表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ビバ☆就活体験記  作者: マナブハジメ
第二章 『自己分析と、他己分析と、ジャイアンムービー』
36/92

十二月二一日  中林洋平

 十二月二一日  中林洋平


 あさみんへ。明日のことなんだけど、俺、行けません。ごめん。自分勝手だってわかってる。でも、ホント、ごめんなさい。

二条院も、ごめんよ。俺は明日行けないから、三木森と二人で何とか頑張ってほしいです。三木森がいる限り、万が一の時は大丈夫だと思うから、お前は三木森がちゃんと約束通りその場に来るように全力を尽くしてくれたらいい。あさみんのこと、頼んだぞ。よろしく!


(追加)  田中麻美


 中林君。大丈夫だよ。明日のことは、堀先輩から聞いています。だから、思う存分楽しんできてください。私たちの事は、堀先輩たちも心配してくれてて、「私たちも明日ついていこうか?」 って言ってくれたんだけど、三木森君の名前を出したら、「じゃあ、大丈夫だね」 って言われました。三木森君がなぜこんなにもみんなから一目置かれているのか気になっちゃった。(笑) あっ、でも、三木森君のことをすごくないって思ってるわけじゃないからね。本当だよ。三木森君がただものじゃないっていうことくらい、私にもわかります。

お土産期待してます。(笑)

 バイバイ。


(追加)  二条院


 今宵、俺は後方支援に徹する覚悟を決めた。扉の前で敵の援軍が来ぬか見張るのだ。なかなか骨のいる役割だが、俺は覚悟を決めている。骨身を削る所存だから抜かりはない。

あさみさん、三木森は俺の弟子的哺乳類だから安心してください。俺が育てた、と言ったら過言です。しかし、裁判所から訴えられることはないでしょう。それくらいの関係です。だから、不安要素などこれっぽっちもござりません。中林がおらんくなったくらいで不安にならぬよう申し上げておきますぞ。敵は四畳半にあり!

 以上。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ