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少女3

翌日。

私はめが覚め、起き上がった。

「あら?いい匂い。」

ここには私だけしか住んでいない。泥棒だろうか。こんな家に?そもそも泥棒が家に入ってきて料理をするのだろうか。なんて自問自答をしながら、キッチンに向かう。

「おはようございます。おばあ様。」

そう声がした。

コトコトというさっきまでしていた、まな板を包丁で切る音がやんだ。そして昨日みたお人形さんが、そこにいた。真っ白な肌に真っ黒な髪と目。腰まである髪をふわっと舞わせる。

「きゃぁぁぁぁ!!」

私はしりもちを付いた。

「おばあ様。大丈夫ですか。」

そういって包丁を持ったままお人形さんは近づいてくる。でもおばあさんはおばあさん。年は年。体力は限りがある。そしてお人形さんは私の近くにしゃがんだ。そして包丁を持っていない手で私の手をとって、引っ張った。私はお人形さんに全ての体重をかけてしまったのにも関わらず、お人形さんはひょいっと私を軽々しくもちあげた。その腕力、恐ろしい。人間のものじゃない。片手で人間一人を軽々しくもちあげるなんて。

「・・・・・・・あなた、一体何者、なのですか?」


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