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結果12

「あ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?」

「・・・・・・・・・・・・・忘れたかい?」

「あなた・・・・・だれ?」

「・・・・・只今・・・母さん。」

「お父さん!」

そしてちょうちゃんがその男性に駆け寄り飛びついた。

母さん?お父さん?どういうこと・・・?

「母さん、俺だよ。帰ってきたよ。」

「あ、あなた・・・・・・・まさか・・・・・・」

「そうさ。母さんの息子だよ。そしてちょうの父親。」

「・・・・・・・・・・・・・・どこ、行っていたの・・・・・・・・・・・・?」

「どこって。家だよ。でも、母さんごめん。しばらくの間ここに泊めて。失業しちゃって。」

「・・・なにやってんの!こんな小さな子がいて失業!?」

「ま、まあ、母さんそんな怒らないでよ、もう年なんだから。ね?」


私の息子が帰ってきた。かわいらしい娘によく似せられた、孫をつれて。それで私たちは楽しい日々を私が死ぬまで生きた。結果、息子は失業したまま再婚もなにもせずに、働きもなにもせずに、私の家に居候をした。だからその間、私は息子に木を取りに生かせた。孫のちょうちゃんとは料理をした。そんななにげない、そんな日常を取り戻した。もう、寂しくもなにもなくなった。私はそれから私が、死ぬまでずっと幸せな日々を過ごした。

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