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愛してる

作者: 他愛もない

ぼくの存在する意味を教えて、、、

そんなことを言われたのは、あの中学3年の夏の夜のこと

あの時の私は、家族に愛されず家に家族がいるという幸せがわからなかった。

だから、せめて学校では愛されたくて必要としてほしくて、楽しくもないのに無理をして笑顔を作っていた。

でも、そんな毎日を過ごしていたら私の心は悲鳴をあげた。

毎日毎日自分を偽ることが辛くて、でも本当の自分を知られたら幻滅されそうで偽りか本物かわからない友達にも言えなかった。

そんなときに彼と出会った。

彼は私のクラスのいわゆる人気物だった。

私とは関係のない人そう思っていた。そんな考えが覆されたのがあの夏の夜、その日は修学旅行の初日だった。

ふと、修学旅行の初日の夜、目が覚めたのでトイレにいこうと思った。

友達を起こすのは面倒だと思ったので一人で外にいった。

外は暗くじめじめした感じだったが星がキレイだった。

そうして歩いていると誰かが立っているのが見えた。私はまた自分を偽らないといけないと思い気が重くなった。

だか、そんな考えはすぐに消え彼を凝視してしまった。なぜなら彼は普段の様子とは程遠く私は瞬間的に同種だと理解した

そんなとき彼がふと、ぼくの存在する意味を教えてと美しい夜空

に吸い込まれそうなほど小さな声で呟いた。

私はそれを聞いた瞬間彼を抱き締めてしまった

彼はいきなり抱き締められたことを驚いていたが抱き締められたことが嬉しかったのか、声もださず泣いていた。

私は自分と同種がいた、一人じゃないと嬉しかった。

思えばこの日から私と彼は共依存していた

あれから、10年の時が過ぎた。

何を考えてる?

私は答えない。 だって、、、、あなたが私を必要としていると感じたいから。   だから、心の中で言うよ愛してる、あなたは私のために存在して、、、ねえ恭介

共依存したいなぁ

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