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平凡人生が 一番って?おはなし。(私の人生考察瞑想ノートより)

作者: 舜風人

まあしょせん、無知無才?の庶民が

何かの間違いで?


大抜擢なんてことにでもなったら?


そりゃあもう、悲惨でしょ?


まあ


潜在的にその人が才能があったというならまた


話は別でしょうがね。


実は隠れた異能があったとか。


実はその人は天才だったとかね。


埋もれた才能だったとか。


でももしも、


そうじゃなくってその人はほんとは対して才能もないし


度量もなかったとしたら?


全くの偶然、、、神のいたづら?だったとしたら?



その人の、器(度量)に合わないような


大役を偶然、仰せつかった?ということでしょ?


これは悲惨ですよ。


まあたとえは適当でないかもしれませんが


ある市役所に努める平凡な職員が


ある日何の偶然か、

その市の、創生プロジェクト課長に大抜擢?


真面目さを買われたのでしょうね。


でも、その日から苦悩が始まったのです。


身に余る、大役ですからね。

毎日残業で規格の公案とまとめ折衝、

書類整理と、立案、


数か月もするとはた目からもわかるような衰弱ぶりでしたね。


ぼーーとすることも多くなり

痩せて

生気がなくなって、


ある日その人は自宅の裏山で首をつって自殺してるのが

見つかりました。


でもこういう仕事で身に余る大役を押しつけらえて


精神崩壊、、過労で自殺って

よくある話?ですよね?


この人もずっと平社員で


居ればまあ無能な理に穏便に定年まで過ごせたのでしょうが、


マア年も取ればそれなりベテランということで


大役が回って来たり

もするわけで、、


上役からは、ベテランだろ?しっかりしろよ、、とか言われるし、


下っ端からも


ベテランでいい給料もらってんだから、もっと仕事してよ、、とか


言われるし、


無能な庶民は

居場所がなくなるってのが


中高年の悲惨な実態ですよね。


まあでも心を鬼にして


家族のために


愛する妻のために


子のために


必死で頑張るしかない、



それが現実です。


いずれにしても人生は


体張った真剣勝負ですよ。


誰だってそうです。


それがこの修羅道たる、人生の実相なんですから


仕方がないんです。


私たちはこの世に遊びに来てるわけでなんかないですよ。


この世は


れんごくであり、


私たちはそこで、

徒刑者です。


何ゆえは知りえませんが


ある日私はこの、人生という「流刑地」にいた。

つまり生まれた、


そしてお前は死ぬまでこの流刑地で

有期徒刑に処せらる、、、って


御宣託ですよ。



人生ってそんなもんです。



だからつらくて当たり前


責苦があってあたり前


不条理があって当然。


不公平があって当たりまえ。


それが人生。


サラリーマン人生で荷が重いような、思わぬ大役を押しつけられて、うつ病に、、というのも、



まあある意味、仕方ない事なんですよ。


それに耐えるか


或いは限界を悟ってその仕事を止めるか


その二者択一がいつでもあるというのが人生です。


人生ってそういう責苦に満ちているんですよ。


まあ哀しいですけどね。


それが人生です。


だからもしあなたが


仕事が楽しくて


身の丈に合った、内容で


こなせるなら


あなたは神に感謝しなければなりませんよね。


そのほうが珍しいんですから。


まあ多くの人にとって仕事は苦痛であり

しかも、生きるためには


耐えねばならない苦行のようなものですからね。



あなたが仕事が苦痛でないならば


余り高望みしないほうが良いですよ。


だって?


あなた?


そんな才能ある方ですか?


平凡な庶民でしょ?


だったら


今の仕事で充分でしょ?


平凡が一番ですよ。







さてもう一つ


こんなお話はどうでしょうか?






子ウサギ、ホモイが

ひょんなことから


善行をして

神様から

ご褒美として

宝玉をいただく。


その宝玉は持ち手が心正しくないと

罰を与えるというフカシギな宝玉。


どだい、、


そんな身に余る、、持ちきれないような


宝玉、、


ただの、平凡な子ウサギにすぎない、ホモイには


荷が重すぎたんですよ。



案の定、


ホモイは



悪狐にそそのかされて


盗みの罪を犯してしまう。


そしてそのために

宝玉は光を失い

果ては爆発してかけらがホモイの目に刺さり


ホモイは失明してしまうのです。



荷が重すぎたのです。

でもそれをわかっていて?


こんな子ウサギに身に余る宝玉を神はあえて?


あたえてたのか?


謎ですね。


でも、


ホモイのお父さんは


失明したホモイに向かってこういうのです。



「もう泣くな。こういうことは世間ではよくあることなんだよ、


きっと目は治してやらからな。だから、もう泣くな」




わたしもホモイの目が治ることを祈って止みません。






付記

「貝の火」宮沢賢治、より。







































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