夜陰をめぐる早計
や‐いん【夜陰】の意味
夜のやみ。夜の暗さ。また、夜中。夜分。「夜陰に乗じて攻撃をしかける」
『歩』
「それは僕のです」
といってもひとり
エゴの最果て
『星』
空の翳りに
憂鬱が映えて
街は点く
『間』
夜が深く眠れない
僕は浅はかに
車の音に期待する
『楽』
沈黙を
消すための
長い沈黙
『碇』
無知は全知に
勝るのか
旅はいつまで続くのか
『針』
世界が変わる
変わる前の後は無くなる
変わったとは云えない
『錆』
便利さに
趣きが霞み
いきづまる
『意』
轍の無い僕、有る列車
窓外の不細工な名前のアパートに
ただ笑う
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有難う御座いました。
感想、評価の程、宜しくお願いします。
また姉妹作の『日々をめぐる路線』も是非読んでみてください。