詩
このような拙い文章でよろしければ。
どうか、心ゆくまでお楽しみください。
[手記]
恥の多い生涯を送ってきました。
私はこぶしを固く握りながら、
笑顔をはりつけていました。ただぢっと。
他人が見つけてくれるのを信じて。
他人が分かってくれるのを信じて。
自分の居場所はここではないんだと。
そう思えてしまって、仕方がなかった。
私の毎日は、決して楽になることは
ありませんでした。
[あとがき]
あの頃の私は美しい人間でした。
古いアルバムの中にある私は、
今と変わらず、美しいままに、
映っています。
ですが、無性に懐かしく思えるのです。
それは、あの頃のような優しさが、
もう、私にはなくなってしまったから
でしょう。
鏡に映る私が本物ではないと、
認めたくない自分がいます。
拙い文章で失礼します。
もし、貴方様の御心に一瞬でも
止めて頂けたならば、大変嬉しく思います。
よろしければ、ご感想お待ちしております。