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世界を我手に

作者: 豊田直輝
掲載日:2026/05/15

伊勢神宮で強いお祈りをしたんだ。

「世界を我の手に与えたまえ」

あまりに強く願いすぎて頭の血管がいくつか持っていかれた。

気づいたら私は宇宙にいたんだ。

地球を手で丸めこめるくらいの特大サイズに私がなっていて酸素の心配もない異常な生物になっていた。

もはや生物のカテゴリーではない気がする。

私は神になったのではないのか。

私が願った世界を欲しい意味は物理的に自分の手のひらサイズに世界を包含したいという意味ではなくて

世界を我手にするだけの金銭なり権力が欲しかっただけなのだ。

巨大なウルトラマンみたいな存在になりたくて伊勢神宮にお祈りしたのではない。

伊勢神宮の神様は大きな勘違いしている。

謝れば済む話ではない

こんなに大きなサイズで宇宙に存在して

私は何を生き甲斐に生きていけばいいのか皆目検討もつかない。

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