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特訓2

はい特訓二日目になりま〜す。


昨日はよく考えると大した成長がない。

だって『ライト』も『ショック』も初めから使えたんだもの。

両親は教わってすぐにできたことを天才だと喜んでいたがすぐに『鍼灸術』に思い至り‥‥‥

ねぇ?察してくれ。


まぁ今日は昼まで魔法は使えそうにないのでどうやって『エンチャント』を成功させるか考える。


『ライト』『ショック』は魔力そのものと言っていいからなのか皮膚から離れてもある程度自由に操れる。

だが体から離れた後では雷に変えれない。

魔力を雷に変えるには体に接触していないといけない。

おそらく属性を変える時、皮膚に接触しているかどうかで基礎か初級の線引きがある。

ただ物に込めた魔力は接触してると思うんだけどまだ変えることができない。


う〜ん、どうしたらうまくいくのやら。


あ!初級魔法もどきを思いついた。導火線みたいな感じに細い魔力を身体から引っ付けて変化させるなら大気中だろうが出来んじゃね??

分銅みたいに飛ばして‥‥‥発光する前にできるかな??ま、まぁ第一案だな。


あとはものに込める時に自分の身体だと思い込みながらやるとかいいんじゃね?

いや無理か?いや、ダメ元でやってみるか。

これは第二案だな。


えーっと後なんかあるか?

「むっくんご飯よ。」

え?もうそんな時間か!!

よしご飯食べたら特訓だ。



食後まずは考えていた第一案を試す。

魔力の塊を放出して、そこから糸みたいに細い魔力を作り手に繋げて飛ばす。

よし変化!ってただ光っとる。

うん無理。

なんかいい感じで後ちょっとな感じはするが無理。出来そうで出来ない気持ち悪い感覚。

ムキになりそうでなんか嫌だな。

あと一回やってダメなら後にしよう。

よし1分以内に素早くだ!やるぞ!出来る、俺なら出来る。

放出して細い糸、飛ばして変化!

「あばばばばばばばばば」

ぷしゅう

「でぎだ、でけだ、できたぞ。はぁはぁ‥‥‥」

できたけど魔力の糸伝ってこっちに流れて来やがった。くそぅ使えねぇな。


ま、まぁいい。これはお遊びみたいなものだ。

ちょっと休憩をとって第二案を試す。


えーっと魔力を込めるこの木の棒は体の一部、体の一部。

魔力を込めて、変化!!

………変わんねぇな。これやっぱり初級なんじゃね?

ハ○ター×○ンターみたいにできると思ったんだけどなぁ

ほら穴堀で自分の一部だと思うと!って修行してたし……

氣は同じようにすると込めたものの周りの感覚がなんとなくわかるんだけどなぁ。

魔力はそうもいかな〜〜〜くもないかもしれない。

氣と一緒に込めればできるかもしれないな!!ほら、氣で魔力覆ってここ体内ですよ〜って誤魔化す的な?

では早速、氣と魔力を込めて、変化!!


バチン!!バチバチッ!!「ひゃっ!!」

青白い光を放ちながら放電する棒の切れ端。


おっ、おぅっふ!!棒の中ほどで爆ぜて先端がばちばち言ってる!!

成功したけど一歩間違うと感電してたな。

ツーっと背筋を流れる汗。

今まで変化した電気が当たっても痛いだけだったし、物が壊れることがなかったけど……爆ぜたな。ちょっとちびりそうだったじゃねぇか。

木が爆ぜるって今まで感電してた電気よりも威力上がってるんじゃね??それこそ雷みたいじゃねぇか!?いや属性は雷であってるんだけど。あぶねぇよめっちゃあぶねぇよ!!

氣か?氣と一緒だと威力上がんの??

氣の作用か?氣の性質は変えてないからもともとの作用だよな。魔法に働く作用ってなんだろう?


温煦おんく作用は体を温め体温保持する作用だから関係なさそう。

防御作用は外からの体に悪いものの侵入を抑えるからこれもあんまり関係なさそう。

気化作用は体に必要な体液や精と言ったものに相互的に変化することができるが魔力には変わらなかったから違う。

固摂こせつ作用は体から体液がむやみに出ないようにしているけど、魔力を留めておくにも少し働いてるのかもしれない。今回魔力を込めるのに外に漏れ出る魔力が少なかったように思う。

推動すいどう作用は発育・成長や生理活動が円滑に進むようにしてるが、これも関係なさそうだ。


てことは個摂作用かな?魔力の漏出を抑えてるからその分威力が上がったんじゃないだろうか?

こうなると注意しないと手元で魔力が雷になったらちょっと痛いじゃすまなさそうだ。

体内で雷にした時は恐る恐るほんのちょっとの魔力を変えたから気絶で済んだが、体の外だとちょっとも魔力ではすぐに霧散してしまうから暴発は絶対に命取りになる!!


どうしよう。ちょ〜怖い。

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