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あなただけを見つめる  作者: アオト★★
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第六話「ひまわり畑」

「あなただけを見つめる」

第六話「ひまわり畑」


私は自分の部屋に入ってから必死で明日のテスト勉強をした。

その結果80点以上の高得点を取った。

それを早速、水曜日に遊馬先生に見せた。

「おお、よくやったな!!」遊馬先生に見せたら褒めてくれた。

「先生、いい点取ったから、デートして!!」私が言ったら

「わかったよ。そうだな・・ドライブでも行こうか?」そう先生が笑顔で言った。


ドライブに行く日はよく晴れた日曜日の午後からだった。

私は遊馬先生の車の助手席に座った。すごく緊張して胸がドキドキした。

「遊馬先生。今日はよろしくお願いします」私は凄く嬉しくて仕方なかった。

「ああ、それじゃ車出すぞ」そう言って遊馬先生は車を発進させる。

運転する遊馬先生の横顔を見ながら私は嬉しくて一人でニヤニヤしていた(笑)・・。

暫くしてから高速道路に車は入っていった。

「遊馬先生、どこ行くんですか?」私は遊馬先生に聞いた。

「華が好きそうな場所見つけたから。そこに向かってるよ。

行き先は着いてからのお楽しみ」そう先生は運転しながら言った。

高速を抜けて住宅街から田舎道を車は走った。暫くしてからひまわり畑が見えてきた。

遊馬先生はどうやらそこに行こうとしてるらしい。

目的地に到着しました。カーナビがそう告げた。

「着いたぞ」そう言い無料の駐車場に車を止めた。

看板にはひまわり園と書いてあった。入場料は無料だった。

園内に入ると、沢山のひまわりが咲いていた。

スタッフらしい女性が来場者に何かを配っていた。

「こんにちは~、ご来場ありがとうございます

こちらは、先着順で皆さまに無料配布しているひまわりの種です。どうぞ」

そう言って女性は私と先生にひまわりの種が入った包み紙をくれた・・。

「わ~い!!」私はその種をポシェットに入れた。

先生はズボンのポケットに入れた。

辺り一面がひまわり畑だった。「すごーい!!綺麗―」

私はすごく子供みたいにはしゃいでいた。

それを見て遊馬先生はニコニコ笑っていた。



私達はのんびりひまわり畑を見て歩いた。

「遊馬先生~!こっちにも沢山のひまわりが咲いてるよ~」

私は少し離れたところにいる先生に手を振った。

遊馬先生がこっちにきて

「あんまり騒ぐなよ。ひまわりくらいで」遊馬先生は笑顔でそう言った。

「ねえ、先生、一緒に写真撮ってもらおうよ!!」

そう私は言って近くのスタッフの女性に声をかけた

「すみません、このスマホでひまわり畑が入るように二人を

スマホで撮ってもらえますか?」私が言うと女性スタッフが私と遊馬先生の

二人が並んだ写真をスマホのカメラで撮影してくれた・・・。

そして私にスマホを返す時に

「恋人同士ですか?いいですね!素敵な一日になりますように」そう言った・・

「え?・・」私はその言葉を聞いてドキドキした。

遊馬先生の方をチラッとみると少し苦笑いをしていた・・・

そのあとひまわり畑を見終わり、私達は再び帰るために車に乗った。

「恋人同士だって!私と先生!!そんな風にやっぱり見えるのかな~?」

私はさっきからニヤけっぱなしだ。これで私が遊馬先生を好きだということが

完全に先生にバレてしまった。だけどそんなことには、

構わず私は嬉しさを隠しきれずにいた。遊馬先生は何も言わなかった。

車が来た道を走った。田舎道の車の窓からの景色が移り変わっていく。

ひまわりの種が入った包み紙をポシェットから取り出してまじまじと見た。

「ねえ、遊馬先生、ひまわりの花言葉って何か知ってる?」

私はふと思い出したように先生に聞いた。

「いや、知らないよ。華は知ってるのか?」って運転しながら私に聞いた。

「・・・うん。知ってる」と言ったら「何て言うんだ?」って遊馬先生が聞いてきたから

「教えない~!」って私は言った。


つづく


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