成長2
早いものでもう2歳になる。
他の子にくらべて言葉を発するのが早かったので今では普通に会話ができる。
ただ乳ばなれは遅かった。
別にやましい気持ちはなかったのだが〜〜その〜、なんだ。
一つ優秀なとこがあると欠点もなければ可愛げがないわけで………
そのぉ〜母さんが優しくしてくれるのでもうちょっと!もうちょっと!!としてる間に先月まで続いた。
今では立派に離れられて三日にいっ……げふんげふん。なんでもない。
さぁそんなことより今までの成長を見てみよう!!
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名前 サワダ ムツキ
魔力 F
魔力属性 雷 F
スキル 鍼灸術(固有) 陰陽五行(固有)
氣感知 LV MAX 氣操作 LV MAX 魔力感知 LV5 魔力操作 LV2
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なんということでしょう!!
魔力操作を覚えました。
実は半年ほど前に『魔力感知』が LV 3 になった時のこと。
触れることさえできれば人や物の魔力を感じることができるようになりまして、母さんが背中におんぶしながら上級回復薬に使う『聖水』を聖魔法で作っていた時に魔力の動かし方がわかったのだ!!
残念ながらどのような行程で魔法になっているのかはよくわからなかったが動かし方がわかってしまえばこっちのもんだ!!
母さんから栄養補給の後、ほんの数分でゆっくりではあるが動かせるようになった!!
動いたことに興奮して反射的にステータスカードを出してしまったのがいけなかった。
ステータスを母に見られてもう大喜び!!
何事かと薬室横の練金工房から父さんが駆けつけ二人揃って大はしゃぎ!
母さんなんて「これは私のおっぱいがこの子の能力を引き上げてるに違いない!!祝福の儀を急がなければよかったわっ」なんて言っていた。もうこれで至福の……っと危ない、乳ばなれが遅くなったと言っても過言じゃない。
もうそろそろ潮時かと思っていた。が、離れられなくなったのでこのせいだ!!このせいで乳ばなれが遅れた!!
未だに「もういいの??」なんて目でこっちを見ているような気がするんだからそうに決まっている。
ひとしきり騒いでた両親なんだけど、カードを見ながら「『氣感知』と『氣操作』がこんなにレベルが高いなんて!!だからこの歳でステータスカードを出すことができたのかしら?」なんていう。
よくよく話を聞いてるとその昔、氣の感知も操作できなかった時は儀式の後、一度もカードを出すことができなかったそうだ。最近でこそカードを出すための特訓をしたり、ステータス鑑定用の石版が『祝福の宝珠』同様ダンジョンから発見されて自由に見れるようになってきたそうだ。
あれ?『祝福の宝珠』ってダンジョンで見つかったの?ここで知る事実!!なんなん?あの宗教???
ステータス鑑定の石版は15歳以上になるとステータスカードも作ってくれるみたいなんだが、潜在能力は引き出されないらしい。ただ、状態異常の項目がステータスカードにあるんだという。
なんとも便利!!
閑話休題
今ちょっとしたピンチに陥っている。
なんやかんやはぐらかしていた固有のスキル『鍼灸術』の説明を見せろと言ってこられたのだ。
これを見られるとまずい。
何がまずいって半年前ステータスカードを見た両親は魔法が使えるようになってることをひじょーーーーに喜んでいたのだ。
その時まで知らなかったが、潜在的に『魔力感知』『魔力操作』の二つがなければ魔法が使えないという事実!!
後天的に覚えられるが、『魔力感知』は並大抵の努力では得られないのだとか。
まじか!!俺天才じゃね!!と思ったけど普通は潜在的にあるんだと思えば…なんとも言えないビミョーな感じだ。
両親も母乳の力だと思い込んでるので魔法を使えることにただただ喜んでいる感じだったのだが、会話が成り立つようになってから固有スキルのことがきになるらしい。
息子の将来の選択肢が多いに越したことがないが、固有スキルがあるんだしそれを生かしながら魔法を教えていきたいんだとか。
基礎しか覚えられないとかマジでやばい。
どうにか乗り切りたいのだが逃げられそうにないのだ。母さんの膝の上でがっちり抱きかかえられ、少しお腹が苦しい。その上、頭もふわっとした柔らかいヘッドギアで固定されてしまっている。
あぁもうだめだ。覚悟を決めて『鍼灸術』の説明を見せる。




