第零章 これまでの道のり
人を一人殺した。そいつは泣きわめき命乞いをしていた。それでも俺は手を血に染めた。でもなぜ今回の標的がそいつだったかは分からない、でも依頼がくればどんな奴でも息の根を止める。
ーそれが仕事だから、それが社会の為だから
偽善者たちは、みんな口を揃えてこう言う。俺はその主張が気にいらなかった
だが殺した標的全員の顔、最後の言葉を思い出すと自然とその主張に頼るようになった。
しかし、アイツは違った。アイツは最後まで悔いて嘆いていた。
そして、組織に逆らった。
当然アイツは処刑された。より苦しく醜いとされる一番酷い処刑だった。
でも、死ぬ前にアイツは俺に言って逝った。
ー君なら絶対正義を貫けるよ。
この一言で俺は決心した。この組織を潰しマトモな人間になると
しかし現実は甘くなかった。だが、俺は意地、運、能力全てを犠牲にして奴らを皆殺しにした。
今の俺にはこの記憶と殺人をしていた時、手にいれたあるものしかない
それに同情した協力者の舞波 桜の計らいで
国立剣聖育成高等学校に編入し、俺、神崎 清は
圧倒的モブ生活を心の底から楽しんでいる
ここまで読んで頂きありがとうございます。
初めて書いたのでちょっと不安ですがこれから頑張っていきます。
おもしろかったら応援よろしくお願いします。