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光〜いじめとの戦い〜  作者: 石切丸
2/5

新しい学校のクラス&捨てられた子犬

今回で二回目です!

まだまだ文章能力がありませんが…。

登校中のファミリーマートで私は小学校からの友達の彗佳と待ち合わせをしていた。


「おはよう。千春」

「おはよう。彗佳」

「今日は入学式か~緊張するね~(笑」

「そうだね~(笑)めっちゃ緊張する~!!」

「新しい友達できるといいね~。てか千春は彼氏とかつくらないの?」

「私?う~んそうだなぁ。今はまだやめとくよ。彗佳は?」

「私は気になる人がいたらすぐにでも話しかけたい!」


そんなことを話しているうちに二人は学校に着いた。

校門には桜が華やかに咲いていた。下駄箱の前の掲示板でお互いのクラスを確認する。そして二人揃って落ち込んだ。


「え~クラス別々じゃ~ん…」

「最悪~もっと一緒にいたかったのに~!!」

「私がA組で彗佳はD組。だいぶ離れてしまったね~」

「まっ、クラスが離れても毎日会えるからいっか♪」


A組の教室の前で彗佳と別れた後、私は教室に入って自分の席を確認してそこに座った。教室の丁度真ん中の席なので黒板もわりと見えやすい。周りを見ると同じ中学校だった人は何人かいるが、あとは知らない人ばかりだ。私は勇気をだして後ろの席の女子に声をかけてみた。


「おはよう!これから宜しくね♪」


その子は私を見てビックリしていたけど笑顔で「おはよう。こちらこそ宜しくね♪」と答えてくれた。

その後も私は自分の席の近くに座ってる人達に声をかけて話をしたりした。


話の内容としてはこんな感じ。

「ねえ、どこの中学校から来たの?」

「〇〇市の△△中学校だよ~!」

「私は□□市の××中学校から~!」

「お互い仲良くしようね~♪」


こんな最初の会話は誰だってすると思う。だけどこの時私はこのクラスの中にこれから私を苦しめさせる人達がいることに気づかなかった。


入学式が終わり私は再び彗佳と下駄箱で会って一緒に帰り始めた。

「なぁなぁ~。担任どんな先生になったー?」途中で彗佳に聞いてみた。

「え~、すっごいブスでさ~!!イケメンが良かったのにー(泣)」

「あ、私のクラスの担任めっちゃくちゃイケメンで優しそうだよ!」

「最悪~!!やっぱり一緒のクラスが良かったー(泣)」


それを言われてもなぁ~。と私が答えようとすると目の前にある公園の芝生の上に置いてある箱の中から子犬の頭が見えた。彗佳もどうやら気づいたらしく二人で子犬のところまで走っていく。


「可愛い~♪」

思わず二人で声をだしてしまうほどの可愛さだった。


「これプードルじゃ~ん!!」

「こんなにふわふわしてて可愛いのに捨てられちゃったのかなぁ…」

「このままだと可哀想だなぁ~。私の家は団地だからペットは禁止だし…。千春の家は飼えそうにないの?」

「私の家は飼ってもいいと思うけど…親に相談しないといけないな」


私はしばらく迷ったけど子犬が寂しそうにクンクン鳴くのを見て私は決心した。



ガチャッ…

「ただいまぁ~」

「お帰り~千春」


子犬がクンクン鳴いている。

リビングからお母さんがやってくる。

「入学式どうだった~?友だちもできた?…ん?何の鳴き声?…あらっ可愛い子犬ね~♪どうしたの?」

「公園に捨てられてたんだ…。この子犬を家で飼うことできないかなぁ?」

「お母さんは別に構わないけど、お父さんにも相談しないとね~」

ずっと寂しそうにクンクン鳴いてる子犬の頭をお母さんは笑顔で優しくなでた。


その日の夜、私はお父さんにお願いした。

普段あまり動物に触れないお父さんは珍しく嬉しそうに子犬を抱きあげた。

「今回は入学祝いだ。許してあげよう。そのかわりお前が家にいる時は全部自分で世話をすること。そして勉強をしっかりすることが条件だ」

「約束する。ありがとう」


私は嬉しくて涙がでそうになった。そこで姉の明日香と兄の圭人がそばに来て

「良かったね。千春!」

そう言いながらみんなで嬉しそうにキャンキャン鳴く子犬と一緒に遊び始めた。


私は子犬の名前をレナと名付けた。


そしてその日、私とレナはベットの上ですやすやと気持ちよさそうに眠ったのだ。

誤字脱字がありましたら遠慮なく教えて下さい!

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