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Valche《ヴァルチェ》  作者: 神城 奏翔
序章 学院転入編
7/27

第6話 Strategy meeting

最近、PS3が壊れてテンションが落ちた加那 翔です。


と、いうのも買いたいソフトがあってですね。


そのためにお金を貯めていたのですが、

修理にお金が消えてしまったからです。


……はぁ、不幸だ。



ちなみに買いたいソフトは【ToX】でした。





「ーーと、いうことで作戦会議をしますよ!」

担任の先生から学年混合チーム対抗戦の話を聞いた後の昼休み、

俺は中庭に来て缶コーヒーを飲んでいた。

そんな俺のところに修史は来て、そんなことを言ってきた。

(えー、めんどくさいな)

さっきと違って作戦会議をやろうとする気力すら無くなった俺。

というのも、あの話が終わってからの授業の先生がめんどくさかったからだ。




      ◆



~~3時間目の場合~~



「そういえば、柊君!!」

「あ、はい!!なんでしょうか?」

いきなりテンションをあげて呼ばれるから、俺はビックリして大きな声で返事をしてしまう。

「あなた、欠陥魔導士(ディヴァルチェ)ってホント!?」

「……まぁ、そうですね」

授業始まってから10分後、何故か知らないが俺の話に変わった。




「先生……」

先生のテンションの上がりようを見て、おそるおそる手をあげる名前も知らない生徒。

「あ、はい。なんでしょうか?」

「ディヴァルチェってそんなに凄いんですか?」

いや、すごくはないと思うぜ。

若い魔導士にディヴァルチェっていうと、

『欠陥品だーー!!』的なノリでバカにしてくるぐらい。



だが、先生はーー

「凄いに決まってるじゃないですか!!」

「えっと……でも、ディヴァルチェって、欠陥魔導士って書きますよね?」

「それはですね。今から約60年前、魔導士の欠陥品なのに、

自分らより活躍するな。と思ったバカな魔導士が付けた名称ですよ。

実際はディヴァルチェのほうが強かったです」

へぇ、その話は聞いたことなかったな。というか、バカな魔導士って。

先生、あなたは世界中の若い魔導士を敵に回すつもりですか?

バカな魔導士ってのは、あってはいますけどね。




「そして凶悪な魔物≪≫を倒したのも大魔導士【ヴァン・セプテット】と言われていますが、

事実は彼の親友、ディヴァルチェ【ゼファー・ミレニアム】が倒したんだ。という説も出てますし」

ふーん、そんな話もあったのか。

全然、知らなかったよ。というか、この先生、歴史に詳しいな。




それにしてもーーーー



ーーゼファー・ミレニアム……か。





「え、でも、それは説ですよね?」

「そうですね。……ですが、ヴァンはゼファーが倒したと言っていたそうですよ。

でも、バカな魔導士達は、『あんな欠陥品に出来るわけがないだろ』と聞かなかったそうです。

なので、事実に近いのはゼファーが倒した。という説ですね」

まぁ、これは歴史を長く勉強している人しか知らない情報ですけどね。と付け加える先生。

(なるほどな。だからこんなに詳しいのか……)

ただ、ためになった話だから俺的には良いんだけど……



勉強はしなくて良いのかよ!!と、心の中で全力でツッコム俺であった。






~~4時間目~~



3時間目と似たようなものなので、以下省略。




     ◆





「さぁ、作戦会議をしますよ。

そのために場所も人数も揃えてきたんですから」

何故かテンションの上がっている修史の後ろから、3人の女子がきた。

……マジですんのかよ。作戦会議。

「……はぁ、わかったよ。

で、どこで作戦会議をするつもりなんだ?」

「屋上です」

そういって修史は、ポケットから屋上の鍵を取り出す。

まぁ、屋上だったら良いかも。息抜きも出来るし。

「了解」

それだけ言って、屋上に向かう。




(ってか、なんで転入1日目から息抜きが必要なんだよ)

そんなことを心の中で思いながら。






       ◇




「うわっ、これは凄いな」

「そうですね……。これはさすがに予想外でした」

「まぁ、これくらいあってもおかしくはない……かな?」

「……国が建てるようなものだしね」

「あはははは……」

屋上についた俺達一行の反応はこれだ。

ちなみに上から俺・修史・彩葉・アイリス・悠里の順番だ。


こんな反応になるのもおかしくはない。

周りを見渡してみると、ガラス張りの机や

かなり良い素材を使っているであろうシートなどが大量にあったからだ。

しかも都合良く机1つにシート5つというセットで。





「いくら国立といっても、これはないだろ。

それにこんなの雨でも降ってきたら……」

シートや机がやばいことに。と言おうとしたが、彩葉のある言葉によって言えなくなった。

「あ、それは大丈夫みたいです。ここの真上に結界が張ってますから」

「ああ、なるほどね。だからここに豪華なセットを置いても大丈夫なのか」

でも、これは良い環境だよな。

気持ちの良い風を浴びながら、友だちと話したりできるのだから。



ただ……外にこの環境はないと思う人もいるかもしれないけどね。

俺は良いと思う派だけどな。これだと寝やすいし。

「じゃあこの学校の話はこれぐらいにして、作戦を話し初めましょうか」

修史の言葉に全員が首を縦に振る。もしくは肯定の言葉を言う。





「作戦を練る前に簡単に自己紹介でもしましょうか」

「そうですね。それが良いかも知れません」

確かにそれは良いかもな。自己紹介は全員の性格がわかるって言うし。

「別にいいわよ。反対する理由もないし」

「確かにな。個人的に自己紹介したくないやつはいるけどな」

悠里は俺を睨みつけながら言う。

ってか、俺が何したってんだよ。何もしてないだろ。

それなのになんで睨まれないといけないんだよ。……理不尽すぎる。




「では、言い出しっぺの自分から……霧島修史です。

えっと魔導器は【フリート】といって、細長く先っぽがひし形のような形状の槍です。

これからよろしくお願いしますね。みなさん」

「よろしく、修史」

「ええ、よろしくね」

俺とアイリスだけ返事をする。でも、あとのやつはしなかった。

……ああ、そっか。幼馴染って言ってたな。



「えっと、霧島君。魔導器を見せてもらってもいい?」

アイリスが小さく手をあげながら言う。

「ああ、そうですね。見てもらったほうが早いですね」

そういうと修史は手を上に挙げる。

すると、近くに存在する魔力が修史の手に、そして槍状に集まっていく。

そしてそれが完璧な槍の形になったとき、形成される。


「これが僕の魔導器、【フリート】です」

血に染まっているのかと思うぐらい紅い色の槍を持ちながら言う。

「……これって、Aランクの魔導器じゃないの!?」

そんな槍を一目見て驚いたのか、アイリスは声をあげる。

Aランクってなんだ?魔導器にランクってのがあるのか?

「ええ、そうですね。

でも、まだ完璧に使いこなせてはいないんですよね」

苦笑を浮かべながらそんなことを言う。

そしてそれを言い終えた頃にはすでに魔導器は消えていた。



「では、次は彩葉で……」

「あ、はい。私は水城彩葉といいます。と、いっても今更ですね。

ここにいる全員、私の名前は知っていますし」

ああ、そうなんだ。

修史は幼馴染、悠里は弟だとしても、アイリスとも知り合いだったのか。

……交友関係広いな。



「魔導器は、【ツインバレット】と言います。

まぁ、これは自分でつけた仮の名前なんですけどね」

そう前置きをして彩葉が形成したものは、二丁の銃だった。

(……あの銃、超カッコイイじゃん。やべぇ、テンション上がってきた)

彩葉の手にある銃を見ながら思う俺。

それらの銃は、かなり豪華な服飾がついているのだが、邪魔にならない程度なので超カッコイイわけだ。


まぁ、この説明だけでわかると思うが、俺は超がつくほどかなり銃好きだ。

なので、銃とかを見るだけで自然とテンションがあがるってわけ。




「彩葉」

「え、あ、はい。なんですか?」

「ちょっと、その銃貸してくれない?」

俺は彩葉の目を真剣に見ながらそう頼んだ。

「ああ、はい。いいですよ」

すると、わかってくれたのか。銃を乗せた手を差し出してきた。

それを受け取ろうと、手を差しのばす。



「姉さん、渡しちゃダメ!!」

「えっ!?」

それを俺が受け取る直前、そんな言葉を聞いたような気がしたが、

時、既に遅く。銃に手を持っていた。

「ど、どうしたの?悠里」

「適合した魔導器を他の魔導士に渡すと、

異変が起こるっていうんだけど、何もないの?」

ありえないようなモノを見るかのように俺を見る悠里。

「ん、何もないが?」

うわっ、やっべぇ。

この銃、リアルにかっけぇんだけど!!

超、こんな銃欲しいな。今度、モデルガンでも良いから作ってもらおうかな。





「う、うそでしょう?普通の魔導士なら異変があるはずなのに……」

「それならアレじゃないか?俺って普通の魔導士じゃくて」

欠陥魔導士だし。と言う。

「……なるほどね。まぁ、それならありえなくもないかな」

「ま、そういうことだ。

あ、銃、見せてくれてありがとね」

そういって俺は彩葉に銃を手渡す。

「いえいえ、これぐらいどうってこと……」

銃を直した直後、彩葉は少し顔をしかめ、俺の顔をじっと見始めた。




「ん、どうしたんだ?」

「……いや、何でもない。気のせいみたい」

「そうか……」

なんだったんだろう。

さっき一瞬だけ顔をしかめたような気がするんだが、

皆が気にしてないみたいだから、良いか。




「それじゃあ次は、悠里かな?」

「……水城悠里だ。魔導器は【シャングリラ】っていう。

剣型の武器だけど、見た目はわかるよな?さっきこいつと戦ったときに見せたし」

俺を指差し言ってくる悠里。

ーー確かにお前の魔導器は全員、見たと思うけどさ。一応、説明しようぜ?



「えっと、私はアイリス・スカーレット。

魔導器は【フォーマ】。形の特徴を簡単にいえば弓です」

アイリスの手の平に具現したのは緋色の弓だった。

弓か……、なんか珍しいな。

外国の人なのに日本の武器を使うなんてな。

「……これで自己紹介は全員、しましたね」

「え、隼人君はしてないけど?」

「いや、俺は別に言わなくてもいいだろ。

名前はさっき言っただろうし、ディヴァルチェだから魔導器もねぇしな」

まっ、武器は拳銃を使うけどな。と付け加えたように言う。





「ーーさて、全員の武器がわかったところで、作戦会議を始めましょうか」




更にどうでも良い話ですが、

自分がしたことのあるテイルズシリーズは、

ToA・ToV・ToG・ToGfなどです。


……今、思いかえすと最近のやつばっかですね。


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