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ブリキ人形コッペリア
今日は朝早くに目が覚めた。
窓を開け外の空気を吸う。なんて清々しい朝だろう。
小鳥が歌い、風が頬を撫でる。
私は急いで出かける準備をして家を出た。
広場では、もうすでに人々が活発に活動していた。
年に一度のお祭りの準備をしているのである。
私はそこに友達を見つけ作業に加わる事にした。
「おはよう!私も手伝うわ!!」
しばらく作業をしていると、遠くから彼が歩いてくるのが見えた。
心が高鳴っていくのがわかる。愛おしい彼。
それに気がついた友達に冷やかされながら、私は彼のもとに駆け寄った。
「フランおはよう!」
「おはようスワ」
私たちは抱き合い頬にキスしたあと一緒に作業に戻った。
たまに合う瞳が嬉しくて恥ずかしくて、ついニヤけてしまう