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終章《End story》

「そうか…もう行くのか」


ギルガメシュレイシアス、ウェイス行の駅。


そこでアイザたちは彼女を見送っていた。


「うん。…イオ、奈緒にここの景色見せてあげられた?」


クロラはイオに聞いた。


「ハイ…有難ウ御座イマシタ。クロラ」


「ううん。こっちこそ一緒に戦ってくれてありがとう」


二人は手をとり握手を交わすと、にっこりと笑いあった。




「アイザ君。僕はこの体を作ったやつを探す。


その間でまた君と出会えたら…いいことを教えてあげるよ」


「…いいこと?」


アイザはクロラの目を見て、聞いた。








「まだ、内緒の話さ」








列車が到着して、クロラはそれに飛び乗った。


「クロラちゃーん!またねー!」


「クロラーっ!ばいばい!!」


ウェリとリテュールが二人で両手をふって叫ぶ。


「ありがとなクロラー!また会おうぜ!」


「また会いましょう!」


続けてキリコとセブが叫んだ。


遠くなっていく列車を追って、アイザが最後に叫んだ。


「クロラー!!!またな!今度は本当の騎士になってるから、早く会いに来い!」


「……!!」


クロラを乗せた列車は、グングンと加速してギルガメシュレイシアスから遠ざかっていく。


クロラはへなへなとその場に座り込み、涙を流した。


「……うん」








「大好き。騎士様…」










僕は必ず君たちに会いに行く。


大好きで大切な君たちに、何度でも。






そして…君に守られる姫になるために。







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