十一月二七日 谷本直毅
十一月二七日 谷本直毅
佐藤忠のセミナー行ってきた。前に一回見ていたから雰囲気はなんとなく掴んでいたんだが、やっぱりその時と印象変わらずと言ったところかな。とてもアクティブで素敵だ。
プラン、ドゥー、チェック、アクト、の四拍子を大切にしていて、自由闊達、風通しがいい企業だそうだ。なにやら、「一対一では負けない戦う集団」というのを目指してるらしい。完全に体育会系のノリだな。コミュニケーション力とかトラブル対応力が大切なんだと。なにより誇りとプライドを持って働いてほしいとおっしゃってました。うん、カッコイイ。
地域的にはアジア、中でも中国、そして北米に強いそうです。今後はロシアとかインドにも積極的に進出していきたいと説明してた。若い社員に大きな仕事を任せて失敗から学ばせる、なんてことも多々あるみたい。あと、入社してから配属された最初の部署は三、四年くらい担当して、その後はカンパニー内で移動することが多いそうです。ちなみに、佐藤忠はカンパニー制をとってます。スピード重視なんだろうね。
ところで最近、五月病的病にかかっておる笠井の頭がモシャモシャなのはなにゆえか。芸術家にでもなるおつもりか。下手なことは言わんからやめておけ。芸術家がモシャモシャだというのは、そりゃ偏見だ。形から入る姿勢は否定せんが、お前の芸術的センスは否定してやる。悩んでるんだったら言ってみろ。きっと楽になる。
(追加) 笠井
髪がモシャモシャなのは否定せんが、俺は別に芸術家になりたいわけじゃない。迷ってんだよ。人生という名の迷路に。俺は自分が何をしたいのかよく分からんくなってきた。メーカーの人の話を聞いても全然ワクワクせんのだ。今までなら社名を聞いただけでも心躍ったというのにどういう心変わりだこの野郎。ただ単にメーカーに興味がなくなっただけかと思い、他の業界の話も聞いたんだがてんで駄目。てんで駄目だが、ユニーククロージングの説明に来てたオービーの人は絶世美人だった。おかげで内容覚えちゃいない。就活にかこつけて瞳の奥まで見つめてやったぞ。それにしても最近は劇団の稽古にまで支障が出てきた。これぞまさしく就活ドツボ。俺の生活はすっかり就活色に染め上げられてしまったみたい。はようこのトンネルから抜け出したいものだ。