表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/42

第二章《不老不死を狙う者》〔01〕

砂嵐が二人を覆う。

東の町カンバレイスの近くにあるここ、イルマニアス砂漠は魔物のレベルが高く、ダンジョンの中でも

一番広い。

その中心で、クロラと少年が話している。

「俺はアイザ・ノーツアルト。」

「ボクはクロラ。ボクを追ってきたってことは、もう知ってるよね?ボクのこと」

「ああ。」

クロラの問いにアイザは短く答える。

北のノイシュタットからここまで来た彼の服装はボロボロになっていた。

「で?ボクに依頼したかったことって何?ここまで来るくらいだからもう聞いてあげる」

「……実は」

アイザの話をクロラは静かに聞き始めた。


数分後ー…。

「はぁぁぁ!??「強くなりたいからレベル上げを手伝ってくれ」って……なにそれ!!?」

「なんだよっ!ちゃんとした理由があるからいってんだろ!!?」

「それは分かるんだけどさー…でも流石に面識も無い傭兵にそれを頼む?普通」

クロラはアイザの目を見ながら頭をカリカリとかく。

アイザはクロラの視線に気づき、見返す。

「でもさ、ボク大事な仕事入っちゃってるしさぁ…そういう誰でも出来る仕事はちょっと……」

「聞いてくれるんだろ?仕事」

失敗した、とクロラは後悔した。

自分の言った言葉で揚げ足を取られたのだ。

アイザはにっこりと笑いながらクロラを見る。

その子犬のような目にクロラはため息をついていった。

「しょうがないなぁ。君の依頼受けるよ。

でも、もうひとつの依頼もあるからそれも一緒にやるよ?結構過酷だけど、いい?」

「……!!有難う!」


さて、ここから傭兵クロラとアイザの旅が始まる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ