第8章 県警本部長との話し合い
3人は県庁を後に県警本部へ向かった。受付で上萱丸本部長へのつなぎをとった。受付の女性が本部長室まで案内してくれた。ドアをノックして3人は本部長室へ女性に誘導してもらい本部長のテーブルの前に一列に並んだ。「お忙しい中お時間を作っていただき有り難うございます。鬼ケ窪豊です。天宝喜琢磨です。大白硲亜久里です。宜しくお願い致します。」三人は本部長の顔を見て頭を下げた。「こんにちは」本部長は立ち上がって皆に頭を下げ挨拶を交わした。「知事から聞いたんじゃが公道レースをやりたいんだって?許可は出来ない私の立場では答えはこれ一択のみじゃ!せっかく来てもらって悪いが正式にはこれが答えじゃ!がオフレコでちじがこれから茨城県のイベントになるかもしれないから許可してくれと頼まれて断り切れなかったのじゃ。だから、やっていいぞ!信号機の調整は出来ない国交省と話さないといけないから面倒ではあいつらアタも硬いから、信号機は他に良い手があるらしいじゃないか?是非聞かせてくれ。」上萱丸本部長は3人の顔を見た。「これには本部長のお墨付きが必要なんですがお願い致します。茨城県内の暴走族を総動員します。国道の交差点を10秒だけ信号機止めをさせていただきたい。後細かい道路を封鎖させていただきたい。当日の通行止めの案内もお願いしたい。暴走族をとりしまらない。」以上です。鬼ケ窪社長は本部長の目を見て不敵に微笑んだ。「こっち条件ほ暴走族はつくばまで蛇行運転しない。低速で走らない。一般の車に迷惑をかけない。終わったらバラバラで帰る事。元旦の午前2時まで有効。以上が条件じや!かんたんやろ?」本部長は鬼ケ窪社長の目を見て不敵に笑った。「族の頭は土浦の上ノ室進か?なら良し。あいつは律儀じゃけん。あいつに任せておけば大丈夫だ。少し安心した。」本部長は鬼ケ窪社長の目を睨みつけた。「そうです。これから本部長のお墨付きを持って会ってきます。」鬼ケ窪社長は本部長の目を見て微笑んだ。