第九話「華と智也」
「あなただけを見つめる」
第九話「華と智也」
その頃、私は自分の部屋にいた。今日は遊馬先生とひまわり園に行った!
とても楽しかったな~!!写真も撮ったし、すごく楽しかった!!
その時智也からラインが来た。智也とは最近は全然話さなくなっていた。
私が遊馬先生の自宅に行って以来・・あの時智也には行くのやめろと言われたけど
結局行ってしまった。しかも今日は遊馬先生とデートした。智也は私の事を
心配してくれてるみたいだけど、智也には関係ない!!
そう思った。ラインには「明日空いてるか?少し話したい」って書いてあった。
「いいよ。学校が終わったら、智也の部屋に行くね」とラインした。
明日になり、いつものように学校に行った。
智也とは学校では智也と全然話さなかった。学校が終わり、自宅に帰り、
いつものように
学生カバンを自分の部屋に置いて智也の部屋に行った。
「智也、来たよ」智也の部屋に入ると智也がテレビをみていた・・。
智也が部屋のテレビを消す。
「それで話って何?」私は少しだけ怒ったように智也に言った。
「とりあえず座れよ。今誰も家にいないんだ。ゆっくり話そうぜ。
なんか適当に飲み物取ってくるよ」そう言って部屋を出て言った・・。
暫くして智也が炭酸水のペットボトルを二つ持ってきた。
私に一つ手渡した。「ありがとう」私はそう言って蓋をあけて一口飲んだ。
「それで、話って何?」私が言うと「・・・まだ遊馬先生と関わってるのか?」
と智也が聞いてきた。
私は「そうだよ!遊馬先生が好きだし、家庭教師だもん。当たり前じゃん」って
言った・・・。
智也は炭酸水を一気飲みした。それから「あのさ、俺が関わるなって止めたよな?
家庭教師なら仕方ないけど。華の気持ちもわかるけどマジでやめたほうがいいって・・」
智也にそう言われて私は頭にきて立ち上がる・・
「だから智也には関係ないっていったじゃん!!私が誰を好きでも私の勝手だもん!!
もうほっといて!話はそれだけなら私、帰る!!」
そう言って私が立ち上がって部屋から出ようと智也に背中を向けた時
智也に後ろから抱きつかれた。
つづく