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異世界ガンスリンガー 〜静女に捧げる誠実な嘘〜  作者: ジュウニシカ
第1章 異世界への転移
1/52

000-プロローグ

 それは遠い昔のこと。

 

 ここヒーズル国では、かつて魔法世界ロクエティアと次元を超えた交易があった。

 ヒーズルは鉱物資源や貴金属を、ロクエティアは魔法技術にすぐれた魔術師を派遣し、互いに成長してきた。


 ロクエティアからもたらされた魔法技術は、クリスタルを用いて訓練を積めば、誰でも奇跡の力を使えるというもの。

 多くの人々が使えたため、ヒーズルは小国から近隣諸国を統合する大国へと発展していった。

 

 この功績により、ヒーズルの人々は魔術師を神と(あが)めはじめ、いつしか魔術師は“魔神”、彼らを招き入れることを“魔神召喚”と呼ばれるようになっていた。


 しかし、国の発展に尽くしてくれる者もいれば、その逆も存在する。


 良好な関係を保ってきた両国だが、悪しき心を持った魔神と召喚士により、時のヒーズル国王が殺害されると言う歴史に残る大事件が起きてしまった。

 

 これにより、何百年と続いてきた国交は断絶してしまい、魔神召喚は禁術として封印された――。




 

 当時の国王が死去して約400年後。

 魔神は歴史上の存在となり果てた頃、突如、封印が解除される。


 そして、再び魔神が召喚された。

 

 その魔神は(よこしま)な心を持っており、ヒーズルの西方にある、辺境の小さな集落を消滅させたあと、姿をくらましてしまう。

 

 なぜ姿を消したのか、この魔神の目的は分からない。

 ただ、1つ言えることは国の危機がゆっくりと訪れていること……。



 このような事態による影響か、第三の世界から1人の青年がヒーズルへ迷い込んでしまった。


 青年の名前は、クシード・シュラクス。

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