第二話 一緒におパンティーしゃぶらない?!
第二話 一緒におパンティーしゃぶらない?!
①
男はボロボロの姿で人気のない路地裏を歩いていた
その姿は見るからにボロボロで、本当に可愛そうになるくらいボロボロで、この世のボロボロをこの男に全部集めたんか!?
ってくらいボロボロだった
男(俺…もうだめかもなー…
そうつぶやいた瞬間ビルとビルの間から路地裏に向かって人が落ちてきた
信じられねえと思うからもう一回言うがビルとビルの間から人が落ちてきた
やべえだろ?
ウルトラ酸素(へーい!そこのお兄さん!そんなボロボロでどうしたの?!おパンティーしゃぶりつき教に入って幸せにならない?!
男はその怪しい自分と同年代くらいの少年が言ってる事を理解できなかった
(ここで素晴らしいオーイシマサヨシ兄さんが描き下ろしたかのような素晴らしい本当に素晴らしいオープニングが流れる)
男(その…パンティーしゃぶりつき教…?ってのは何なんだ?
ウルトラ酸素(おパンティーしゃぶりつき教はね!おパンティーを人から買ってしゃぶるんだよ!そしたら幸せになるんだ!
男はめまいがした
おパンティーしゃぶりつき教の名前自体は知っていたがどういう団体かは知らなかった
名前から察するにやべえ団体ということは容易に想像できたが…
今すぐ逃げ出したかった
関わりたくないその気持ちでいっぱいだった
ウルトラ酸素(君名前はなんて言うの?
男(名前を聞かれてしまったぁぁ…
どうしよう…いいたくない…こんな不審者に自分の名前を教えたくない…!)
ウルトラ酸素(名前なんていうの?
男(ひ、人に名前を聞くときは自分から名乗るのが筋じゃないのか?
ウルトラ酸素(でもさぁ…
僕の名前はウルトラ酸素なんだけど君の名前は何?!って聞き方するのが筋なの?そんな筋通してる人見たことないんだけど
そんなやつキモくない?
僕の名前はウルトラ酸素なんだけど君の名前教えてよ!ってやつ
キモいだろ?普通に考えて
ねえ?キモくない?
ダン(わかったよ!わかった!俺の名前はダンだよ!
ウルトラ酸素(ダンダヨ君?何人?
ダン(ダーン!ダンだよ!ダンダヨ君じゃねーよ!
ウルトラ酸素(あー…なるほど…わかったよ
ダン(本当にわかったんだろうな?!んで、パンティーしゃぶりつき教の奴が俺になんのようだよ
ウルトラ酸素(あの、さっきから気になってたんだけど「おパンティーしゃぶりつき教ね?君はずっとパンティーしゃぶりつき教って言ってるんだけど、神聖なるパンティー様にはちゃんと「お」をつけてね?
ウルトラ酸素お兄さんとのお願いね★
ダン(お兄さんってそんなに歳変わらねえじゃねえかよ!
ウルトラ酸素(僕18歳
ダンは?
ダン(19歳…
ウルトラ酸素(へー
ダン(へーってなんだよ!
ウルトラ酸素(いやぁ…どうでもいいなあと思って
ダン(なんだお前!それで!なんのようだよ俺に!
ウルトラ酸素(いや、ボロボロだったからおパンティーしゃぶりつき教支部で保護しようと思って
ダン(余計なお世話だよ!怪しいパンティー教のお世話になるようなことはねえよ!
ウルトラ酸素(とかいうやつに限って最終話近くになると主人公を敵の攻撃から守って死んだりするんだよね
期待してるよ
ダン(そんな変な期待俺にするな!
その時、ぐ〜〜〜〜〜うぐぎゅるるるぅ〜〜〜〜〜
ダンの腹が鳴った
ウルトラ酸素(お腹減ってお腹が鳴る人間ってこの世に本当にいたんだ…!
ダン(う、うるせえ!
ウルトラ酸素(食べ物あるよ?支部には
ダン(う…!
ウルトラ酸素(シャワーも浴びれるしお風呂にも入れるよ?
ダン(ううう…!
②
ウルトラ酸素(なんだーwww結局ついてくるんじゃん!www
ダン(うるせえな!さっさと食い物をよこせ!
うるせえ酸素(それで?なんであんなところでボロボロになって倒れてたの?
お風呂に入りすっかりキレイになったダンにウルトラ酸素は訪ねた
ウルトラ酸素(なんでボロボロであんなとこに倒れてたの?
ダン(言わなきゃだめか…?
ウルトラ酸素(言わなくていいよ
そんなに興味ないし
ダン(ねえのかよ!
ウルトラ酸素(それだよ!
ダン(はあ?
ウルトラ酸素(僕お笑い芸人目指してて漫才の大きな大会で優勝したいんだ!
あの一千万円もらえるやつ
ダン(ああ、M-1か…
ウルトラ酸素(馬鹿!実名を出すな!○-1って言え!
ダン(なんでだよ!
ウルトラ酸素(なろう小説家で○-1の実名出したら誰かに怒られるかも…
ダン(誰も見ねえよ!こんなクソ小説!
作者(え…傷つく…
ダン(誰だ!お前は!引っ込め!
ウルトラ酸素(やっぱり見込んだとおりだ!君にはツッコミの才能があるよ!
是非僕とコンビを組んで頂点を取ろう!
ダン(いいぜ
ウルトラ酸素(だよねー…やっぱりだめだよねー…っていいの?!
普通こういうのって渋る相方を必死に説得してやっとコンビ結成ってやつじゃないの?!
つまんな!
ダン(つまんなってなんだよ!別にいいだろ!二つ返事でも!
どうせこれからやることも無いしな
付き合ってやるよ
ウルトラ酸素(ほんと?!よろしく!これから!
後日
ウルトラ酸素は公園にダンを呼びだしていた
ウルトラ酸素(宿題はやって来た?
ダン(やるわけねえだろ!なんで女性物のパンティーを一日100クンカしなきゃいけないんだよ!
ウルトラ酸素(あ!またパンティーって言った!ちゃんと「お」をつけないと!
ダン(うるせえな!めんどくせえ!
ウルトラ酸素(居候の身なのにそんな口の聞き方していいのかなー?
身寄りの無いダンはウルトラ酸素の一人暮らしのアパートに居候しているのだ
ダン(いいからネタ合わせするぞ!
両(どーもー!!
ウルトラ酸素(最近のマイブームは心霊スポットに行って「おばけなんていないさ」を熱唱することです!
ダン(どんなマイブームだよ!
こんな感じのウルトラ酸素とダンでお送りする
パンティーピーポーズです!
ウルトラ酸素(「お」パンティーピーポーズですから!
ちゃんと我らのシンボルおパンティーには「お」をつけないと!
ダン(わかったから!って俺らのシンボルって俺までパンティーが好きみたいになってるじゃねえかよ!
ウルトラ酸素(あ!また!「お」をつけ忘れてる!
ダン(わかったよ、うるせえな
おパンティーピーポーズでーす!
両(お願いしまーす!
黒服(やっと見つけたぞ…コードネーム0015…
ダン(お、お前は…!黒服か…!
ウルトラ酸素(いやーこの前ね懐かしいもの見ちゃってさー
黒服(我々のもとに帰ってきてもらうぞ…
ウルトラ酸素(なんだと思う?!絶対ダン君も懐かしいって思うよ!
ダン(いやだ!俺はこいつと漫才の頂点を取るって決めたんだ!
ウルトラ酸素(それはなんとね!おしゃぶり!
黒服(漫才…?何を言ってるんだ貴様は
お前は我々組織の大事な被験体…お前の好き勝手させるわけにはいかない…
ウルトラ酸素(いやーそれで懐かしくなってさーおしゃぶりしゃぶっちゃったんだよねー
おパンティーしゃぶってるのもいいけどおしゃぶりも捨てがたいよねー
まあ、おパンティーは被れるから性能的にはおしゃぶりに勝ってるけどねー
うーん
黒服(漫才をやめろ!!
ウルトラ酸素(いや、漫才は観客に言われてやめるものじゃないじゃないですか
やっぱりツッコミに言ってもらわないとなー
ダン(もういい…酸素…もう逃げ場がない…
お前と漫才は出来ねえみたいだ…ごめんな…
ウルトラ酸素(はい、それではおパンティー狂想曲1番を歌っていきたいと思います
おパンティー♪おパンティー♪おパンティー♪おパンティー♪
おーーー♪ぱーーー♪んーーー♪てぃーーーー♪
黒服(だから漫才をやめろ!
ウルトラ酸素(おパンティー♪パンティー♪おっおっパンティー♪パンティー♪
黒服(ちょっと…コードネーム0015…この人に漫才やめるように言ってくれない…?
ダン(ウルトラ酸素…もうやめてくれ…
ウルトラ酸素(いや、もうやめてくれっていうツッコミ台本に書いてありましたか!?
ちゃんと台本の通りやってよね!
あと、まだ「ロックおパンティーロック」歌うくだりもまだやってないし!
やる気あるの?!こんなんじゃ○-1優勝なんて夢のまた夢だよ!?
ダン(いや…だから…
黒服(くだらない…舐められてるようだな…
漫才の小僧…あんまり一般人が我々裏の組織に楯突くもんじゃあない…!
ダン(やばい!ウルトラ酸素!逃げろ!!
黒服(もう遅い…消し炭となれ!
ダン(酸素ー!!!
黒い光の玉が無数にウルトラ酸素を襲うあたり一面黒焦げとなった
ウルトラ酸素(アーハッハッハッハッハハッハッハッハッハ!
ハハハハハハハハハハハ!!!!!!
黒服(なにぃ…!?俺のブラックファイヤーボールを受けて無傷だと!?
ナレーション(説明しよう!ウルトラ酸素は笑う事で自分の身体能力、頭脳、SPを格段に強化する事ができるのだ!!
黒服(だれだ!、おまえは!
ナレーション(あ、通りすがりのナレーションです…!
ダン(おまえ…!SPを、使えたのか!?
よし!俺一人ならこの黒服は倒せないが酸素と二人なら倒せるかも!
ナレーション(僕もいるしね!
ダン(戦闘に参加するナレーションなんて聞いたことねえよ!
黒服(ブラックサンシャイン!!!
ダン(アイアンウォール!
黒服(ダン…!流石に衰えてないな…!だがお前を鍛えてやったのはこの俺だ!今のままじゃ俺には絶対に勝てない…!
力を開放するんだ!
ダン(いやだね!お前ら組織は腐りきっている!
そんなところからもらった力なんて誰が使うかよ!!
鉄器万来!!!!
ナレーション(どうやらダン君は鉄を操るSP持ちのようだね
黒服(ダークネスフレイム!!
ナレーション(対してあの黒服さんは黒い炎を扱うんだね…
ウルトラ酸素(黒服さん!しつこいですよ!
さっさと帰らないと顎をスクラッチしますよ!
黒服(顎をスクラッチされたからなんだと言うんだ…!
(ウルトラ酸素が自分の顎をスクラッチしまくる)
ダン(自分の顎をスクラッチするのかよ!
せめて黒服の顎をスクラッチしろよ!!!
ウルトラ酸素(うおおおおおおお…!!!
ウルトラ酸素の身の回りを神々しい光が包んだ
ナレーション(ウルトラ酸素はSP発動中にツッコまれると身体能力が10倍になるんだ!
もともと大笑いをして10倍になってるから
10×10倍で100倍のちからを持ってる!
ウルトラ酸素(ナレーションさん!お願いします!
ウルトラ酸素がナレーションを触った瞬間
ウルトラ酸素を、包み込むひかりがナレーションに移った
ナレーション(オッケー!ナレーショォォォォン
パンチィィィィィ!!!!!!
黒服(ぐはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
ダン(オメー(ウルトラ酸素)がやるんじゃねえのかよ!!
世界初だよ!ナレーションにとどめを刺させるバトル物小説!!
黒服(ダン…?覚悟しろよ…!!??これからさらに強力な組織のものがお前を取り返しに向かう…!
あと、ウルトラ酸素とかいうクソガキ!覚えてろよ!!!
ミンチにしてやるよ!!
その言葉を言い残した瞬間黒服は消え去った
ナレーション(消えた?…
ダン(組織の技術だ
体力が一定量を下回ったら基地に強制送還される…
ウルトラ酸素(ダン…君は僕の相方だ…僕が君を守るだから
僕と一緒にお笑いやろう…?!
ダン(わかったよ…よろしくな
これからも頼むぜ…!
ウルトラ酸素(うん…
バタッ!
ダン(酸素!大丈夫か!?
ナレーション(酸素君は100倍のちからを出すと必ず倒れてしまうんだ
実際に力を行使した、僕には影響は出ないけどね
酸素君が実際に100倍のちからを出したらこのあたり一体ごと破壊してしまう
ダン(そうか!だからナレーションに力を託したのか!
ナレーション(僕のSPじゃないからね
適応しないSPは力の半分も出せないから
ダン(そうか、ふざけてた訳じゃないんだな…
ウルトラ酸素(な、ナレーションさん…僕のズボンの右ポケットに入ってるおパンティーを取り出して僕の口元に………
ナレーション(わかったよ、酸素君
(ナレーションはウルトラ酸素のポケットからパンティーを取り出し酸素の口元にやった)
ウルトラ酸素(ジュルジュルジュルジュルジュルジュル!
あー!!!さいこー!!パンティー最高!!!
元気一杯!
(そう言うとウルトラ酸素は立ち上がった)
ダン(どういう原理だよ!!
ナレーション(おパンティーしゃぶりつき教の信者はおパンティーにしゃぶりつけば失った体力やSPが回復するんだよね
ダン(もう恐ろしいよ!逆に!
ナレーション(またもや命を狙われる組織が増えてしまったウルトラ酸素
だが、新たな仲間、鉄使いのツッコミ、ダンが仲間になり心強い!?
次回まさかあんなことが起こるなんて!?
お楽しみに!!!
ウルトラ酸素(どんなことが起こるの?!
怖い!