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平和を望む。  作者: 咲龍
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平和を望んだ心優しき魔王

  心の隙間が埋まらない。

 至高の武具を集め最強と呼ばれる軍団を揃え、そして世界をこの手でおさめんとした。

 しかし、我の心の空白は埋められなかった。

 何か、何かが足りていない。この心を埋めるべきパーツが足りていない。

 我は争いを好まぬ。故に世界を支配した。

 一つにすれば争いがなくなるだろうと思い。

 確かに争いは無くなった。

 しかし、無くなるまでに幾度の争いをしたか。

 我が民を、そして人間を、亜人を殺してきてしまっただろう。

 我は1人だ。

 この城で、この玉座で、この都で、我は1人だ。

 あぁ、この心を埋めてくれるものは無いのだろうか。

 下僕は我に頭を下げ、民は我を讃え、人間や亜人は我に恐怖する。

 我は魔王。

 この世の悪の根源であると言われるものだ。

 故に我は世界で孤立する。

 孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独孤独

 あぁ我に足りなかったものはこの孤独を埋める何かだったのか。

 我の思いを共有してくれる何か。

 戦友とは違う。

 共に笑い、共に泣き、共に夢を共有する友。

 我に足りなかったものはこれだったのか。

 今度生まれる時はもっとしっかりと生きていこう。

 勇者だろうが魔王だろうが、平民でもなんでも。

 願うことは多分一緒のはずだ。

 平和

 我は魔王だ。

 世界の平和を望んだ魔王。

 故に孤独になってしまった魔王。

「我こそわこの地に平和をもたらさんとした魔王である。人間、亜人、魔物。全てを愛し、そして悪の根源とされた魔王である。我はこの日をもってこの生命に終わりを告げよう。我がこの宝珠をもって生まれ変わるその時まで、その時まで平和を築いておくれ。」

 そう言って我は右手の中にある真紅の宝珠を割る。

「繰り返そう。我は平和を望んだ魔王である!」

 その言葉と同時に目の前が暗くなりわれの意識は途方の彼方へと飛ばされていった。


いやマジで短くてすいません。

初なもので、、、

次回から本気だそうと思ってるで。

頑張ります

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