表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなただけを見つめる  作者: アオト★★
1/23

第一話 「家庭教師」

「あなただけを見つめる」

第一話「家庭教師」

ピーンポーン。玄関のチャイムが鳴る。

「は~い!!」私は急いで玄関のドアを開けた。

「こんばんは~」そう言って笑顔で挨拶をする遊馬先生。

「あらあら、遊馬先生、こんばんは。今日もこの子をよろしくお願いいたします」

ニコニコしながら遊馬先生に挨拶をする母親はエプロン姿で先生を出迎えた。

「華、お母さん、今料理で手が離せないの。遊馬先生をお願いね」

そう言い母親はいつものように台所へ行った。

「遊馬先生!!早く私の部屋に行こう!」そう言い、遊馬先生の腕を

私はいつものように引っ張って二階の自室に向かった。


遊馬先生は私の家庭教師をしている。名前は伊澤遊馬。

遊馬先生は二十五歳の大学院生でとても包容力があって優しい。

既婚者でとても素敵な年上の奥さんがいる。

奥さんには私は会ったことないけど・・・・。私は、高校三年生、十八歳の今年受験生。

名前は天羽華。

遊馬先生は私に国語と数学を毎週水曜日に教えに自宅まで来てくれている。


私の二階の自室は六畳間の洋室。勉強机とベッドがある。後は本棚がある。

窓にはピンクのカーテンがかかっている部屋だった。

「遊馬先生、今日はどんなおしゃべりする?」私は自分のベッドに腰をおろし、

足をブラブラさせながら先生に言った。

「華!その前に勉強だ。先週の国語の課題の直しをやっただろうな

ほら、見せてみろ」そう言って遊馬先生は勉強机の上に広げられている国語の

テキストをパラパラと広げた。私は先生の横顔をじっと見ていた。

先生がそれに気がつき、私に「まあまあ、やってあるな。ちゃんと出来てるし、

よくやった」そう言って遊馬先生は笑った。

私はその遊馬先生の笑った顔が大好きだった。ずっとみていても飽きない遊馬先生の

優しい笑顔。遊馬先生に褒められるととても私は嬉しくなった。


つづく




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ