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第九章《End Tale, True beginning 》〔03〕

走る、一人の死神。


その先には悪魔製造機、バスタの姿。


死神は飛び上がると宙を舞い、鋭い鎌でバスタに向かう。


「ふははははっ!!」


「死ねっ!」


杖と鎌が交わされ、衝撃波が辺りの地面に穴をあけた。


「なにっ……コレ…っ!杖じゃない!?」


態勢を整えるため飛びのいたクロラは、キッとバスタの杖を見つめた。


よく見れば、クロラの鎌を杖と交わしたところが若干はげていて、何やら金属のような黒色が


そこから覗いていた。


「クロラ!」


「わかってる!」


アイザの声でハッと我に返ったクロラは、黒の衣装に手を当てて空を見上げた。


「これはもう使いたくなかったんだけどね」






光に包まれていくクロラの体。


あの時、合成獣に襲われたときに起こった光が同じように周りをくらませる。


敵も、仲間の使用人も、救助に駆け付けていた人も、キリコやセブたちも。


そしてアイザも、クロラの光をみつめていた。




光が消え、再び白いドレス姿のクロラがアイザの前に降り立つ。


クロラはにっこりとほほ笑むと、アイザにこういった。


「騎士様、僕を守ってください」







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