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第87話「化け物の様な少女」

「あ、あぁ……あんなにくっついてる……」

 建物の影に隠れながら海斗と桃井の事を見ている私は、桃井が海斗の腕に抱き着いてる事に、血の気が引いてしまう。

 今日一日、二人はずっとこんな感じだった。


 移動中の自転車では二人乗りしてて、桃井が海斗の体に後ろから抱き着いてるし、森の中にある湖に寄り道した時は、何だか二人だけの空間で凄く楽しそうに話をしてた。


 何より――

「あの子一体誰よ!」

 二人の様子を見ていた私は、思わずそう叫んでしまった。


 だって――海斗と今一緒に居る桃井は、学校で見せる冷徹な一面が全くないの!

 凄く乙女みたいな表情してるし、海斗にデレデレ!

 こんな桃井の事を学校の皆が見れば、全員が驚くに決まってる!


 てか、最早もはや別人だよあの子!


「金髪ギャル……うるさい……! カイたちにバレる……!」

 私が我慢できずに叫んでしまうと、珍しくアリスに怒られてしまった。

 この子に怒られたのは人生で初めてかもしれない。


「でもでも、このままじゃあ海斗がとられちゃうよ! それなのになんであんたは平気な顔してるの!?」

 アリスも海斗の事が好きなはずなのに、海斗にくっつく桃井の事を平然とした顔で見ていた。

 私にはそんなアリスの気持ちが理解できないの。


 だって、私の心は凄くモヤモヤしてるから。


 でも、それが普通じゃない?

 好きな人が別の女の子に抱き着かれて嬉しそうにしてたら、誰だってモヤモヤするものよ!

 なのに、なんでアリスはこんなに平気そうな顔してるの?


「アリスは……カイが幸せなら……それでいい……」

 私の質問に対して、アリスは大人の発言をする。

 そんなアリスの事を私は凄いと思った。

 海斗が幸せだって言われても、私としてはやっぱり辛いから。


「でもお姉さま、凄く機嫌悪いですよね? 本当は気に入らないんですよね?」

 私がアリスに感心していると、アリスの横で白兎と手を繋いだカミラが不思議そうにアリスの事を見上げていた。

 白兎と手を繋いでるのは、カミラが何かやらかさない様に鎖代わりにしてるらしい。


 というか、やっぱアリスも海斗が桃井と仲良くするのは嫌なんじゃん! 

 感心して損したよ!


 私にはアリスの表情はいつも通りの無表情にしか見えないけど、いつも一緒に居るカミラにはアリスの機嫌の悪さがわかるみたい。

 その証拠に、カミラに指摘されたアリスがカミラの頬をつねってた。


「……猫耳爆弾……帰ったらおしおき……!」

「ひたひですひたひですひたひです! おねぇひゃま! 帰ってひゃらとか言っておひながら、今ひてますですぅ!」

 アリスに頬をつねられた痛みから、カミラは涙目でアリスに抗議する。

 多分今のアリスは、海斗達に抱えてる鬱憤うっぷんをカミラで晴らしてる気がした。


「まぁまぁ平等院さん。カミラちゃんも悪気があったわけじゃないから、その辺にしてあげてよ」

 涙目でおしおきをくらってるカミラの事を可哀想に思ったのか、面倒見の良い白兎がアリスをなだめ始めた。

 そしてアリスは渋々ながらカミラの頬から手を離し、アリスの手から逃れたカミラは涙目で、助けてくれた白兎に甘え始めた。


「よしよし、痛かったねぇ」

 泣きついてきたカミラのつねられていた頬を、白兎は優しく撫でてあげていた。

 完全に妹扱いなのよね。


「うぅ……ありがとうございます」

 そしてカミラは頬を撫でられたのが嬉しいのか、目を細めながら気持ち良さそうに受け入れてる。

 たった二日間でカミラを手懐けるなんて、流石白兎よね。


 ……これ、白兎が男ってバラしたらどうなるかな?


 なんだか和んでいる二人を見ていると、海斗達のせいで胸の中が凄くモヤモヤしていた私はそんな事を考えてしまう。


「大騒ぎになるから……やめて……。折角……上手くいってるのに……全て無駄になる……」

 考えを表情に出してしまっていたのか、私の顔を見ていたアリスに注意されてしまった。

 そしてアリスは白兎にカミラを連れて、少しだけその辺を散歩してくるように告げた。


「わかってるよ……。それよりも、桃井に海斗を盗られたらどうしよう……」

 海斗達は少し前に映画館から出てきた後、色々とショッピングモールの中で服を見たりして、日が沈みだした時間帯にも関わらず、今二人は喫茶店に入って行った。

 残念ながらこうなってしまうと話の内容は聞こえないけど、桃井の表情が外からでも見えたため、今も仲良く話してるのは間違いないの。

 このままだと、本当に海斗を桃井に盗られちゃう。


「でも……邪魔にはいかないんだね……?」

 私が不安からソワソワしてると、アリスがそんな事を聞いてきた。

「……だって、邪魔できない理由があるんだもん……」

 私は前に桃井にしてしまった事を償う為に、まず桃井の友達にならないといけないの。

 なのに今こんな良い雰囲気を邪魔すれば、まず間違いなく桃井から恨まれる。


 だから、邪魔なんて出来るはずが無い。


 海斗の事は桃井にも譲れないけど、だからと言って桃井にした事を棚に上げる事は出来ない。

 だから、決定的なとこに行くまでは、私は我慢するしかないの。


「まぁ心配しなくても、カイが桃井の子と付き合う事はない」

「え?」

 急に呟いたアリスの言葉に、私はアリスの顔を見る。

 それはアリスの口調が急に流暢りゅうちょうになった事もあるけど、それよりも内容に驚いて反応しちゃったの。

 

「なんで? だって桃井って学校で凄くモテるよ? それに、今の桃井ってめっちゃ乙女って感じで、女の私から見ても悔しいくらい可愛いし……」

「見てて分からない? 桃井の子が好意を向ければ向けるほど、カイは困ってる」

「え、そうかな……?」

 今は海斗がこっちに背中を向けてるから表情とかは見えないけど、今日一日海斗を見てて、そんな様子は見えなかったと思う。


「桃井の子は凄くカイに好意を向けてる。でも、向ければ向けるほど、カイを追いつめてるの」

「どういうこと……?」

「今日見てて確信したけど、桃井の子は自分に都合が悪い事からは目を背けるタイプ。つまり、逃げ続けるタイプなの」

「桃井が逃げ続けるタイプ? 全然そんな風には見えないけど?」


 だって桃井って、何でも出来る完璧女だよ?

 だから学校でありえないほどモテてるわけだし。


「あれの過去については知ってる?」

 アリスは私の顔をジーっと見ながら、桃井の過去について聞いてきた。


「ううん、全く知らない。学校でも桃井の中学時代については聞いた事が無いし」

「そう――なら、それはいい。じゃあ、あれの成績や運動神経の良さについては知ってるよね?」

「あ、うんそれは知ってるけど……逆に、なんであんたがそんな事知ってるわけ?」


「だったら、何で桃井の子は全国模試で常に上位に入れるくらいの成績なのに、県内で上位に入る進学校にいかなかったの? それに、男子に負けないくらい運動が出来るのに、どうして運動部に入ってない?」

 

 はぁ、私の質問は無視ですか……。

 ただ、その事は私も気になってた。


 桃井の成績なら余裕で県内一の進学校に入れるし、運動部からだって毎日スカウトが来てる。

 それなのに桃井は誰でも入れる私達と同じ学園に入学してて、運動部に入ろうともしない。


 そういう人間って大抵は家庭になんらかの複雑な事情を持ってるんだけど、桃井の家はそんな事は無い。


 そもそも、生徒会に所属してる時点で帰る事が遅くなるのは気にしてない。

 だったら、何故あの子は私達と同じ学園に来てるのだろう?


 少し考えてみるけど、私には答えを出す事ができず、アリスに向けて首を横に振った。


「簡単な理由だよ。挫折するのが、怖いの。だから敢えて自分よりも何ランクかおちる学園に入学した。そうすれば順位を気にすることなく自分のペースで勉強が出来るからね。実際偏差値の高い進学校に進んだせいで、順位を気にし過ぎて自分の勉強するペースを狂わせてしまい、成績を落とす生徒は珍しくない。恐らく桃井の子はそれを恐れてる。そして運動部に所属しないのも、自分より運動が出来る存在が出てくるのが怖いから」

 アリスは本当にそう思ってるみたいで、言い切っていた。


「いくらなんでも、それは考えすぎじゃないの?」

 流石にそんな事まで気にする人間なんて居ないと思った私は、アリスの言葉を否定する。 

 だけど、アリスは首を横に振った。


「桃井の子は凄い才能を持ってる。だから、必然的に周りは彼女に期待する。だけどその期待は、向けられてる人間からすればプレッシャーでしかない。そして結果を出せば出すほど、そのプレッシャーは強くなる。よく天才には凡人の気持ちがわからないって言うけど、逆もしかり。天才が周りから向けられる期待の重さや辛さは凡人にはわからない。そして、桃井の子はそのプレッシャーに耐え切れずに逃げた」

 その事を言うアリスの言葉には不思議な重みがあり、なんだかその通りだと思わされた。


「後、高校でのあれの性格は中学と別物。中学時代は今日みたいに女の子らしい性格をしていた」

「……なんであんたがそんな事を知ってるの?」


「でも、高校では冷徹な性格になってる。だけど今見てて分かる様に、ちゃんと女の子らしい性格は残ってるの。君も似た様なものだから、わかる? まぁ、君の場合は性格自体が変わってしまってるけど……どうして君の性格は変わったのに、彼女の性格は変わってないと思う?」


 また、アリスは私の質問を無視した。

 どうやら都合が悪い質問は全て無視するみたい。


「えと、とりあえず、あんたの言ってる事がわからない」

 なんだか回りくどい言い回しをするアリスの聞きたい事がわからず、私はそう返した。


「考えるのを放棄するのは良くない。まぁだけど、今回は教える。君の性格が変わったのは、逃げなかったから。立ち向かおうと心に誓ったから、心から変わる事になった。だけど桃井の子は、辛い事と向き合おうとせずに、目を逸らして逃げたの。その結果元の性格は残ったままで、冷徹という仮面を心につけて凌いでた」


「うぅん……わかるような、わからないような……?」

 正直言えば、あんまりわからなかった。

 アリスの言う事が難しすぎる。


「まぁ決定的なのは、君にめられたにも関わらず、次の日には平気な顔をして学校に出ていた事」

「――っ!? なんであんたがその事を知ってるの!?」

 アリスが今持ち出した話題は、私が許されない事を桃井にしたという事だった。

 これをアリスが知るはずが無い。


「知った時期とかについては言えないけど、内容は全て知ってる。だけど、今その事について問いただすつもりはない。それで話の続きだけど、どうしてあれだけの事をされたのに、次の日には平気な顔で彼女は学園にこれたと思う?」


「知らない……」

 あまりその話題に触れてほしくない私は、話を切ろうとする。

 だけど、アリスはそのまま話を続けてしまった。


「理由はさっきと一緒で簡単。自分がされた事から目を逸らしたの。別の物に意識を集中させることによって、自分がされた事を意識しないで済むようにした。何に意識を集中させたかなんて、今の桃井の子を見てればわかるよね?」

 アリスはそう言うと、桃井に視線を向ける。

 私はその視線につられて桃井の顔を見た。


 桃井は今も笑顔で――ううん、乙女みたいな表情で海斗の事を見てる。

 だから、アリスが言いたい事は嫌でもわかった。


 桃井は海斗に執着する事で、私にされた事を忘れようとしてたんだ。

 それは私が桃井にした事から眼を逸らそうとした事と同じだから、よくわかる。


「まぁとは言え、あんな酷い目に合わされても意識の外にする事が出来るなんて、あの子が凄い事には変わりない。だから――凄く惜しい」

 惜しい……?

 私はアリスの言葉に疑問を持ち、アリスの顔をまた見た。


「今のあれには、カイの傍に居られると困る。あのままだといつかきっと、あれはカイを裏切るから」

 アリスは眉をひそめながら、そう呟いた。


 私はさっきからアリスに色々な疑問を持ちすぎて、どれから質問したらいいのかわからずに黙り込んでしまう。

 すると、アリスは一人で話を続けた。


「それで最初に戻るけど、今の桃井の子はカイの良い部分しか見ようとしていない。それなのにカイに好意を向け続けてるから、カイは嫌われるのが怖くて、自分の後ろめたい事を彼女に話す事が出来なくなってる。そしてカイは自分に後ろめたい事がある限り、相手の思いを受け止める事なんて出来ないから、桃井の子と付き合う事はない。その点君は、カイの後ろめたい部分も知ってるから、可能性があるとしたら君の方が遥かに高い」


「それって、応援してくれてるわけ?」

「事実を言っただけ」


 私が冗談交じりにアリスに聞くと、アリスは無表情になって答えた。

 でも、凄く圧力を感じるから、全然応援してくれてないね。


「だけど、私は海斗に信用されてないから。だから、あの事も教えてくれないし……」

 私は海斗がKAIだという事を教えてくれない事を気にしてた。

 前に誤魔化された時の事だけど、あれは彼からの拒絶だと思う。


「それは勘違い。カイがあの事を金髪ギャルに教えないのは、君を守る為。君の事は既に十分信頼してる」

「え……?」


「それに、中学時代のカイが起こした事について、君には教えてくれたんだよね?」

「海斗から聞いたの?」

「ううん、カイが君に接する態度から予想しただけ。それと、カイが中学時代に同級生を自分の意思で見殺しにした事も知ってる。これは、当時の状況を聞いて、カイの体育の成績とかから十分反応出来ていたって予測が立てられた」


 平然と有り得ない事を言うアリスに対して、私は寒気がした。

 まるで、とんでもない化け物を目にしているみたいに。


「あんた、一体何者よ……?」

「アリスはアリスだよ」

「いや、そうじゃなくて……」

「わかってる。だけど、その人が何者かなんて本人ですらきちんとはわからない。だから人をきちんと表す事が出来る名前ってのは、凄く大事。相手を理解してないのに、簡単に呼んで良い物じゃない」

「だからあんたは、名前で呼ばないと?」


 アリスは私の質問にコクンっと頷いた。

 正直言えば、やっぱりこの子は変わった子だと思った。

 考え方が私と違いすぎる。


 馬鹿と天才は紙一重って言うけど、こういう奴の事を言うのかもしれない。


「もう結構ヒントをあげたけど、アリスとカイの繋がりはわかった?」

 私がアリスに対して悩んでいると、アリスが前からチョイチョイ問題みたいに聞いてくる、海斗との繋がりについて聞いてきた。


 とは言われても、二人が凄く深い仲だという知りたくなかった内容以外、何もわかってない。

 だから私は首を横に振った。


「金髪ギャルもまだまだ……。まぁ、まだ時間は一杯あるから引き続き頑張ってさぐってみて」

「なんで私がそんな事しないといけないの?」

 前々からなんで私がこんな課題みたいな物を与えられているのかわからず、私はアリスに聞いてみた。


「カイに近づきたいんでしょ?」

「――っ!?」

「その為の第一歩。自分で答えを見つけられる力を身に着けてみて」

「あんたは私の先生か!?」

「さぁ?」


 我慢できなくなった私がアリスに突っ込みを入れると、アリスは首を傾げてとぼけてしまった。

 その仕草と表情が少しだけ可愛いと思ってしまった事に、ムカついてしまう。


「まぁそれはそれとして、金髪ギャルに一つ言っておきたい事がある」

「何?」

 これから海斗の取り合いについての宣戦布告でもされるのかと思った私は、思わず身構えてしまう。

 だけど、アリスが口にしたのは意外な言葉だった。


「カイから眼を離さないで」

「え? どういう事?」

「アリアを負かした時に気が付いたけど……カイの心は壊れ始めてる。もし何かの拍子に完全に壊れれば、カイは取り返しのつかない事をする。あれにはそれだけの力があるから」

「もしかして、アリスがずっと海斗の事を気にしてるのって……」

 私の言葉に、アリスがコクンっと頷いた。


「カイに異変が起きても、すぐに手を打てるようにしてる。それと、なんとかカイの心を元に戻し――おかしい……」

 私と話してる最中に一度海斗達の方に視線を移したアリスは、顔をしかめてそんな事を呟いた。


 どうしたのだろうと思い私も海斗達の方を見ると、喫茶店から出てきた海斗が、何やら焦ったような表情で電話をしている。

 その横で桃井は心配そうに海斗の事を見つめていた。


「……問題が起こったというよりは、心配してる……? でも心配してるにしては、し過ぎな気も……? 気になるから、ちょっと行ってくる」

「え!? ちょっ、ちょっとまってよ!?」

 今まで折角隠れてたのに、ここで出て行ったら台無しじゃん!?


 私は訳がわからないまま、アリスの後を追って海斗の元に向かうのだった――。

今回は時間軸が飛んじゃったと思う人が多いと思います!

このままもう一話進みますが、この話から二話後に、一度時間軸を戻しますので、予めご了承ください(/・ω・)/

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