表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/13

7話 2人の助走

☆彡



「ごめんなさい。これキーホルダー代」

「いいよ。あたしは気にしない」


「でも、悪いのは私だから」


「金の話なんていいからさ。

またピアノ弾いてよ」


「そ、それは・・・」

「いいだろ?」


「うん」



☆彡


「みゆきは進路どうするの?」

「テキトーに就職」


「ほんとテキトーだなぁ・・・。

ウチもお母さんに就職しろって言われてるけどさ。

進学は考えてないの?」


「ないない。

てか、大峰はだいたいみんな就職だよ」


「専門とかは?」


「そういうのは、あんまり聞かねぇなぁ。

ウチのお姉ちゃんも就職だったし」


「奨学金っていうのがあるんだよ。

学校に行くためのお金を借りられるの」


「・・・知らんかった」



☆彡



「慶子はピアノどうすんだ」

「できれば、やりたいんだけど」


「そーゆーことはさ、

ちゃんとママに言ってみろよ」


「うーん。大丈夫かなぁ?

てか、みゆきってお母さんのことママって呼んでるの?」


「なんだよ? おかしいかよ」

「ううん。おかしくなーい」


「あっ、今バカにしただろ?」

「あはは」



☆彡



「ピアノ。また始めたいって、お母さんに言ってみた」

「そうか。やったジャン」


「うん。みゆきのおかげだよっ」

「ま、気にすんな。あたしも、進路のこと教えてもらったし」


「うん。一緒にがんばろうね」

「ああ」



☆彡



「いやだよっ」

「てめぇ、いつまでひとりでいるつもりなんだクソが」


「みゆきってば、口悪すぎない?」


「イイからとにかく、みんなの前で弾いてみろって。

イッキに人気者だから」


「そんなものかなぁ・・・」



☆彡



「大成功だったろ」

「うん。みんなと友達になれてよかった・・・」


「割とみんないいヤツなんだよ。田村とか」

「うんっ。田村くんおもしろい」



☆彡



「今度さ、ケーコの制服とあたしの制服とりかえっこして

登校してみようぜ」


「それ。ちょっと面白そう」

「だろ? 明日さっそく」


「うんっ」


2人は友情を深めていく。

だがある日、事件が起こった。

ありがとうございました。

次話もよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ