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詩集

人の間

作者: 立春

人の間


空腹というのは

ずいぶん切ないもんだけど

空腹でなくなると

今度は自分が寂しくなる


素性も知らぬ人の間に挟まれて

周りに纏わる笑い声

何がそんなに楽しいのか


明日、1分後、どこかにブラックホールが出来て

光も何も消えちまうかもしれないのに

そうだ、それを知る術を持たず、

結局なすがまま、飲まれちまう

やはり人もすべてと同様さ


さきほど飲んだ牛乳が

お腹をキリキリ痛めてくる

世界の前に自分が死んしまうか

まだ今の所、人の間で声が聞こえる


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