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3-1:王都再び

読者の皆様、おはこんばんにちは!

Nakiです( ^ω^ )


前話の後書きに今話は学園編だと書いたが、あれは嘘だ!


ごめんさない。その手前の話になりました。


皆様のブックマーク登録&評価、そしていつも読んでいただきありがとうございます!


非常に励みになります。


もちろん登録はしていないけど、読んでるよって方もありがとうございます!今話もぜひお読みください。

37話:王都再び


久しぶりの王都。5年ぶりだ。



王都に来たのはこれで3度目だ。初めては5歳の時、次は10歳、そして15歳。



5年に1回なんだな。ただ今回は1泊や2泊じゃない。これから3年間はこの学園がオレの生活拠点になるんだ。



既に気分は憂鬱だ。ハウゼン領で開発をしていたい気分だ。



とりあえず、王城へ行くとしますか。




オレは王城へと足を運び、門の前で警備をしている【衛士】の方に手紙を渡した。



【衛士】は中身を検め、ここで待つよう言われた。



少しすると、案内役らしき人が奥からこちらに来た。



「やぁ、こんにちは!」



この人が案内役らしい。何処かで見た気が...誰だったか?



「こんにちは。えっと...」




「あぁ、覚えてないのも仕方ないかもしれないね。1回しか会ってないし、直接話したこともないからね。5年前の模擬戦で審判を務めた者だよ」



5年前の模擬戦の審判?......!?




「あの時の!?...確か王国騎士団の副団長...名前は...アレックスさん!?」



「よく覚えてくれていたね。正解だ。あの時の君の実力には驚いたものだよ。あれからもっと力をつけているんだろうね?」



そうだそうだ。あの時の爽やかイケメン!5年経った今でも相変わらずのイケメンだ。くそっ!羨ましい。




「当然です。あの時は10歳。今は15です。これからもっと力をつけていきますよ」



「今度時間がある時に一度手合わせをしてもらいたいね」



王国騎士団副団長との手合わせか。そんなこと滅多にない。精霊術ありなら楽勝だろうけど、興味はあるな。



「それは是非!副団長様と手合わせできる機会なんて滅多にないですから」



「フフッ、その時はぜひ」



それから他愛のない会話をしつつ、王が待つ執務室へと向かった。





コンコン・・・



「陛下、アレン殿をお連れしました」



「入れ」



ガチャッ




「失礼します!」



オレはアレックスさんの後ろをついていき、部屋へと入った。そこには陛下と宰相、そして軍務卿のいつもの3人衆がいた。



「久しぶりだなアレン。明日から学園だというのに呼び出してしまってすまないな」



「いえ、陛下がお呼びとあらば。それで、陛下?今回はなぜ私は呼ばれたのでしょうか?」



呼ばれた理由が思いつかないんだよな。ただ唯一もしかしてというのが学園のことかもと言う考えもある。



「アレンを呼んだのは3つある。一つ目は学園について。二つ目は精霊術師について。三つめは商会についてだ。

一応、アルリードから報告は受けているが、アレンからも聞きたいと思ってな」



「それで何でしょうか?」




「まず学園についてだが。学園のモットーは知っているか?」



「【学園では貴族の身分や地位は関係なく皆平等】ですか?」



「そうだ。しかしそれは表向きで、実際は身分や地位によって差別や区別。そして権力を笠に着ている者たちが多いのが現状だ」



「それは父たちから聞いております。ただ、私はそれに甘んじるつもりはございません。自由にやらせてもらうつもりです」




両親からも許可を貰ってるんだ。差別や区別に屈するつもりは毛頭ない。こちらから何かをするつもりはないけど、やられたらやり返させてもらうぞ。





「フッ、結構だ。大いにやってくれて構わない」




まさかの陛下からのお墨付きがでた。




「貴族は学園への入学をしなければ貴族籍を剥奪するとしているが、退学してはいけないというルールはない」



知ってます。貴族は王立学園に通わないといけないけど、途中で退学になっても問題ないというのは調べがついてる。退学しろと言われれば喜んで退学して、領へ帰るさ。



「その顔は既に知ってるようだな。もちろん、悪質なことなら話は別だが、ハウゼン領でいろいろ動いたり考えたりしているアレンなら、そんなことにはならないだろう」



父が報告しているのか。まぁそりゃそうか。報告も貴族の義務だもんな。知られちゃいけないことなんてないけど。




「二つ目は、アレンの契約精霊が上級精霊になったという話についてだ。それは誠か?」




父から報告は受けているけど俄かには信じられないってことなのかな...



「本当です。今現在は4匹の上級精霊と契約しています」



この言については隣にいる宰相と軍務卿、そして副団長のアレックスさんまで驚いている。



気持ちはわかる。何せ1匹でも国を滅ぼすことができる上級精霊が4匹もいるわけだからな。




「アレンよ。気分を害さず教えて欲しい。お主はこの国に対して敵対する気持ちはあるか?」




敵対か...考えたことなかったな。国とは距離を置くことは考えたことはあるけど。貴族の柵問題の時に。



「今のところありません。貴族社会は面倒だから距離を置きたいなって思ってはいますが」



「そこは貴族だからと諦めて欲しい」



「それが貴族に生まれた貴族の義務ってことですよね」



「そうだ」



まぁ仕方ないか。



「オレに...というかオレたちに火の粉が振り掛からなければ、敵対的行動はとりませんよ」



あれ?オレってこんな言動する人間だったかな。強大な力を持ったことで考え方が強気になってるのかな。



ムギたちは気にしていないようだから大丈夫か。



「それが聞けただけでも安心だ。最後の三つ目はエボルヴ商会についてだが、王都に店を構える気はないか?今の出張所というものでなく」



王都に店か。今は行商と言う形で王都に品を出してるけど、すぐに品切れになるんだよな。まぁ王都じゃ希少品だからなうちのは。



「それなら陛下、一つ条件があります」



「条件か...聞こう」



「これとこれ。この2つの製品を王家御用達にしてください」



そういって出したのは先日作った、【リバーシ】と【爵棋】だ。



「これは?」



陛下だけじゃなく、この場にいる全員が興味を示した。オレはこの2つについて説明し、その後、実際に試してもらった。



・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・



それから1時間後、【リバーシ】と【爵棋】を一通り、遊んでもらった。



陛下

「面白い!面白いぞアレン!」



宰相

「左様ですな。どちらも面白いですが、特に【爵棋】は奥が深い」



軍務卿

「宰相殿の仰る通りですな」



騎士団副団長

「逆に【リバーシ】は誰でもすぐに遊ぶことができますね」



4人全員から高評価を頂き、そのまま王家御用達の許可も合わせて貰う。



そして【リバーシ】と【爵棋】の盤面の側面と裏側に王家御用達の文字を入れることを決め、すぐさま生産体制に入ることにした。



といっても作るのは商会の人間に任せるけど。一応父たちにも報告をするのを忘れない。





そして、この【リバーシ】と【爵棋】は国内で絶大な人気を誇り、生産が間に合わない為、急遽、大量の錬金術師を臨時雇用することにまでなった。



1年経った後も人気は衰えず、他の商会も生産し販売することになった。そして【リバーシ】と【爵棋】は国内で大会が開かれるほどの活気となった。



その話はまた別の時に...

本話を最後まで読んでいただきありがとうございます。


次話こそ学園編です。


「面白い」「次話も楽しみ」など思っていただけたら、とても励みになるので、

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