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Game of Death  作者: 沖方 紳
3/3

大戦

影山が去った後、ライフルのスコープを再び覗くと獲物が現れた。だが、期待していた上位の人ではなく、ランキング外のやつだ


「残念だな………」


若干落ち込みながら頭を狙い、狙いが定まった瞬間引き金を引いた


ダァァン!!!


サイレンサーをつけていないらしく、轟音が鳴り響いた………


「雪!栞!警戒しとけよ!」


そう言い、俺達を襲った愚か者三人も狙い、轟音と共に殺した。その連絡をしてすぐにその場から去ろうと二人を引っ張り走る


が、轟音を聞きつけて敵が来た


「轟音を鳴らしたバカがいるなと思えば三位の伊織海斗じゃないですか」


黒い眼鏡のブリッジを上げた、いかにもインテリそうな、どこにでもあるような青い制服を着た男が来た


「一人か……いける!」


と、思い、剣を抜きながらダッシュして近づくと眼鏡の男は小瓶を取り出して蓋をとり、俺に何かをかけようとしていたが、首が飛んだ


「ラッキー!1キル追加だ!」


と、刀を持った幼い顔をした少年のような男、キルランキング七位である三河佳祐(みかわ けいすけ)


「うおっ、伊織海斗だ!みんな!伊織海斗がいるよ!こいつ武器が剣だから刀が武器の俺たちでも殺せるよ!」


俺が止まり、雪と栞の方に戻った直後に声が響いた。そして人が沸いて出てくる。少なくとも十人はいる


「同盟は三人じゃなかったか?」


この状況に苦笑いしながら言う。雪と栞だけでも逃がす方法も考えてはいるが思いつかない……


「バカだねー、ここにいる僕合わせて18人は人数が減るまで協力をしているんだよ」


嘲笑いながら俺を見る。その目からは勝利を確信していることが分かる


「海斗君、どうするの?」


血の気の引いた真っ青な顔の栞が俺に聞いてきた。雪もかなり真っ青な顔だ。正直見ていて楽しい


「殺して殺して殺し尽くす。大丈夫だよ。君たちは俺が守ってやるから」


微笑みながら優しく、二人を撫でて言う


「いおりん、死なないでね……」


雪が俺のことを心配して剣を持っていない方の手を握って上目使いで見てくる…正直可愛い、普通の人だったら惚れたりするだろう………ま、俺は惚れたりしないけど………


「期待には答えて本気を見せるよ」


握られた手を引き、立ち上がった


「逃がさないよ!みんな、殺ろう!」


全員が刀を抜き、俺の方へ斬りに来る


「来いよ、経験の違いを見せてやる」


そう言って剣を持っていない方の手……左手でホルスターからサバイバルナイフを取り出して簡易二刀流をして立ち向かった






全員で斬りかかったのに残りが三人、その三人が俺のことを化物を見るような目で見てくる。それもそうだろうたった一人で15人を殺したのだ


一人目は振っている途中に首を切り捨てた


二人目は投げたナイフが首に刺さった


三、四、五、六人目は一人目から奪った刀も装備した本当の二刀流に連携した隙のない攻撃も防がれ、斬られた


七人目は逃げようとしていたから手榴弾を投げた


八人目は戦意喪失して泣いていたから簡単に首を斬った


他の七人は三人、四人でナイフを投げる組、刀で戦う組に分かれて殺しに来たがナイフを弾きつつ、斬るというテクニックで一掃した


残った三人は一人が雪と栞を人質にしようと走っていた。それを見た俺は敵に背を向けて助けるために走った。それが悪かったらしく背中が斬られた。すごく痛い


「うおぉぉぉ!」


叫んで人質にしようとしていたやつをギリギリのところで斬った。が、血が多く出ていたらしく、一度倒れた。その間に残りの二人が殺しに来ると思ったが二人は逃げていった。安堵感からか二人が泣いて手当てしているのに意識が飛んだ








起きると、二人が泣きながら抱きついてきた。胸が当たっているのに俺が少し顔を赤くしつつまわりを見た


死体が一つもないところを見ると運営がきたみたいだ。よく見ると俺の制服も新しいものに変わっている。死体回収の時に新しい制服に着替えさせられたみたいだ。前の制服とは違い、白い制服を着ている


「あれ、何で白い制服?そして、何で雪と栞も同じような制服着てるの?」


泣き止んだところで切り出したけど謎だ………謎すぎる…………


「いおりんとしおりんと私は仲間だしね」


いやいや、仲間だからって同じような制服はないだろ……


「「そんなことよりもいおりん(海斗君)!戦い方を教えて!」」


いきなり言われた。自己防衛になるし教えたいけど……俺の剣は我流だから教えにくい


「どうしようか……」


「お願い!もういおりんに気遣われずにしたいの!」


「あんな怪我を負われたくないから……」


あー、二人はあれのせいでそんなことを言っているのか……俺の責任だな……


「いいけど、これからは大勢を殺すことになるかもよ?」


少し意地の悪いことを言ってみる


「別にいいよ!」


「私も構わないわ」


二人が同意して俺の判断を待っている


「仕方ないなぁ、教えてあげるよ。刀は取ってあるだろう?」


聞いたら二人は刀を出した。しかも二つずつ


「よし、それじゃあ《砂漠エリア》に行くぞ。ここから戦闘機隠した場所は近いしな」


俺が歩き出すと二人もついてきた







そして 、2ヶ月が経った。つまり、開始から1年が過ぎた。そして、残る人数は1000人以下となった

次回から本番です!次回から本当の《game of death》が始まる………

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