幻想郷質問コーナー!
「えー、香崎真琴さんからの質問です。プロデューサーの紫に質問です、幻想郷のトップアイドルは誰ですか?」
「トップアイドル…これは難しいわよ霊夢」
「そうなの?」
「これちょっとね、外の世界と同じ現象が起きているんです」
「何ですか?」
「今はアイドル戦国時代なんですよ。AKCしかりモモイロしかり」
「C?」
「いやわかるでしょ!」
「ああ、ちょっとゴマかしたの」
「それでね、幻想郷も同じ。“一番かわいい東方キャラは?”と聞かれても答えられないでしょ?」
「ああ、確かに。候補がいっぱいいますからね」
「そうでしょう?もう需要と供給のバランスがおかしいんです。かわいいとか、キレイなキャラはたくさんいるんですよ!」
「ああ~。じゃあアイドルはいないんですか?」
「今はトップがいないわね。力が拮抗しているから。もうすぐ大ブレイクしそうなアイドルはいるけど」
「誰ですか?」
「あのね、なんと言いますか。ずっと人気のアイドルって歌がずっと残るじゃないですか」
「まあそうですね。ということは歌がうまいんですか?」
「そうなんです。歌がうまくて、踊れるという」
「へえ~。人数は?」
「あの~、4人です」
「あ、少人数なんですね。メンバーは?」
「一人目が鍵山雛」
「なんでよ!?」
「くるくるダンスが人気で。最近は頭で回る技術を身につけて」
「ストリート系のダンス!?」
「二人目がなんと大妖精」
「何でよ!?」
「新たなスターとして選ばれたんです」
「あの子大丈夫?三人目は?」
「あと秋姉妹」
「ええ~!?」
「山の中にいるから自然と肺活量とスタミナがあるんです」
「大丈夫かな、そんなアイドル」
「大丈夫です」
「なんて曲歌うの?」
「え~、地味すぎて」
「地味すぎて?」
「地味すぎて、地味すぎて、地味すぎて、辛いよ~」
「パクリじゃないか!!」
「香崎真琴さんからの質問です。ニコ厨の紫に質問です、ここ最近で一番やばかったとおもう動画はなんですか?」
「これは、あれですね。今幻想郷で人気のバンドのPVですね」
「バンド!?」
「バンド。知ってる霊夢?」
「どんな?」
「鳥獣戯画」
「ミスティアと響子の!?パンクロックが売れるの!?」
「いやあれよ、珍しいじゃない」
「まあ珍しいね」
「でも売れない。なぜかというと需要が少ないんです」
「ああ~」
「パンクは若い人は受け入れられるけど、それ以外はちょっと受け入れがたいわけです」
「想像できるわね」
「それで、これはいかんなと考えて、路線変更したんです」
「路線変更?」
「正統派ロックバンドにしようと」
「具体的に何したんですか?」
「新メンバー入れたんです」
「新メンバー!?」
「5人組になったんですよ」
「メンバーは?」
「まずボーカルが2人になったのよ」
「2人?」
「高音パートのボーカル兼ギターが幽谷響子」
「ああ、なるほど」
「ベース兼バックコーラスがミスティア」
「おお、カッコよさそうね」
「で、ドラムが妹紅」
「ドラムやんの!?」
「和太鼓のプロですから」
「だいぶ違うと思うわよ」
「サビのところでフェニックス出して叫びながらドラム叩く」
「熱いな!それで盛り上げるの」
「そしてDJの神子」
「見た目だけでしょ!ヘッドフォンのみで採用したでしょ!」
「まあぶっちゃけDJといってもレコードをキュッキュしてるだけよ」
「エアDJってこと?」
「そうそう。機材触ってるだけで音は一切変化しない」
「見た目的には良いかもしれないけど。それでもう一人のボーカルは?」
「これが一番大変でしたよ。大抜擢!大型ルーキー入りましたよ」
「そうなの?」
「メインボーカル担当」
「誰ですか?」
「寅丸星」
「あるか!」
「これが話題になって」
「いや無いでしょ、毘沙門天の弟子よ?」
「それがロック歌うんですよ。もうパフォーマンスもすごくて」
「どんな?」
「星がすごいんです。上半身裸に羽衣着て」
「絶対ダメでしょ!」
「乳首見えるか見えんかぐらいの」
「ストップ!おい聖止めなよ!」
「ライブやると神子がヘッドバンキングしたりして」
「ハイテンションだな~」
「幻想郷初のビジュアル系ロックバンドよ」
「どんな曲歌うの?」
「もうストレートな曲ですよ。正統派ロックバンドですから」
「タイトルは?」
「神様だって恋したい」
「売れるか!」
「“1000歳過ぎても女の子!あなたから言ってI love you”って」
「歌詞がすごすぎるわ」
「神無鴇人さんからの質問です。妖怪の賢者紫に質問です。咲夜のPAD疑惑の真偽は?」
「来ましたね~。世の男性の永遠のテーマ!」
「そこまで言う!?」
「ここ重要よ霊夢。メモ帳とペン準備して」
「どこのブン屋よ!」
「あやややや」
「やるな!」
「これ結論から言うとね、三角といったとこなんです」
「三角?丸やバツじゃ言えないと?」
「そう。昔はたしかにPADだったんです。まあバレないだろうと」
「ああ、そう思ってたのね」
「ところが東方ファンに気付かれて、すごいネタにされたじゃない?」
「そうね」
「それで、これはマズイと考えてPAD外したんです」
「あ、今はつけてないのね」
「そして本当に胸を大きくしようとしたんです」
「ええ!?」
「もう色々したんですよ?豆乳飲んだりマッサージしたりして」
「ちょっと涙ぐましい努力したわけね」
「でも一人でもんでも効果うすいから、フランドールに頼んだりして」
「何してんの!」
「もう四人がかりでね。“フォー・オブ・ア・パイタッチ”って」
「スペカ使うんかい!」
「さすがにシリコン注入は思いとどまったらしいけど」
「そこまで行く?永琳に頼んで?」
「そうそう、でも永琳にバレるから止めて。でも大きくならない」
「まあ、そう簡単にはね」
「それでどうしたと思います?」
「何ですか?」
「胸って女性ホルモンで大きくなるんですよ」
「ああ、なるほど」
「妊娠して出産すると多少は胸大きくなるんです」
「へえ~。でもそんな相手いないでしょ?」
「だからどうしたか」
「何?」
「想像妊娠」
「おい!!」
「自己暗示かけて妊娠していると思い込ませて、それでホルモンを出させて」
「嫌すぎるわそんな咲夜!」
「ちょっと陣痛が起きたそうよ」
「レミリアに運命変えてもらえ!」
「香崎真琴さんからの質問です。デザイナーの紫に質問です、今幻想郷でイチオシのファッションは?」
「そうね~。東方のキャラって基本的に見た目をいじりにくいんです」
「そう?」
「たとえば髪。セットしても飛ぶと乱れるんです」
「ああ~」
「だから帽子かぶっている人が多いんです」
「本当か!?」
「だから服をいじりたい。で、以前流行ったのが露出」
「ええ!?」
「あなたが先駆者でしょ?ワキ出して」
「いや出してるけど」
「そしてその後、響子がライブ衣装でヘソ出しやって流行ったんです」
「ヘソ出し!?」
「そしたら今度はフランドールが背中出しのドレスを着て」
「どんな服だよ!」
「背中が八割ほど見せてる服」
「あの見た目でセクシー系に走るの!?」
「“今年は悪魔系女子で決まり!”とか言って」
「悪魔だけど!」
「でも聖やレミリア、慧音といった常識人に止められたんです」
「そりゃ止めるでしょ」
「でもセクシー路線は女の子に需要があるのよ」
「それで?今は何よ」
「裏ハデスカート」
「裏ハデスカート?」
「表は普通の丈の長いスカートなんですけど、飛んだり風でスカートが舞うと派手な裏側が見えるんです」
「ええ~」
「弾幕と違って格闘だと見えそうになるでしょ」
「まあ確かにね」
「白いふとももと派手なスカートのコントラストがセクシーだと」
「それで見せたりするの?」
「見せない見せない。そうじゃなくて“見てみたい?私の裏スカ?”なんて言ったりして」
「セクシー通り越してるわ!」
「香崎真琴さんからの質問です。編集長の紫に質問です、幻想郷売り上げトップの漫画とその作者は何ですか?」
「これは…そうですね。いますよ、10年に一度の天才漫画家が」
「誰です?」
「輝夜」
「姫が!?」
「月一で書いているんだけどね。アシスタントいないから」
「月刊なんだ?締切りは大丈夫?」
「大丈夫。能力使って」
「なるほど。ジャンル何よ」
「そりゃ幻想郷ですからね。まあベタですけど…少女マンガ」
「ウソつけ!」
「ホントですよ!」
「誰が読むのよ!」
「そりゃいろんな人が読みますよ。幽々子とか」
「読むの!?」
「読んで妄想に浸ったりして」
「千年前に死んだのに!?」
「それだけ絶賛されているんです」
「タイトルは?」
「え~、魔法熟女リリカル南無三」
「アウト!!パクリじゃないの!」
「ぜんぜん違いますよ!まずあの~、バトルものなんですけどね」
「うん」
「あの変身シーンってあるじゃないですか?」
「ちょっと露出が大きくなるあれね」
「で、そのお色気シーンがね、一瞬で変身できないんですよ」
「え?」
「“変身!超人ひじりんナムスタイル!”って言って、変身し終わるのに3分かかるんです」
「遅いなちょっと!掛け声もおかしいし」
「1分で脱いで、1分裸で1分で着替え完了」
「待ち時間あるの!?」
「だからこんな人前で変身できないんですよ」
「どんなヒーローよ…」
「変身するときにトイレ探したりするけど、いつも人に見られそうになるという」
「エロコメディかよ!」
「貞操を守りつつ悪を成敗する熟女」
「もはやギャグ漫画でしょ!」