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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

百合短編

爪先(つまさき)と爪先

作者: 転生新語

背中(せなか)まで45(ふん)」という、大人(おとな)恋愛(れんあい)(うた)った(きょく)がある。(よん)(じゅう)()(ふん)(まえ)にホテルで()()った(だん)(じょ)が、部屋(へや)(なか)(はだか)()()う。(はだか)背中(せなか)()れるまで、()かった時間(じかん)(よん)(じゅう)()(ふん)だったというタイトルだ。


 歌詞(かし)には『(ぼく)』とあって、主人公(しゅじんこう)男性(だんせい)は、女性(じょせい)背中(せなか)魅力(みりょく)(かん)じていたのだろうか。()(なか)()いたドレスだったのかもしれない。私の場合(ばあい)相手(あいて)同性(どうせい)女性(じょせい)で、(うす)いフラットシューズ()しに()けて()えた、爪先(つまさき)のペディキュアに魅力(みりょく)(かん)じた。




 ホテルの部屋(へや)一緒(いっしょ)入浴(にゅうよく)をする。彼女(かのじょ)(あし)(なが)くて素敵(すてき)で、二本(にほん)もある。私は(あし)をひたすら()めて、()った私たちは簡単(かんたん)(しあわ)せな気持(きも)ちになれる。


 出会(であ)ってから、体感(たいかん)では二十分(にじゅっぷん)()っていない。(いま)はスピード時代(じだい)ということだろう。(ふく)()ずに部屋(へや)へと移動(いどう)して、彼女(かのじょ)()(たお)し、(りょう)足首(あしくび)をつかんで(ひら)く。


 (あいだ)()って(はい)って、(あし)(こう)にキスをするような(かたち)となる。()()()()()()()で、私たちの(よろこ)びが交錯(こうさく)するまで、あと何秒(なんびょう)だろうか。

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