表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/40

4-11








「いきなりの急展開に閉口するだろうから」





――――――


とある敵国の中心に囲まれた王国は、新しい花嫁を迎え入れました。


その花嫁は本来のお姫様を退かせて、王女の地位に座ったのです。


王子の愛に包まれ、沢山の人に愛された可愛らしい少女は正しく王国の花でした。


王女を愛した無数の人々。


哀しい『怪物』の胡桃割り人形。

狂った『傑物』の鏡の国の双子。

愛しい『魔物』の劇場のオペラ。

怪しい『化物』の群青紺碧の空。

寂しい『異物』のオートマトン。


王国の花に至る前に王女と逢瀬を重ねていた人々の愛憎が渦巻き、


やがて王国は王女を取り合う伏魔殿となって、


いつしか栄えた輝かしい国は、滅び去ったのです。


それも全て――王女が一途な愛を通さなかったがゆえの悲劇でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ