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ヘリが飛び回ってる。私一人に対してだったら過剰すぎる。
ライトで地面を当てながら旋回している。
外人はロケランをぶっぱなしたりライフルで乱れ打ちしたりと大混乱だ。
いいねぇ、滾る。
自然と歪んだ笑みになる。
ここで殺しまくっても面白いけど、嵌められた手前そこまで遊んでいられない。
ひとつのテナントに入って武器をちょうだいさせてもらおうとしても、中には5人。
武器を持っていない奴が3人。
武器を持ってるが、反応できてない。
初めに左右に居た武器持ちを打つ。
あえなく地面に這い蹲る。
ほか三人は、肉弾戦を選んだ。
大振りなパンチ。それを捌いてスライディングで奥の奴に接的して0距離射撃。
振り向くと最後の一人が詰め寄ってきている。
が、遅い。体を逸らし、手に持ったナイフを叩いて、眉間に一撃。
終わりだ。
ああ、最っ高に高揚する。
鮮血の香りの余韻に浸りたいところだが、また来られても面倒だ。
さっさと予備のマガジンと、メイン武器と考えたが、ハンドガンの方が逃げ回りやすいだろう。
手榴弾や、ライト、望遠鏡、サプレッサー等の装備をリュックに詰めてこの場を離れる。
しかし待っていたのは呆気ない終わりだった。