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ビバ☆就活体験記  作者: マナブハジメ
第四章「面接と、リクルーターと、魔法の言葉」
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三月一二日  田中麻美

 三月一二日  田中麻美


 黒報堂の面接受けてきました。すっごく緊張したよう。学生四人対面接官二人の集団面接でした。内容は、ESと全然関係ないことばかり聞かれて、一分自己紹介の後、「好きな言葉とかモットーってある?」「最近のトラブルとその克服方法は?」「最近気になるニュースとその理由」「親から言われた自分の欠点は?」っていう感じでした。会話の中で、「私は嫌いな人がいません!」って言っちゃったのをすごく後悔しています。(涙) 面接官の人が即座に、「それって嘘だよね」って切り返して来て、私にしてみたらそれは全然嘘じゃないから、「本当です!」って言い張りました。こんなやり取りを三往復も……。本当なんだけど、証明のしようがないもんね。こういうことは言わない方がいいです。ものすごく反省してるし後悔してます。このやり取りがあったせいもあって、後半は全然笑顔じゃなかったの。焦っちゃって……。めちゃくちゃショックです。できることならやり直したい……。谷本君は、ディー・ケイ・ツーの時みたいに、ほとんど完璧な手応えだそうです。テレビ旭のときに培った自分を売り込むためのコツが役に立っているそうです。谷本君。よかったらそれ、教えてください。

 二条院君へ。一四日は、夜以外なら空いてます。だから、大学に行けるよ。夜はバイトなの。ごめんね。それでもいいかな? お返事待ってます。じゃあね。バイバイ。


(追加)  二条院


 麻美さん。お忙しい中ありがたいでする。それでは、十五時くらいに図書館の前でお待ちしておりまする。できればでよいので、来て下さればうれしきかな幸せ。合唱合掌ナムナムナム。俺は紺色のマフラーしていくつもりですから見つけやすいはず。是非是非見つけてやってください。そんなに人いないだろうから、見つけやすいと思いまする。それではそれでは。

 以上でする。


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