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天才的なひらめき(深夜3時)

 彼女―田淵たぶち ゆう―は、決して頭が悪いわけではない。むしろ学生時代はおとなしく、比較的優秀な生徒ではあった。

 通信簿には「みんなと仲良くできるいいこです」「苦手科目も頑張って勉強してくれています」と書かれていた。


「異世界に行く」なんて突拍子もない考え、本来の彼女であればあり得なかった。ただ、それほどまでに彼女は疲弊していた。そして時刻は深夜3時だった。


「人生はクソ。よってこれより異世界転生or召喚作戦を決行する!」


 その場で立ち上がり、敬礼をしする。―深夜3時、一人暮らしの彼女をとめるものは誰もいない。いたところで誰もとめられない。

 


「よし、まずはどうやって異世界に行くか考えよう」


 一人きりの部屋で、半裸の彼女はつぶやく。テレビではちょうど異世界召喚された少年・少女のラブコメディ的なアニメのオープニングが流れていた。


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