第17章 琢磨コースを入念に走り込む
琢磨のその日の帰りからコースを何度も往復して走り込んだ。試しで自分の新型NSXでも走った。感覚はあまり変わらずで兄貴のNSXで走る決心を固めた。走り初めて3日にパトカーに停められた。パトカーから警官が降りて来て職質をかけてきた。「私、こう言うものです。毎日走っているみたいだけど元旦のレースの出場者ですか?免許証お願い致します。天宝喜さん。あまりスピードは出さないで下さいね
。まだレースじゃないので、われわれ君かいつスピード違反するか張っていたんだよ。正直に言うとね。そしたら切符きろうとまちかまえていたんだが君は普通に走っているだけでスピード違反しないから、今、停めさせてもらった。それだけだ。邪魔したな。君はクラッシック音楽が好きなのか?私も好きだベートーヴェンが今かかっている交響曲第5番運命も最高だよ。ごめん、余計な話した。気をつけて運転しなさい。」交通課の千現巡査だった。琢磨は解放された、琢磨は国道125号線でUターンせず筑波山に葛篭おりの道を上がっていって表筑波スカイラインを通ってパープルラインへと降りて「この走り屋よけのブロックうっとおしく、カーブでガタンガタンを車がゆれやがる。」琢磨は独り言をブツブツいいながら土浦へと降りて一般道で東大通りへと返ってきてジョイフル本田の手前で左折しお腹が空いたのでこの間、入れなかった山岡家が経営して極煮干しラーメンへはいってラーメンを堪能した。美味かった。琢磨は腹がいっぱいになって6号国道へ出てすぐ右折し終点の田中に向かって走り出した。国道354大角豆の交差点で相変わらず轍で左右に車が揺れる。「ここは減速必須だな。」独り言を言った。クラッシックはベートーヴェン交響曲第6番田園だった。本日は交響曲日和だった。暫く走ると南大通り東交差点、ここも車が左右に揺れた。左折するとJAXAがある。そして、学園東交差点、土浦学園線の大動脈交差点だ。ここはだいぶ揺れる。しばらく走ると柴崎の交差点、ここも車が揺れる。注意する交差点の一つだ。そして、西大通り入り口交差点ここも車が揺れる、怖い交差点だ。ここを過ぎるとゴールまで3キロない。ここからは左右に何もなく真っ暗だ。信号も2つしかない。ゴールは3つ目の信号だ。