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第64話「新たに動き始める運命」

「――って言いたいけど、それは無理」

「え!?」

 アリスさんの誘いに俺が了承すると、何故かアリスさんが否定した。


 一体どういう事だ?

 何が無理なんだ?

 やっぱり、平等院システムズの社長でもあるアリアを怒らせたからか……?


「カイは紫之宮財閥について、どれだけの事を知ってる?」

 俺が否定された理由を考えていると、アリスさんが紫之宮財閥について聞いてきた。

 紫之宮財閥――平等院財閥や西条財閥と並ぶ日本三大企業の一つ。


 ただ紫之宮財閥は、現社長である紫之宮社長と娘さんである紫之宮愛さんの仲が良くないと噂されていて、内部分離しているのじゃないかと言われている。

 しかし、その愛さんという方が凄く優秀な人らしく、内部分離していたとしても成績は鰻登りらしい。


「あまり良い噂は聞きませんね。紫之宮社長は取引企業に無茶な要求をのませているという噂も聞きますし……。まぁ娘さんである、愛さん自身についての噂は良い噂を良く聞きますけど、その程度しか知りませんね」

 残念ながら紫之宮財閥の仕事は請け負った事がないため、俺が答えられるのはこれくらいだ。


「そっか……。実は、その紫之宮財閥にアリスやカイと同い歳で、凄い男が味方についた。それにより、そう遠くない未来に日本三大財閥の均衡は崩れる」

 日本三大財閥の均衡が崩れる……?


 いや、それよりも、俺達の年齢でそんな男が居るなんて噂、聞いた事がないぞ?

 一体どんな奴なんだ……?


「クロは頭がキレるけど、それ以上に相手の心を理解する事が出来る。そして、自分の要求を相手にのますと同時に、相手が望むことも出来るだけ叶える事が出来る。だからクロは味方を増やせるし、その味方に付いた人達はクロの為に頑張ろうとするから、大きな成果をあげることが出来る」

「ちょ、ちょっと待って下さいよ! いきなりなんでそんな話をされてるんですか? もしかして、その男はアリアみたいに攻撃的な性格をしていて、平等院財閥か西条財閥に仕掛けてくるんでしょうか?」

「ううん、違う。クロは凄く良い奴。そう――人格破綻者のカイとは違って」

「おい……!」

 何故このタイミングでこの人は俺をディスるんだよ!

 今真面目な話をしてるんじゃないのか!


「まぁ、冗談はさておき、クロが何も仕掛けてこなくても、紫之宮財閥が勢力を増せば、こちらの仕事が自然に奪われるようになる。だからこのまま行くと、日本三大財閥の均衡は崩れる」

「……その、味方につけるってのはどういう感じなんですか?」

 俺はアリスさんの言っていた事でイメージが上手く浮かばなかった部分を尋ねてみる。

 交渉が上手いタイプの人間なのだとは思うが、味方につけるというのが利害関係とかであれば、難しい事では無いと思う。


「クロはアリアに交渉した時も言葉を巧妙に操って、まるでアリアがクロからアリアに有利な条件を引き出したように演じて見せた。それによってアリアは凄く満足してたけど、それは予めクロが用意していた内容で、クロにとっては普通に提示できたけど、アリアが敵にならない様にアリアの掌の上で転がってるように演じて見せたという事。そして先日、あの紫之宮財閥の社長を改心させたという情報を、ニコニコ毒舌が得てる」

「あの紫之宮社長を改心!?」

 人を食い物にしか見ないあの男が改心しただと!?

 一体どうやったらそんな事が出来るんだ!?


 しかも、アリアを敵に回さない様に、アリアが条件を引き出したように見せるなんて……。

 本当に俺と同じ高校生かよ……。


「クロの凄さが理解出来た様だから次の説明に移るけど、紫之宮財閥は他にも、紫之宮の長女が居るだけでなく、その従妹は情報収集にかなり優れてるし、映像記憶能力を持ってる少女だっている。それに他にも気になる存在の情報があがってきてる。ハッキリ言って、紫之宮財閥の今後の伸びしろは半端じゃない」

 アリスさんがここまで断言するという事は、間違いないのだろう。

 今のネット社会、情報が命だ。

 紫之宮愛さんに従妹が居るなんてことは初めて聞いたが、情報収集に優れているのであれば、かなり重宝ちょうほうされる存在だ。

 

 ましてや映像記憶能力を未だに持っている少女が居るなんて……。

 映像記憶能力は誰しも幼い時に持っている物だが、普通は成長していく過程で失われる。

 それを失わずに今も持っているその少女は、貴重な存在と言えるだろう。


 それもそのクロという男によって集められたという事か……?


「だけど正直言えば、カイが平等院財閥に入れば、紫之宮財閥に遅れは取らない」

「ならどうして――」

「もしカイが平等院財閥に入れば、金髪ギャルはどうなるの?」

 俺はアリスさんの言葉にハッとする。


「紫之宮にはクロがついた。アリアにはアリスが居る。でも、金髪ギャルには? あの子には誰が味方についてあげられるの?」

 そうだ……俺がもし平等院財閥に入れば、雲母はどうなる?

 現在お嬢様学園に通ってるアリスさんやアリアとは違い、雲母はもう一般の学園に来ている。

 つまり、普通に社会に出た時の有利な縁すらも、雲母に作る事は出来ない。


 そんな中、紫之宮財閥が急成長すればどうなる?

 おそらく平等院財閥はアリスさんが居る限り、致命的な事にはならないだろう。

 しかし、西条財閥はアリスさんの様な人間は居ない。

 だから一番最初に被害を受けるのは、どう考えても西条財閥だ。


「普通の人間や、中途半端な実力の人間じゃあ意味が無い。必要なのはクロやアリスと肩を並べられる存在。今その可能性が最もあるのは――カイ、君だけなんだよ。カイが味方についてあげなければ、西条財閥は終わる」

 アリスさんはその全てを飲み込みそうなくらい大きく澄んだ瞳で、俺の目を見つめる。


「だから、俺を平等院システムズに入れるわけにはいかないと……。ですけど、アリスさんはそれでいいんですか?」

「カイが西条に入れば三つ巴は維持できて、互いに牽制しあえる。だから、アリスとしても好都合」

 俺はアリスさんのその言葉に、違和感を感じた。


 この人がただ雲母の心配をして、俺に西条財閥に入れと言ってるわけじゃあない様だ。

 いや、雲母自身の事を心配もしてるんだろうけど……何か違和感がある。

 おそらく、三つ巴を狙う以外の狙いがあるはずだ。


「アリスさん……あなたの本当の狙いは何ですか?」

 俺がそう尋ねると、アリスさんは一瞬驚いた表情をし、ニヤッと笑った。


「やっぱり、カイは面白い。アリスの目的、それは――この汚れ切った社会を壊す事」

 俺の耳元にまで口を寄せたアリスさんが、そう囁いた。


「もしかして、テロ行為でもするつもりですか!?」

 驚いた俺は、咄嗟にそう聞いてしまった。


「そんなわけない。そんな事しても誰も幸せになれない。アリスが目指すのは、誰も相手を蹴落とそうとせずに、協力し合える世界。アリスやちびっこ天使が生きやすい、皆が幸せになれる社会を作るの。その社会はクロとカイが現れた事によって、作る事が出来る。それがアリスの目的。だけど、ここで西条財閥が潰れてしまったり、勢力が衰えるとそれが難しくなる。だから、カイには西条財閥についてもらわなければならない」

「……そんな社会作れるんですか……? 正直、俺にはそうは思えませんが……」

「アリスとカイとクロの三人なら、出来る。三人がそれぞれ、平等院、西条、紫之宮をコントロールする事で、社会すらもコントロールできる。日本三大財閥の持つ力とは、それほど影響力がある。でもそれには、カイはまだまだ実力が足りない」

「それは一体……?」

「カイはプログラムの知識や、頭はキレるけど、致命的に他人の気持ちが理解できない。今まで人を避けて生きてきたから、他人の感情の変化を読み切れてない。だから、カイは常に理論的に考え、損得だけで行動を決めている。だけど、本来人間の気持ちに決まった答えはないし、考え方なんて十人十色。カイが出す答えは世間的に見て正しいのかもしれないけど、当人の人にとっては、別の答えを出してほしかったって場合もある。それをカイはこれから学んでいく必要がある」

 俺はアリスさんの言葉に目を閉じる。


 確かに……俺は理論的に考える事が多かった。

 リスクとメリットを天秤にかけ、実際雲母が咲姫を陥れた時も、その先の事を考えて何も処罰しなかった。

 あの時の咲姫の気持ちは俺にはわからないが、やっぱり仕返しして欲しかったのかもしれない。


 今回のアリアとの勝負だって、雲母は勝負の報酬を自分から受け取らないと言ったが、本当はまだアリアに恨みを持っていて、口に出さなかっただけで、俺にアリアの事を無茶苦茶にしてほしかったのかもしれない。

 俺にそこら辺の気持ちを察する事は出来ていなかった。


「でも、アリスが目指す未来も、企業間の争いもまだまだ先の事。だから今は、一度失った学園生活を楽しみながら、カイが成長してくれればそれでいい。だから――頑張って」

 アリスさんは優しい声で『頑張って』と言うと、また俺の頭を撫でてくれた。


 俺がそれに返事をしようとすると――


 バンッ――!


 ――と、勢いよく、俺の部屋のドアが開いた。

 俺は驚いてドアの方を見ると、そこには冷気を全身に纏った咲姫が俯いた状態で立っていた。

 その後ろには桜ちゃんが居るが、あまりの咲姫の雰囲気に怯えた表情をしている。


 というか――あ、これ俺、死んだ奴だ……。


 現在俺は、アリスさんに膝枕をされて、頭を撫でられている状態。

 そんな姿を、二人の姉妹に見られてしまった。


 そして咲姫が今全身から絶対零度並みの冷気を出しているのも、やはりこの状況のせいだろう。

「ひ、膝枕なんて……! 私が学園に行ってる間になんで女の子連れ込んで、そんな事してるのよ! しかも、また金髪! やっぱり金髪がいいんじゃない!」

 咲姫は握りこぶしを作った手をプルプルと震わせながら、ジリジリと近寄ってきた。

 その目は涙目になっており、顔は真っ赤だ。

 余程怒っているという事がわかる。


「ちょ、ちょっとまて! これは誤解だ!」

 今の咲姫が危険だと知っている俺は、アリスさんの膝から頭を上げて立ち上がり、どうにか咲姫を説得しようと試みる。


「カイ……今日は楽しかった……。じゃ、無事を祈ってる……。ちびっこ天使も、またね……」

 アリスさんはそう言うと、口調はいつもの気怠げに戻っているのに、素早い動きでピューッと咲姫の隣を駆け抜け、桜ちゃんの頭を撫でていった。


「え!? この状況で俺を置いて行くんですか!? ちょっと待って下さいよ!」

 俺の叫びはアリスさんには届かなかったのか、戻ってくる気配は無かった。


「ふ、ふふふ」

 アリスさんが居なくなった事に絶望していると、咲姫が変な笑い声をあげ始めた。


 や、やばい……。

 本当にこれはやばい奴だ……。


「お、おちつけ……! お前は誤解をしている」

 俺はどうにか咲姫を説得しようとするが――

「膝枕までされてて何が誤解よ、このバカー!」


 バッチン――!


 ――と、咲姫から本気のビンタを貰うのだった――。





「――ただいま……」

 カイの姉が帰ってきて恐らく修羅場となっているであろう場から逃げてきたアリスは、家に戻ってアリアの元に向かう。


 もう少しカイの頭を撫でてたかったけど……凶暴そうなのが帰ってきたから、身の危険を感じて帰る事にした。

 カイは酷い目にあってるかもしれないけど、これもまた修業の様なもの。

 女心を理解できるようになるための、必要な試練だね。


「あ――やっと帰ってきたお姉ちゃん! 早く助けて!」

 アリスが帰った事を伝えにアリアの部屋を訪れると、ロープでグルグルに巻かれて吊り上げられてるアリアが居た。


「……これはまた……中々のご趣味だね……」

「違うから! 青木にされただけであって、私の趣味じゃないから!」

 わかってたことだけど、面白そうだったからとぼけてみると、アリアが良い反応を返してくれた。


「ニコニコ毒舌……アリスじゃあ無理だから……下ろして……」

「はい。…………もう少し吊るしておきたかったんですけどね……」

 アリスがニコニコ毒舌にアリアを下ろすように頼むと、ニコニコ毒舌は残念そうにしながらアリアを下ろす。


「あんた本当にいつか覚えてなさいよ!」

 ロープをほどいてもらってすぐ、アリアがニコニコ毒舌に怒鳴り声をあげた。


「いつかじゃなく、今でもいいですよ?」

 ニコニコ毒舌は素敵な笑顔でそう言うと、アリアにゆっくりと歩み寄る。


「く、来るなぁ! あんた容赦なさすぎるのよ! 私はお嬢様よ!?」

「主人をしっかりと育て上げるのも、使用人の役目ですね。自分、とても心が痛みますが、アリア様の将来の為に厳しく躾けさせて頂きます……!」

「あんたいつも私の事を主人って思ってないでしょうが! 何都合よく様呼びしてるのよ!」

 アリアは怯えが混ざった悲痛な表情で、ニコニコ毒舌から逃げ回ってる。

 その様子を見る限り、今日一日しっかりと罰を受けたみたいだった。


「――はぁ、はぁ……。そ、それでねお姉ちゃん……」

 どうにかこうにかニコニコ毒舌から逃げきったアリアが、息を切らせながらアリスに話しかけてきた。

 ――ニコニコ毒舌はわざとアリアを捕まえずに、走らせ続けてただけだけど。


「私、転校する事にしたから!」

 アリアは元気よくそう言ってきた。


「うん……そうなると思ってた……」

 アリアがこう言い出す事はわかってたから、別に驚いたりもしない。

 負けず嫌いなアリアがこのまま引き下がるはずもないし、カイと勝負するには転校するのが一番手っ取り早い。


「流石お姉ちゃん! それでね、私じゃあ無理な事があって、お願いしたい事が――」

 アリアは低姿勢になって、上目遣いでお願いしてくる。


「うん……。どうせするなら……そこまでしないと面白くない……。確か……10クラスだったはずだから……九人――ううん、八人集めてくれればいい……。一人は……アリスが声を掛ける……」

「え……九人も集まるかな……?」

 アリスの提案に、アリアが不安そうに首を傾げる。 

 まぁお嬢様学園から、わざわざ他の一般学園に行こうとする物好きは滅多にいないと思う。


 でも、それにメリットがあれば、普通についてくるのがこの世のお金持ちの思考。


「アリアが声を掛ければ……すぐに集まる……。ただ……無理矢理は駄目……。行きたいって言う子だけ……」

「うん、わかった! でも、お姉ちゃんが声を掛けるのって誰? まさか――!?」

 アリスが誰に声を掛けようとしているのか予想したアリアが、顔色を変える。


 この表情からして、アリスの思い描いてる人物じゃないというのがわかる。

 でも、その子は連れて行く気が無い。


「まさかあのトラブルメーカーを――」

「歩く猫耳爆弾は……面白可愛いけど……男嫌いだから……連れて行くのは可哀想……」

 アリアが誰の事を言うかわかっていたから、アリスはアリアの言葉に被せる様にそう言った。


「猫耳爆弾って……お姉ちゃんが猫耳ヘアーにさせたんじゃん……」

「本人も喜んでたから……問題ない……。銀髪に猫耳は……凄く可愛い……」

「そりゃあ、あの子は幼い頃にお姉ちゃんしか学園でドイツ語を話せる人がいなかったから、お姉ちゃんに凄く懐く様になって、お姉ちゃんの言う事なら喜んで聞いてるけど――流石に猫耳はどうなの……?」

「可愛いは……正義……。本人が喜んでる限り……いいの……」


 歩く猫耳爆弾は、一つ年下のドイツ人で、髪が銀髪だった。

 でも外国人なのに、身長はかなり小さい。

 今日見たちびっこ天使より、ほんの少し大きいくらい。


 何よりあの子は、行く先々で予想もしない問題を起こすから、面白い。

 その対処は、全てアリアがしてるけど……。

 何故かあの子は、問題を起こしたらアリスに隠そうとする。


 実際は見てすぐ何かしでかしたのはわかるんだけど、必死に隠そうとする姿が可愛いから、気づかないふりをする。

 そして、その先で泣きつく相手がアリアだった。

 

 あの子はアリアにも懐いてるけど、アリアは毎回トラブルの処理をさせられてるから、辟易へきえきとしている。

 

 あ――あの子をカイに接触させれば、カイの成長に繋がりそう……?

 もしかしたら、歩く猫耳爆弾も男嫌いが直る……?

 

 それに猫耳爆弾は裏表がない素直な子だから、ちびっこ天使の友達になれるかもしれない。

 あのちびっこ天使の目は、危険。

 恐らく、アリスのとはまた違う。

 アリスは人の考えをなんとなく読み取れるだけだけど、あの子はアリスを最初警戒して、すぐに警戒を解いた。

 その感情の変化と速さから、アリスのより精度が高いか、また別の物が見えてる。


 だけど能力が高い分、このままいけばちびっこ天使の性格はいつか歪む。

 折角綺麗な心をしてるのに、それは凄く勿体ない。

 

 カイの妹だし、気にかけてあげとく必要がある……。

 その為にも、アリスも行く事にしよう。

 それにカイはアリスのだから、例え金髪ギャルに貸すとしても、手元には置いておきたい。


 アリスはこれから先の未来の為に、新たな行動に移るのだった――。

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