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青春時代

作者: ニシオカさん

名前で呼ぶことは一度もなかったし

15年経ってやっと、

君を好きだったことに気付いたんだから、

せめて笑ってやってほしい。


君が好きだった。


何も持ってなかったのに、

何も持ってなかったはずなのに、

君が、好きだった。

夜中にかけてくる電話、

楽しみにしてたけど

私からかけることは

一度もなかった。


馬鹿で

どうしようもなくて、

かっこよかった。


君の恋愛話、聞くのが好きだった

まるで、漫画や小説みたいで

キラキラしてた。


隣に並びたいとは

今でも思わない。


30になってもお互い結婚してなかったら

しよーよなんて

適当に言ってくるやつだけど。

嬉しかった。


馬鹿ばっか言って

楽しかった。


元気でいてくれるかな。

元気でいてね。



読んでいただいてありがとうございます。

何してんのかな〜と、たまに思い出すんです。

すみません。

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