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第六章 その正体
窓が割れたのと同時に入って来たのは、人の形をした光。
手には、新聞が握られていてそれを俺に投げて消えていった。
今の悲鳴はおそらくさっきの光人間を見たんだろう。
あれは、不思議な者で俺にだけ新聞をくれるらしい。
理事長に聞くと西洋の魔術で名前は
ー傀儡ー
と言い使える者は稀という。
俺が最初に編入した時は、無かったが10日目辺りから始まり今に至る。
そして、一人怪しい奴がいたので話しかけてみると、
ーあなた、さっきの授業で分からないところあったでしょう。
駄目よ。分からないところをそのままにしていては
と、誤魔化されここ最近は無かったがあの一件から頻度が増えている。
一体何が目的なんだろうと外に出るとそこには血が大量にあった
ああそういうことか。嵌められた。
直後、俺の意識は途切れた。