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蛇に喰われて異世界へ  作者: 瀑布
序章 未来視の魔眼持ち
1/1

プロローグ

不定期更新ですが、よろしくお願いします。

君を、転生させよう。

…何故だ?

僕の、ほんの気まぐれさ。

…気まぐれ?

君、記憶あるかい?

…無い。蛇に喰われた事しか。

だからだよ。殆どの魂は死んでも記憶がある。けれど、君は殆どの記憶が無い。だからさ。それだけ。

…そうか。

じゃあ、楽しんでね。



「ふぎゃぁぁぁ〜!!」

「ね、ねぇ。どうしたらいいの?」

「いや、俺に聞かれても答えようが…。」

「…では、名は夜識丸やしきまるで良いな。」




それから7年が経ち。

7年の間は勉強と訓練しかしてなかったから省略する。

「いいか、夜識丸。これが我が一族…矢武信氏やたけのしに伝わる霊刀と神刀…祖霊を祀る理想郷(ニライカナイ)死した英霊達の楽園(エーリュシオン)だ。ニライカナイには屍の妖怪を葬り去る力と水と風、氷を宿し、エーリュシオンには悪しき妖怪を葬り去る力と、雷と闇、火を宿す。この世に一つだけしか存在しないから、賊が狙う事もあった。そしてある時賊が盗み出した、族宝である妖刀村正の呪いで盗み出した賊が死んだ。村正は別国の貴族が持っているというが、誠かどうかは知らんがな。」

「…父上殿。それと私がここに連れてこられた事に、何か繋がりが…?」

「これをお前に譲ろうと思ってな。」

「私はまだ未熟な身です。」

ニライカナイとエーリュシオンなんて、扱えるわけが…

「今は、な。それに、お前のステータスを見たからな。」

「ステータス?」

「心の中で開示と念じてみろ。」

…開示。

-----------------------矢武信夜識丸やたけのやしきまる 7才 男 人間 第一職業:陰陽師 第二職業:侍

筋力:1379(成長度S)

魔力:4315(成長度S+)

生命力:2453(成長度B-)

体力:1247(成長度S-)

俊敏力:2107(成長度A+)

精神力:9431(成長度S+)

耐性力:19742(成長度C+)

スキル

錬金術.[等価交換]・鍛治.[超火力]・侍.[峰打ち] [抜刀術]・陰陽師.[結界] [聖火] [霊水] [神風] [壌土] [雷神] [氷河]・武神.[無限剣弾アンリミテッド・ソードバレット] [光槍グングニル] [流星矢ミーティア・アロー] [剣舞乱神ブレイド・オブ・ディスターバンス]

-----------------------

「これは…?」

「お前は俺を遥かに上回るステータスを持つ。だから、当主である俺ではなくてお前に譲ろうと思ったのだ。それに、陰陽師と武神は強い上に希少で、第二職業まで持っているからな。」

「…わかりました。しかし父上殿。この職業というのは一体…」

「職業は、その者の役割だ。例えば騎士なら誰かを守り、戦士なら戦う。陰陽師なら妖怪を葬り去り、侍なら悪人を葬る。」

「…ありがとうございます。では、謹んでお受けいたします。」

「…強くなれよ。」

「はい。それと、父上殿。」

「なんだ?」

「私は別の大陸へ行ってみたいのです。」

「別にいいが…どこに行くのだ。妖精大陸と腐壊大陸、森人大陸、豚魔大陸、半魚人大陸等あるが?」

森人エルフの大陸へ行きたいのです。」

蛇に喰われた記憶しかないが、あちらの世界に帰ることが出来る魔法を知っている奴がいるかもしれん。エルフは長寿だからな…

「…わかった。飛空艇を用意しておこう。今日は遅い。もう寝ろ。」

「はい。」



翌朝。

「これは?」

「森人大陸で使われる貨幣…というか豚魔大陸以外で使われる貨幣。主に森人大陸にいる酒土精ドワーフが作成している。1番小さいのが鉄炭素合金スチール貨。勇者がもたらした技術で作られた…らしい。次は白銅ミルトニウム貨。白銅はミルトという者が発見したからミルトニウムという名だ。次に鉄銀合金チタニウム貨。これは大賢者が見つけたらしい。次が軽銀アルミニウム貨。刀鍛冶師が見つけた。次に水銀マーキュリー貨。毒性を持つ液体金属を型に流し込んで作ったものだ。そして白金プラチナ貨。金に魔力で圧力をかけて作った。最後に翡翠宝ベリリウム貨。宝石のような金属を融かし、魔力を流し固体にしたらしい。魔力を流し固体にすると途轍もない硬度や強靭さとしなやかさ、魔力伝導力を誇るが流す魔力が莫大に必要な為最も流通がすくない。」

「たしか…前者から順に1タール、10タール、50タール、100タール、5000タール、10000タール、10000000タール…。」

「そうだ。水銀貨100枚、白金貨10枚、翡翠宝貨2枚と異界宝物庫を渡す。」

「なっ…それは平民が一生仕事をしても稼げない額…。」

男爵貴族の年収が白金貨100枚あればいい方…奴隷でさえも最高です白金貨1000枚程度だぞ

「冒険者なら稼げるがな。」

「冒険者?」

なんだそれは。初めて聞いたぞ。

「俺たちの言う妖怪…あっちでは魔物ゴブリンというらしいがな。それを討伐したり小間使いや薬草の採取などを行う者たちだ。冒険者ギルドという組織に所属している。冒険者ギルドにはギルドカードというものがあって基本的に税の免除やギルド加盟店での割引などがある。その代わり特別な理由がない限り月に10は依頼をこなさいと永久追放だ。それに、ギルドの登録費が白金貨1枚。試験がある。」

「厳しいのですね。」

「当たり前だ。税の免除や騎士に代わり断罪権を手にするからな。権務乱用が起きないようにする為らしい。…っと。そろそろ飛空艇が出る。急いだ方がいい。ニライカナイとエーリュシオンは宝物庫に既に入っているから心配するな」

「ありがとうございます。父上殿。」

今は7歳だが…15を越えて成人したら、また戻ってくる。

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