壱 椿
謎の過去を持つ主人公が送るドタバタ遊郭ライフ!!
本編は不適切な表現を多く用いているので不快になった場合は早々に読むのをやめることを推奨します。
その方が苦しまなくて済みます。
不適切な内容は8割下ネタだと思います。
『またか、、たしか仕事でヤッたやつに刺されたっけ、、、』
こうして俺は赤ん坊から人生をスタートした。
何回目の転生だ、、、
6年後。
俺は6歳になった。
6年なんて早いもんだ。
まぁそんな6歳にもなったらだいたい置かれている状況なんて把握出来るもんでここは和国という国で時代は江〇時代ら辺だということはわかった。
しっかし何故だか分からないがこの転生は、国も時代も性別や世界観ですらバラバラで転生する。
あのキラキラ野郎(この人物の説明は後ほどしようと思っているので、それまではこの名称です。)のせいでこんなことに、、ぜってぇ許さねぇ、、、
それはさておき、まぁこれだけ数え切れねぇほど転生したらこんなのは慣れてしまう。
しかし、あのキラキラ野郎のせいで今まで悲惨な人生すぎて感情や感覚が狂ってるというか慣れてるから危ない。
だから、いつも肝心な時にやらかしちまうんだよな今までの人生の感じでいくと、、、
これだけは治んないんだよな。
しかしお陰様で、大抵の事は乗り越えられる。
そこは感謝するとこなのか、、、
それに今までと比べたら今世はまだマシだ。
しかし、母親が今までと同じくクズなのには変わりない。
今更気にはしないが、、、
それでも、赤ん坊の時は最低限の世話はしてくれた。が、今ではもう放置子状態だ。
食料なんて家にないようなもんだし、、
それでも、近所の優しいばあさんがご飯を食べさせてくれるのでばあさんには感謝してもしきれない。
そんな母親というと、家で水商売をしている。
水商売なんてその日その日によって稼ぎが変わるものだしこんな家でやる個人の水商売で子持ちだと格が下がるから1回の稼ぎも少ない。
だから稼ぎは安定しないしそれに比例して母親の精神も安定しない。
こんな所に来る客にまともなやつがいるはずもなく、だからか何回か俺も水商売をさせられたことがある。
5歳くらいだから意外と最近からだ。
初めては母親と客との3Pだ。
この歳でヤるのはさすがに体への負担がデカすぎる。
まだ色んなとこが痛い、、、
一応商売道具として見られてるのか暴力などは母親からも客からもないからマシだ。
まぁそんな感じで母親が仕事をしているから家に入れないし、こんな仕事柄俺の父親は知らない。
父親なんかどうでもいいし気にもならない。
知ったところでこの状況が良くなるなんて思えないしな。
それにしても、ガキの体ってのはすごいもんである程度食わなくても成長はしている。
あんなちっこかった手も大きくなった。
そんな感じでそしていつも通り、母親の仕事が終わるまでの時間に家のハズレの草むらにいると、家の方から母親がカタギではなさそうな男共を連れて向かってきた。
『出てこい!クソガキが!!』
そんな母親の怒鳴り声を聞いてからいつかに見かけた母親の客のいかつい男どもに囲まれ母親のにやけズラを見たのを最後に意識が途切れた。
最後まで商売道具として見られてたって訳だ。
何回経験しても胸糞悪い。
目を覚ますと知らない天井が目に入った。
体を起こして横を見ると見慣れた顔があった。
そして俺は思い出した。
俺はいくら前かはもう覚えていないがこの世界で生きていたことがある。
その人生は、和国に名を轟かせた花魁(もちろん女)だった。
男女構わずはべらせたものだ。
そして色々やらかした。
隣の国の皇帝も掘ったっけ、、、
その時働いていた妓楼のせがれだ(息子という意味)!こいつは。
たしかかなりの変わり者でオカマだった気が、、、
そして、客と裏でヤリまくってたヤバいやつだ。
どっかのお偉いさん取っかえ引っ変えヤリまくりで遊郭の品位が落ちるって追い出されそうにまでなってたくらいだ。
遊郭っていう水商売するための場所でヤリまくりで追い出される寸前までいくってどんだけのことやったんだ、、、
まぁ相手がお偉いさんだとトラブルが多いがそこまでかと当時は思ったもんだ。
名前は、、、美通彦だ。
通称みっちゃん。
何故かは覚えていないし、分からないがそりがあったのか仲は良かった。
おかげさまで遊郭では俺までヤバい奴だと腫れ物扱いされかけたから(花魁がそんなやつだと思われたら格が下がり価値が下がるため避けたかった)何とか客を使ってまでして情報操作して乗り切ったんだよな。
はぁどうしたものか、美通彦、、、みっちゃんは俺だと分からないだろうし、前世働いていたところでまた働くとなるとは、、
これもなにかの縁なのか。
ほんとに変な縁だけはあるんだよな。
みっちゃん『何辛気臭い顔してるのよぉ⤵︎ ︎
可愛い顔が台無しよっ♡』
俺『、、、』
オカマ感に磨きがかかっている。
みっちゃん『もう!
可愛いお顔が台無しじゃない
あっそうよ!
時間があまりないから簡単に話すわね。
ここがどんな所か。』
俺『はい、、』
みっちゃん『あなたは売られてここに来たわ。
ここは妓楼といって男と女が体を売るところよ。
あまり分からないだろうけど。
そしてここ一体を椿原遊郭というのよ。
名前の由来は、ある花魁の源氏名からとってるのよ。
昔知らないものは和国にいないほどの花魁だった彼女の生まれた地だからここは、、、
そして心苦しいことなのだけど、貴方はもうこの椿原遊郭からは出られない。
出られるとしたら年季明けか身請けされるか、、、死ぬかよ。
あなたはそんなところで生きてかなきゃいけない。
とても辛いと思うわ。』
俺『はい、、、』
ここ一体の名が前世の自分源氏名だとは、、
そして話が長ぇ。
もう何回転生しても結局水商売か裏社会でしか働いたことないから、ヤってヤられての人生でさほど衝撃は受けないし、あのみっちゃんがすごいまともなことを言っていて笑いをこらえる方に必死だ。
しっかし、もうさすがに飽きた。
この手の仕事。
こんなにも人生のほとんどをヤリまくってきたからかめんどくさい。
仕事だからやるが、仕事じゃなかったらもう性とは無縁で生きたい。
それにここから出る気もない。
これほど自分の性に合う職業はないと思い知らされてきたし、、、
みっちゃん『あっごめんなさいね。
本題に入るわね。
それで、あなたは歳もさほどいってないし器量もいいから引っ込み禿として働いてもらうわ。
他の禿よりも待遇がいいと思ってくれればいいから大丈夫よぉ。
そして早速で悪いのだけどぉ、これから新人禿のお披露目会があるからあなたにも行ってもらっていいかしら。』
俺『コクッ、、、』
みっちゃん『よし!
行くわよー〜♡♡
私について来てね♡』
そして、俺はみっちゃんに言われるがままついて行った。
するとだだっ広い和室に着いた。
宴会場だ。
とても懐かしく感じる。
昔とあまり変わっていなくて驚いた。
宴会場には遊女や陰間が集まっていた。
しかし、とても騒がしい。
それになんかキラキラしてない?この子達
自分が働いていた時と違う、、、
みっちゃん『さぁさぁ!
お黙りなさい!
禿ちゃん達が怖がっちゃうでしょ!』
宴会場にいる一同『シーーーン』
『極端なのよねぇあんたら、、
まぁいいわ。
簡単に新しく入ってきた禿ちゃんたちの名前と歳と性別を言っていくわよぉ。
しっかり覚えなさいよぉ⤵︎ ︎!
じゃあ右から、、、』
どんどん禿が紹介されていく。
紹介されている禿をみると男が多めだ。
この職業柄男は俺の経験上少ないはずだが、、、
周りを見渡すと男女の割合は4体6くらいと少し女が多めくらいだ。
不思議だ。
みっちゃん『最後に!
紫月よぉ!
歳は6つで男よぉ!
ではお披露目会は終わり!
さぁさぁ仕事場に戻って〜』
最後に俺が紹介された。
つくづく自分に似合わない名だと思う。
あの母親にしてはセンスのいい名前だとは思う。
そして、、、
しっかしこれからどうなるんだろうか何回目か分からない転生ライフ、、、
最後までお読み下さりありがとうごさいました。
内容が暗いと感じると思いますがこれから明るくなってギャグも含まれていくので暖かい目でお読みくださったら幸いです。