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思ったより何も教えてくれないリリちゃん

「それで、私は魔王になって何をすればいいんですか?」

「特に何も、強いていうなら死なないでください。」

「はい?どういうことですか?」

「そのままの意味ですけど?」

「だって、魔王て言ったら勇者と戦ったりするものじゃないですか?」

「まぁ、戦いたいならそうしてもらっても構いませんけど、特にメリットはないですよ?」

「そうなんですか?」

「はい、ゲームの世界ではないので勇者を倒しても何か得られるわけではありません。ただ人間からは相当恨みを買うことになるでしょうね。」

「うわぁ、」

「だからまぁ、普通に生活していただければ大丈夫です。それに魔王なので全属性の魔法を使えますし、魔力も人間の一万倍の魔力が備わっていますので万が一襲われても問題ないですし。それに魔獣の森に住んでいただくので魔王にとってはかなり過ごしやすい環境になっていると思いますよ?」

「な、なるほど?」

「あ、それと、魔族には様々な種族がありまして、例えば人狼とか、鬼人とか、あと鳥人とかもありましたね。魔王になる際にその中からあなたに適した種族になるので、転生した際にはならず鑑定魔法で確認してください。」

「わかりました。」

「私からの説明といたしましてはこんな感じでしょうか、、、なにか質問はありますか?」


なんかもういっぺんにいろんなこと言われたからよくわからなかったけど、とりあえずいくつか不安なことを聞いてみることにした。


「魔獣っていま凶暴化しているんですよね?私に襲ってきたりしないんですか?」

「それは現地にてご確認ください、きっとすぐにわかりますよ。」

「あと、家とか生活必需品とかってどうすれば」

「それもすぐにわかります。」

「食料は」

「すぐにわかるので心配しないでください。」


めっちゃ不安なんですけど。


「それといまここで話したことは全て覚えた状態で転生するのでご安心ください、では時間が押してきたのでそろそろ転生していただきましょう。」

「え、もう!?ちょっと心の準備が」

「それではいってらっしゃーい。」


急に説明が雑になったリリちゃんはそういうと、右腕を上にあえげてん呪文のようなものをとなえた。その刹那、私の体が光に包まれ、気づいたら真夜中の森の中に一人ぽつんと座っていたのだった。

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