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ビバ☆就活体験記  作者: マナブハジメ
第二章 『自己分析と、他己分析と、ジャイアンムービー』
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十二月五日  山井里央

 十二月五日  山井里央


 今、ビー・アンド・シーの選考結果見ました。落ちてた……。

 めちゃくちゃショックです。マーケも営業もどっちもすっごくいい雰囲気で面接できたのに。ケースワークだって自分なりに頑張って、手ごたえもあったのに。なんでダメだったのか分かんないよぉ。全然分かんない。もう、イヤだよ~。自分の全部を否定された気がするの。だってそうでしょ? 筆記通ったってことは、後は人物評価で判断するってことだよね。だったらなに、うちは人間的に魅力がないってこと? ねえ、どうなの? 面接官の人もすっごくいい感じで面接してくれてたよね? あれは嘘だったの? 嘘つきなの? みんな嘘なの? 最後に逆質問させたのは、うちにもう興味無かったってこと? うちはそんなに魅力がない人間ですか? 必要ない人間ですか? 分かんない。もうなんにもわかんないよ……。就活が怖いです。面接が怖いです。面接官が信じられません。面接官の笑顔が怖いの。

 自称弱小サッカーサークルのエースさんへ。何でこういう時に電話でてくれないの。メール返してくれないの。教室にいないの。大学にいないの。愚痴聞いてくれないの。心配そうな顔してくれないの。大丈夫だよって言ってくれないの。励ましてくれないの。気分転換だよって買い物連れてってくれないの。

たまには里央のそばにいてよ……。


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