の1バルブ品も多く出回っています。


日本で、ボトル分離型の液燃ストーブを作っている会社は、ほとんど無く、1バルブ品しか無いのではないかと思います。


ただし、日本製の2バルブ品が市場に流れたことはあります。

挿絵(By みてみん)


このお方ですね。

挿絵(By みてみん)

ハロウィンコスプレみたいな見た目ですが、日本製です。

せっかく持っているネタストーブですので、こういうときに活用しないと勿体ない。



ある程度ブランド化しないと、長期安定したパーツ提供もできないので、そう言った面でも、作ることができる国は少なそうです。


メンテナンスが必要ということは、メンテナンス部品が必要になります。

いつ撤退するかわからないようなメーカーのものでは心配です。

日本国内において、メンテナンス部品的に一番安心できるのはMSR製品です。

メンテキットが手軽にてに入ります。


2021年10月現在は、米国価格$19.99で、日本で2200円と、妙な良心的価格です。

($19.99は税抜きで2200円位ですから、むしろ本国より安くないですか?)

挿絵(By みてみん)


箱の中はこんな感じです。

挿絵(By みてみん)

開けたら、グリスが漏れてました。箱のサイズと中身の形状が合ってないように思えます。



でも、ウィスパーライトも、ドラゴンフライも私の好みから大きく外れているのです。


単に好みの問題なので、製品として悪いと言う話では無いです。


挿絵(By みてみん)

MSRのドラゴンフライさんです。

ガソリンでプレヒートしたら、すす被害で大変なことになりました。

(プレヒートが必要な液燃ストーブには)PRIMUSから入ったので、まさかガソリンでプレヒートしただけで、こんな大惨事になるとは思いませんでした。一発で汚物に変化してしまいました。


だいぶきれいに掃除して、こんな感じです。

見た目が汚くても何の問題もありませんが、通常の使用時に手やその他のものに煤が付くのは個人的にNGです。


ドラゴンフライは、分離型2バルブ品としてはかなり古いものでありますが、実はMSRの2バルブ品としては2代目になります。先代がファイヤーフライという名前で、おそらく、同じシリーズ名としてフライの名を受け継いだのだと思うのですが、ファイヤーフライは酷く不格好で重心が極めて高いモデルでした。


その欠点を克服したモデルがドラゴンフライで、現在でも売られる傑作機になっています。


このストーブは長く売られる間(主に為替の影響を受けて)価格の変動が激しく、2021年は23100円(税込み)です。

この価格は”意外と安い”という印象です。税抜きでこのくらいだった時代もあったような気がします。

安い時は15000円とか、そんな価格だったような気がします。

私がわかる(資料がある)範囲で安かったのは、2002年で、当時は16600円だったようです。


これ、珍しく、本当の米国製です。米国では、だいぶ安く売られています。

送料は別途かかりますが、ドラゴンフライ1個買うだけでも、送料入れても国内で買うより安かったです。


挿絵(By みてみん)

これは当時の定価でしょうか?

私がはじめに買った時は実売価格は$100以下だったと思います。

※$95.95でした。当時の為替相場($1.00=¥90)だと8800円くらいだったようです。


なので、”こんなに安く買えるなら、欲しいものがある程度溜まったら、その都度、海外通販で買おう!”と思ったのですが、それはもちろんフラグです。

しばらくしたら、注文しても日本には送れないという理由でキャンセルされるようになってしまいました。



”買えなくなると知っていれば、あのとき買っておいたのに!!”という後悔の念があります。

日本で売ってないものも、たくさんあります。


アウトドア用品の多くは20年くらい経っても、何の不便も感じずに使うことができる、むしろ今売ってないから困るということが多いのです。


使い勝手が悪いからすぐに販売終了になるものが多いのと共に、悪くないものでも短期間で販売終了になってしまったりします。

そして、販売終了になってから探すと、アホみたいに高値が付きます。


アウトドア用品は、”買えるうちに買っておけ”が正義であると思い知らされました。


しかも、どうせまた買えるからと思って手放してしまったものもけっこうあります。

安易に手放しちゃいかんのですね……


まあ、そんな学習をした結果、ドラゴンフライさんも持ち続けています。

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たまにはドラゴンフライも点火してみるか……と思ったら、なんと燃料漏れ。

ポンプ側のバルブから噴霧。まあ、良くあるパターンです。

ほとんど使っていないので、劣化しないと思ったのですが、そんなことは無かったようで……


挿絵(By みてみん)


ポンプ分解しましたが原因不明です。


まあ、それはそうと、『液燃ストーブで燃料漏れは、比較的よくあること』なので、はじめから『燃料漏れくらいあってもおかしくない』と思って使った方が良いと思います。


いえ、なんか、燃料漏れで致命的不具合のように大騒ぎする人がいるようなので書いておきます。

確かに危険ですが、新品でまともに使える品でも、しばらく経てば漏れるようになります。


そういうものなので、自分で直します。


自分で分解修理するのが当たり前なので、取説に分解図が載っています。

わざわざ分解図が載ってる時点でわかると思いますが、分解する必要があるから載ってます。


『定期的に部品を交換して未然に防ぐ』のではなく、だいたい『漏れてから修理』します。

なので、漏れて大騒ぎする人は、はじめから使わないことを推奨します。


燃料漏れた程度で大騒ぎする人が多いので、液燃ストーブは日本ではあまり積極的に売られないのだと思うのですが。

※液燃ストーブはだいたい回収騒ぎになります


構造は単純なので、仕組みが理解できる人なら修理できます。


燃料バルブからの燃料漏れなので、この部品のはずなのですが、傷があったりはしなさそうです。

挿絵(By みてみん)



そこで、WhisperLiteのポンプと比べてみます。

色の違いはありますが、形状に差が……

元々普通のOリングだったものが、平面に変形してないですかね? コレ

挿絵(By みてみん)


赤い方がWhisperLiteのやつですが、色はともかく普通のOリングです。

挿絵(By みてみん)


メンテナンスキットのOリングを見ると、どれだかよくわかりませんが、

コレなのでしょうか?


↓左が燃料漏れリング、右が新品状態?

挿絵(By みてみん)

形に差がありすぎて、本当にこれで正しいのかがわからない。

取り付け可能で、これで正しいような気がします。


試運転は、また後日。これだけで、お漏らし治ると良いですが。

とりあえず、持ってて良かったリペアキット。

だいたい一度も使わないお守りになることが多いのですよね。


持って無い時は必要になると言う、持ってると壊れないフラグになるのですが、珍しく使う機会が訪れました。


そして、動作確認……

漏れは無い感じです。で、ちゃんと動作するのでしょうか?


おお! クララが立った!(DFポンプお漏らし回復しました)

挿絵(By みてみん)


これで安心して、執筆作業に戻ることが可能になる条件が1つクリアされました。


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いえ、これも、私が直接通販で米国で購入したものでは無く、国内で並行輸入品を買ったものだと思います。


せっかく安く買ったのに、わざわざ安く手放して、それより高く買ったもののような気がします。

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国内で高く買ったと書いている並行輸入品の価格が判明しました。

12800円でした。普通に日本のAMAZONで買ってました。

安いですね。たぶん、安いと思ったから買ったのだと思いますが、それにしても、1台だけ買うなら、国内のAMAZONで買った方が安かったのだと思います。

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主な欠点は、(火力に対して極めて)巨大であることなので、重さ大きさが問題無い用途ができれば、お気に入りの一台になるのかもしれません。


トロ火が使える液燃ストーブとして有名ですが、個人的には”液燃の癖に風除けしないと、なかなか湯が沸かない低火力ストーブ”という印象が強いです。


鍋に熱を与えるという意味での火力では、私が知っているタンク分離型の液燃ストーブの中で一番火力が低く感じます。

※Gravity を小鍋に最大火力で使ったときよりは、鍋を加熱する能力が高いかもしれません。


スペック上の火力は2200kcalと低めではありますが、極端に低いわけではありません。

火力は少々低い程度ですが、なべ底を温める能力が低いのです。


実際、湯沸かし時間の実験でも、2800kcal弱のウィスパーライトと比較して、かなりの大差が出ることが有ります。

過酷な場所ではなく、身近なところで試しにやってみる程度でも、そのくらいの差が出ることがあります。

ウィスパーライトさんの2倍くらいパワーありそうなP-VF EXさんも実際には大差無かったりします。


なので、液燃ストーブは基本、迫力が凄くて、厳しい条件であるときほど頼もしいけど、見た目と音の割には、あんまりパワー無かったりします。


その中でも、ドラゴンフライさんは特別なかなか湯が沸かない。

基本、炎があまり鍋底に届かない感のあるストーブです。

風防の高さも低く、ゴトクが非常に高いので、基本的に常時弱火に近い効果が有ります。


これが好きな人もたくさん居るので、本当に単なる好みの問題です。


ドラゴンフライさんの全力は、P-VF EXさんの弱火の1/3くらいの勢いです。

そう感じるだけで、風が無ければ、そこまでの大差はありません。


実際のスペック上の火力は、減った燃料から計算した数字であって、鍋をどれだけ熱したかを計測するわけではありません。

なので、火力の数字は鍋を温める能力とは、必ずしも比例するわけではありませんが、通常はある程度比例の関係にあることに加え、タンク分離型の液燃ストーブはポンプ必須になりますが、環境の影響を受けにくく、冬でも火力自体は変化しません。

そのため、スペック上の火力と、実際に体感できる火力は、ある程度比例することが多いのですが、稀に例外も存在します。


ガスの場合は気温が下がったりガスの残量が減ってくると燃料の出る量自体が減ってきますので、火力が下がると言う言い方で良いように思います。


多くの液燃ストーブは、チタン鍋が飛ばされる程度の風があっても風除けとか気にしなくても湯が沸きます。

ガスストーブをメインで使うまで、風なんか気にしたことが無かったです。

コールマン533や508Aを使って居た頃、風防の必要性を感じたことが無かった。

アレは、決して大火力なストーブでは無いのですが。


チタン鍋が飛ばされるくらいになると、いろんなものが風で飛ばされて行くので、もう、その場所で食事の準備をするのを諦めて、場所を変えるかテント内に避難することになります。


なので、液燃ストーブ使っている間、風防が必要になることは無かったのです。

そんな環境でも風防が不要なのが液燃ストーブだと思ってました。

もっと極限環境でも風防使って調理ができる。そんなものだと思ってました。


でも、ドラゴンフライには、気になるほどの風が無くても風防が必要な感じです。


まあ、風防自体は、ストーブ買うとセットで付いてくるのですが。

液燃ストーブで風防使う必要を感じることは無かったので、持って行かなかったのです。


ただし、風があったという印象も無いくらいの風だったので、風防使っても、音ばっかでゼンゼン湯が沸かない!!となる可能性も高そうですが。


※液燃ストーブは風防がセットで付いてきます。

 元々厳しい環境で使う前提のセットになっています。

 極地用という感じでもない、SOD-371 MUKAにも付いてきます。

 そして、液燃ストーブのガス型にも、だいたいセットで付いてきます

 例:MSR Simmerlite(液燃) Windpro(ガス専用)

   PRIMUS Gravity VF(液燃) Gravity EF(ガス専用)


風防は、MSRの純正品で2021年時点では、単品2200円とやたら高価です。

この風防は、安いストーブにも付属してくることがあります。

3500円くらいのストーブについてきてお得感がありました。


私は液燃持って行く時は、大火力の液燃と、低火力のガスという感じで組み合わせて使うのですが、ドラゴンフライさんの場合、火力調整は得意だけど、そもそも火力が低くて(ゴトクが高いので風に流される)、あんまり頼もしくないのです。

1300kcalの低火力を誇るOPTIMUS 123Rの方がマシなレベルです。


ドラゴンフライさんが大きすぎて活躍する場面が少ないと言う割には、NOVAさんも、見た目の割に猛烈に巨大な箱にしか入りません。

並の0.9L縦鍋に入ってくれる大きさだったら、今より遥かに使い勝手が良くなるのですが。


挿絵(By みてみん)


一見とてもコンパクトに見えるのですが、Y方向に本体、X方向にバルブシャフト、Z方向に燃料パイプが張り出して、本体サイズからは想像できないほど莫大なスペースを消費します。

でも、それでもドラゴンフライよりは小さいです。

そして、小さいと言われるウィスパーライトはNOVAよりでかいのです。

とはいえ、ウィスパーライトは、固い箱で保護しなくても壊れないと思いますが。

(たまに、燃料パイプが破損して、大事故になる例があるようです、できれば保護した方が良いと思います)

ドラゴンフライは、脆いので保護したい。

ドラゴンフライは今のところ極端に巨大な中華系1.4L+やたら容量の大きな蓋という中華系1.4L鍋に入るのを確認しています。

ドラゴンフライ持ち出して1.4L鍋と蓋だけと言うのもアレなので、BLACKICEさんをスタックします。


Vapor-AFはNOVAより小さくて、中華系の蓋が巨大な0.9Lの鍋に入るくらいです。

保護しなくても壊れにくそうですが。


NOVAさんも、保護した方が良さそうな形ですが、中華系の蓋が巨大な0.9Lの鍋の中でも特に極端に蓋の高さが高い物にはギリギリ入ることがあります。

入る鍋を探さないと入らないので不便です。


ウィスパーライトは、0.9L鍋には入りませんが、純正品のMSR BLACKLITEの内鍋に入ります。

そして、BLACKLITE内鍋にNOVAは入りません。NOVAはX,Y,Z3軸方向全てに出っ張ってますが、ウィスパーライトは、Z方向の張り出しは無くバーナーの直径分の深さがあれば足ります。


ドラゴンフライさんもBLACKLITEに入るのですが、入るのは2L鍋なのです。

私のBLACKLITEは、1.5Lと2Lのセットなので2Lに入っても、あまり使い道が無い。

なので、ドラゴンフライさんが入る1.4L鍋が見つかって良かったです。


NOVAとドラゴンフライですが、現在の国内価格で見ると、2台で5万円に近いような価格の品ですが、実際の購入価格はかなり安いので、私にとっては、SOD-371 MUKAの方がだいぶ高い買い物でした。

ボトルも専用なので、それも有って特に高い印象があります。

(いずれも、新品価格)


MUKAさんは、”プレヒート要らずで、赤ガスも使える新しいストーブ”みたいな宣伝文句で出てきたのですが、私がはじめて買ったストーブが、プレヒート要らずで赤ガスも使えるストーブでした。


それから20年経って、プレヒート要らずで赤ガスが使えるストーブ新発売とか言われても、『いつの時代の話だよ!!』という感想です。


むしろ、その時代、最もメジャーな液燃ストーブが、プレヒート要らずのストーブだったと思うのです。

さらには、火力操作もコールマンのスポーツスターと一緒です。


そして、必要なのは最大火力ではなく、強風に負けない力です。

なので、メリットは重さと、パッキングサイズです。これに関してはお見事だと思います。


ただし、風防付き2バルブモデルのOmniliteと15g差くらいしか無いので、風防持つと余裕で重量差が逆転してしまいます。

お遊び用に持って行くのにも、MUKAさんだけボトルに互換性が無い。


一方で、液燃機器の場合、ポンプの出来の良し悪しと言うのが、かなり使い勝手、信頼性に影響します。

ポンプに関しては、一番出来が良いのがSOTO SOD-370 MUKAのものです。

2番目がPRIMUSのポンプで、信頼性高くまともですがMUKAのと比較すると1ストローク当たりの空気注入量が少ない感じです。

3番目がOPTIMUSのポンプで、何回もポンピングしたのに圧があまり高くならなかったりと不安定です。

耐久性ではPRIMUSのより頑丈そうな感じです。

4番目がMSRので、これはできの良し悪し以前に、樹脂製なので消耗品です。

さらに小さいので、たくさんポンピングしなくちゃならない上に、ガンガンやってると壊れる。

ストローク量は60mm。ただし、レバー伸ばした状態でカクカクする程度で、そんなにふにゃふにゃではありません。


最後がVapor AFのポンプです。ストローク量65mm

レバー伸ばした状態でかなり激しくグラグラしますし、コネクタの付け根もグラグラで、触ると凄く不安になります。


実績のあるMSRのポンプでさえ、プラポンプは消耗品なのに、新規にポンプ作っちゃって平気かい?という疑問が。

結局、このポンプの問題点が解決できなかったためにSOD-370が発売中止になったのではないかと思うのです。

強度が足りず、タンク側コネクタに力がかかると燃料が漏れる。

同じ欠点をこのポンプも持ってそうな気がしています。

実際、かなりグラグラしています。


少しの力で、あちこちの隙間が変化して、凄い勢いでグラグラしてます。

幸いOmniさんのポンプが使えるので、これ使わずに済んでいるのですが。


OPTIMUS NOVAさんですが、日本の商品ページ見ると、自動車用のガソリンが使えるとは書いてないのですが、取説ではこう書かれています。


GASOLINE

It is often very easy to get hold of gasoline, even though the quality is variable. Chemically pure

gasoline is preferable. Ordinary automotive gasoline contains additives which will contaminate

your stove and are hazardous for your health. If you have to use automotive gasoline, use unleaded

gasoline wherever possible. Gasoline is highly flammable and preheating occurs quickly. However,

gasoline is also very volatile and burns explosively.


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ガソリン

ガソリンの品質はさまざまですが、多くの場合ガソリンを入手するのはとても簡単です。

純粋なガソリンの方が好ましいです。

通常の自動車用ガソリンには、汚染の原因となる添加剤が含まれています。

ストーブに使用すると健康に危険があります。


自動車用ガソリンを使用する必要がある場合は、可能な限り無鉛ガソリンを使用してください。

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結論としては使えます。

純粋なガソリン(ホワイトガソリン)の方が好ましいというのは他のストーブでも一緒。

大気汚染や健康被害も他のマルチフューエルストーブでも同様ですから、NOVAだけが特別ということは無いと思います。


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MSR BLACKLITEですが、今ではアホみたいに高値で取引されてますが、元は高級品と言うよりは、定番品でした。同社のラインナップ的にも下のクラスでした。


ガソリンストーブ自体はガスストーブ以前から普及しており、ガス機器の方が新しく登場した物になります。初期は、今と比べると何倍も重く、寒いと使い物にならないものだったのですが、厳冬期用のガスを使えば、ほとんどの場面で、さほど問題無く使えてしまいそうです。


そして、ガスが普及し始めた同時期に、プレヒート無しで使えるコールマンのガソリンストーブが普及します。昔から米軍で使われていたものだったようです。


ガスが冬でもそこそこ使えるようになった頃になって、MSRからタンク分離型の液燃ストーブが発売されました。

90年頃だとランニングコストが安いという貧乏人発想で使われることが多かったと思います。

なので、凄い高級品というわけでもありませんでした。

ガスストーブとの価格差も2倍程度で、そんなに極端に高くは無かったです。


ストーブ売ってる会社は、だいたい鍋も売ってます。

ストーブと鍋はセットで使いますからね。だいたい自社のストーブと相性の良いものを売ります。

鍋とストーブ両方を買って欲しいからです。

買い替えにも対応できます。


鍋を持っているから、それに合うストーブに買い替える。

ストーブを持っているから、それに合う鍋に買い替える。


十分大きなゴトクと重量のあるガソリンストーブでは、直径の大きな鍋が使いやすいという傾向があります。

そして、重さが関係無いような用途であれば、丈夫なステンレスを選ぶので、アルミ鍋はあまり使わない。

アルミ鍋が比較的軽いと言っても、歩きで使うには、BLACKLITEはちょっと大きすぎる。


なので、バイクで使う人が比率的に高かったのではないかと思います。

液燃ストーブのメリットが生かせて、デメリットがあまり気にならないのはバイクで使う場合なので、それなり多かったと思います。


バイクでキャンプする人というのは今となってはかなり少ないでしょうが、昔はかなり多かったです。


今では全く見かけませんが、昔は、キャンプ道具満載したオフロードバイクが大量に走ってました。


BLACKLITEは、アルミ鍋としてはやや高価でしたが、バイクキャンプやる人が、そこそこ高確率で持っているようなものでした。


今高価で取引されているのは、一度手放した人が、昔を懐かしんで再購入するからでしょうか?

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NOVAが入る蓋が巨大な鍋ですが、私が試したのはコレです。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


蓋が少々浮いてますが、NOVAの袋が固いからという理由なので、外れないようにゴムひもでテンションかけておけば、しっかり閉まります。


2021/9時点で密林屋さんで2250円で売ってるやつです。

大が1.4L+蓋0.8L、小が1.0L+蓋0.65L。

小の方にNOVA、大の方にドラゴンフライが入ります。

内鍋に入るNOVAは、このセットで足りそうですが、外鍋にしか入らないドラゴンフライさんが、使いにくい。


そんなときは、この緑ハンドルさんを。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


これの小鍋の中に1.4L鍋が入るので、全部合体するとこんな感じです。


挿絵(By みてみん)


上手くスタックできる鍋を探すのは手間がかかるので、この2つの鍋買っておいて、少しずつ自分の好きなものに置き換えていくと良いと思います。

5000円もかけずに、一応容量的には揃うので、興味ある方は試してみてください。

このクッカーがいつまで販売継続されるかはわかりませんが。

買えなくなってから、後から探すとものすごい手間がかかります。

なので、NOVAやDRAGONFLYを買えるくらいの経済力のある人は、鍋に入れて持ち運びたいと思うなら、とりあえず買っておくと良いと思います。

(鍋に入れる気が無かったり、既に良いものに見当ついてるなら不要です)


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2021/10現在、そろそろ、中国製のアルミ製品価格が高騰する可能性が高そうな感じです。

こんな価格で買える時代はもうすぐ終わるかもしれません。

(しばらく上がって、そのうちまた下がることはあるかもしれません)

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もちろん、とりあえず入って、とりあえずスタックできるだけの鍋です。

丈夫なので、汁物で使う限りは、液燃ストーブの劫火で使ってもあまり問題無いと思いますが、最適と言うにはほど遠く、いろいろ不満が出ます。

嵌ると大変です。ヤドカリのように、自分に合う貝殻を探し続けるのです。


ぐはっ(エア吐血)


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この緑ハンドルにしても、中華モノは、多くの場合丈夫なものが多い。

たぶん、薄い鍋を作って凹みを作らず輸送する方が高くつくのではないかと思えます。


安い方が丈夫で安心という逆転状況になりやすい。

ただし、ノンスティック加工が無いので水が少ない場所で使いにくい。


私は、この緑ハンドルと、ほぼサイズコンパチでノンスティック加工付きのBLACKICEというのを使ってます。


挿絵(By みてみん)


遥か昔に絶版になっているだろうと思ったのに、今でも米国の密林で買えるみたいです。

米国は、だいたい日本の2倍くらいの物価ですから$42.32は、かなり安いですよね。

日本への送料は$13.12と書かれています。トータルで6000円くらいでしょうか。

(amazon.com で Texsport Black Ice The Scouter で検索すると出てきます)


でも、このくらいのクッカー、日本ではこんな価格で買えないと思うのです。

日本でこの仕様の鍋だと、10,000円くらいしそうです。

 ↓

同じに見えるものが、キャプテンスタッグから出てました。

2016年あたりから売られていたようです。

価格のばらつきが酷いのですが、Sセットが6000円弱で買えるようです。

アルミクッカーLセット UH-4203

アルミクッカーMセット UH-4204

アルミクッカーSセット UH-4205


ノンスティックのアルミ鍋が欲しい人にはお勧めです。

MSRのBLACKLITEよりも直径が小さく高さがありますが、ガソリンストーブでも、気にせず使えそうなくらい丈夫な感じです。

このくらいのでないと、ガソリンストーブで使う気にならない。


ただし、フライパンは、ガンガン強火で使っちゃダメなので、弱火が使えない環境なら、高目のゴトクを用意するなりして使ってください。


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私がこの鍋に出会ったのには、悲しい歴史があります。


以前は1kgもあるコールマン533ストーブを2個積んで走ってましたが、ガス缶買うくらいの経済力ができたので、寒いところでも使えそうなガスストーブとセットで鍋も新しいものにしました。


当時まだ液出しという言葉はありませんでしたが、ガスと液燃両用のストーブが存在するなら、ガス缶ひっくり返しても使えるストーブが存在するのではないかと考えたのです。

ストーブ側に気化させる機能が付いているのであれば、ガスが気化しない温度でも使えるのではないかと考えたのです。


寒いところで問題無く使えるなら、ガスで不便することもないだろうと思ったのです。

ヒートパイプ形状の問題で十分ではありませんが、一応液出しで使えました。

※結果としては、保険にはなるけれど不便でした。


私は元々、角型クッカーを使っていました。

当時角形はパッキングに便利なので人気がありました。

角型と丸型どっちが便利か……きのこたけのこ戦争みたいな感じで、派閥が分かれていました。

私は角型派で、コールマン533の箱と似たような形、大きさでパッキングに便利でした。


ガスに変えると、だいたいガス缶が入る円筒形の縦鍋を使います。

私も、それが妥当だろうと思って買ったのですが、実際使うと非常に不便でした。

持ち運びには便利ですが、私は縦鍋は全く性に合わない。


もうちょっと使いやすいものをと探しますが、ぜんぜん見当たらない。


時代が悪かった。


今はST-310のような重量級ストーブを平気で持ち歩くような非軽量(重量級)キャンパーが増えましたが、2000年代中頃、軽さが命みたいなトレンドがあって、チタンばかりで、アルミ鍋が少なくなってしまった時期があるのです。有っても縦鍋です。

当時まだ、今みたいに密林屋さんで中国製品が気軽に安く買える時代では無かったので、選択肢自体が少なかったです。


特に、高級鍋にアルミ鍋が無くなったせいで、ノンスティックのアルミ鍋がありません。

価格の問題もありますが、そもそもなかなか売ってない。


そこで仕方なく、アルミのノンスティック鍋を求めて海外通販で買いましたが、これが鍋の値段か?と思うほどビックリするほど安かったです。


最近買った、アルミの鍋の蓋1枚くらいの価格でした。

挿絵(By みてみん)


写真撮った緑ハンドルの、ノンスティック加工無しの安物鍋より遥かに安かったくらいです。


軽量偏重時代が終わった今でも相変わらず、ノンスティックのアルミ鍋はあまりありません。

結局海外で買わないと手に入りにくいかもしれません。


日本に無いので仕方なく見に行った海外サイトですが、そこで思い知ります。

日本のアウトドア用品は高すぎる。

物価約2倍の国で買った方がまだ安いという現実。

特に当時はまだ、そこまで極端な物価差はありませんでしたから、もっと強烈な差がありました。

物価に2倍近い差がある現在でも、こんなレベルですから、当時はもっと衝撃的な価格差でした。


例えば、2021/9現在PRIMUSのエッセンシャルストーブが米国で$24.95です。

日本だと5280円なので、物価考慮すると4倍くらい高い買い物なのかもしれません。


EU製品ですので、単純に為替レートで計算したら米国で$24.95だったら日本円では2800円(税込み3100円)くらいになるはずなのです。7割くらい価格が高い。

物価2倍の国で$25は、日本に例えるとガスストーブ1個 1300円相当とかのレベルです。

たぶん、米国の$25は、都市部では外食1回分くらいの金額だと思います。

日本だと5280円あったら何回外食できるでしょうか。そのくらい、物価に対するストーブ価格が違います。


米国人が液燃ストーブ買う金額が、日本人が日本でガスストーブ買うのと近いくらいの金額感なのではないかと思います。

日本でも、ウィスパーライトは、1997年には7800円(税抜き)でした。

そんな価格なら、今のガスストーブと大差無いですよね。


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