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この世界の崩壊と愛まで。  作者: 赤白雪
第一章 契約の始め
1/5

プロローグ 『 始まりの記憶 』



ーーー 声が 出せない。



視界が真っ暗で、意識が何かに吸い取られ る感覚が、脳内にまで響き渡る。



私は 、


夢を見ているの ?



そう、これは夢の中。

彼女が起きる前のプロローグ。



彼女の脳内に広がる夢の世界は、

暗く薄汚れており 、誰か1人の少女が

汚れたダンボールの中で泣きわめいている。



ーー、 小さな 子供 ?




1人の女の人が来た 。

その、泣きわめいている子供を抱き抱えた。 必死に雨の中連れていく姿が 脳内に映し出されて行く。





嗚呼、 この夢は ーーー





『 アレ だ 』



彼女、エルゼ=レヴァリィは

目を覚ます時が来るのであった ーー


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