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序章
もうすでにメチャメチャな小説になってますが、お付き合い下さい。
五年前。
この国は大きな内乱にみまわれた。
人々は争い合い殺し合い
支配していた王様は倒れ、新たな支配者により一族郎党すべて処刑された。
ただ、たった一人。幼い王の娘だけは生き延びたと言われるが、
真相は闇の中だ。
けれど、そんなこと俺にはどうだっていい。
世界が変わろうとなんだろうと
俺の生活は何も変わらないままだから。
なにひとつ。
ただ今日も明日も生きるだけだ。
この国の底辺で。この世界の底辺で。
俺は明日も変わらず生きていく。ただそれだけでいい。