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うさぎさんの話

「魔王様はどうやって魔獣が生まれるかご存知でしょうか?」

「ごめん、わかんないや。」

「いえ、私なんかに謝らないでください、、、魔獣は空気中にある魔素が固まってできた魔石に魔力が宿ったときに誕生します。魔獣として誕生した後も空気中の魔素を栄養素として生きたいくので食事の類は必要ありません。」

「へぇ、なんかすごいんだね。」

「嬢ちゃんも食事は必要ねぇぞ。」

「え!?」


くまさんにより突然明かされた衝撃の事実に、私はその場で頭を抱えてしまった。


「だ、大丈夫ですか?魔王様?」

「だ、大丈夫だから、今何とか現実を受け止めようとしているところだから、ちょっとびっくりしちゃっただけだから。」

「その割には冷や汗がすごいことになってますけど。」

「大丈夫だって、何たってわしはかれこれこの体質で何百年と生きてきたんだ。慣れて仕舞えばどうってことねぇよ。がはははは」


何やら訳のわからないことを言っているくまさんはおいといて、とにかくうさぎさんの話を聞くことにした。


「それで、その話とうさぎさんの悩みって何か関係があるのかな?」

「あ、はい、、、今空気中の魔素の量が極端に少なくなっています。これはおそらく人間が原因なのではないかと思われます。」

「それってなにか確証があるのかな?」

「いえ、証拠はないのですが、、、」


ううむ、魔獣たちが人間を疑っている理由は何かあるのだろうか。もしかしたら季節的なものかもしれないし、、、って季節的なやつのせいで魔素が減るってどういうことだ。なんかよくわかんなくなってきた。


するとくまさんが語り出した。


「人間たちは魔素が少なくなると決まってわしたちを狩りに来るんだ。だから魔素が少なくなるのも人間の仕業なんじゃねぇのかって疑ってるって訳なんだよ。」


、、、ほう?

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