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平凡に生きようっ!  作者: ポン汰
日常?
7/24

危険(ピンチ)

パンチ、ピンチ、プンチ、ペンチ、ポンチ。

「面倒だな。」


理性を失っているのが一番面倒だ。


彼?は私達の事を飢えた獣のような目で見つめる。

・・・・いや、今は獣か。


彼は私と神恵さんを暫く交互に見つめて

・・・・・二ヤリ・・・・だろうか・・・?

口角をあげる。


その姿はとても恐ろしかった。


鋭い牙と真赤な歯茎がみえ、涎がたらりと垂れる。


___喰われる


一瞬で分かった。


私は奴が動くよりも早く神恵さんを押した。

「逃げてっ!!急いで早く!」


「ぇ・・・」


蒼白な顔の神恵さんの手を引き走る。


「グォォオおおオオオぉぉオオオ!!」


後ろから物凄い雄叫びが聞こえる。


「ねぇ・・・・これ・・・何?どういうこと?」


神恵さんは降るえる声で聞く。


それどころじゃないってのに!


「言ったでしょ!特質ノアの暴走!逃げなきゃ喰われる!!」


「喰われる・・・あれは人・・・なの・・・?」


「そうだよ。アレは私らと同じ此処の生徒。」


「・・・・ぅ・・・そ・・・・・」


神恵さんの声は今にも消え入りそうだった。


ダッダッダッダッ


後ろから地面を何かが蹴る音がする。


地面を揺らしながら段々と此方に近づいてくる。


どうする!?


どうする!?


どうする!?


何処に逃げる!?


逃げ場なんてあるのか!?


職員室でも行くか!!?


くっそ!!


此処は体育館倉庫近くなのだ。


授業を受ける生徒くらいしか来ない。


助けを求める人は___居ない。


「・・・・どうしよう。

 私達死んじゃうの・・・・・?ねぇ!如月さん!!」


状況を理解したのかそれとも恐怖に支配されたか・・・・。


神恵さんは悲鳴のように叫ぶ。


私は走る事に専念する。


神恵さんが繋がってる腕を行き成りグイっと引いた。


私達の足は止まってしまった。


「ねぇ!!どうなるの!!?」


馬鹿。


走り出そうとした時はもう既に時遅し。


私達の進路を阻むかのように奴が立っていた。


私は咄嗟に神恵さんを背に隠すようにして立つ。


・・・・身長上神恵さんが少しはみ出してはいるが・・・・・


「・・・・ぁ」


神恵さんの口から声が漏れた。


いまだ繋がれたままの手から震えが伝わってくる。


面倒だ。


私はそう思った。


仕方ない。・・・・・か。


「大丈夫。誰かが助けに来る。それまでの辛抱だ。」


私は自分に言い聞かせるように言う。


神恵さんは答えない。



さて。



どうするか・・・・・。


絶対絶命ってか・・・・・


私は小さく言う

「神恵さん・・・ゆっくり・・・・後ろに下がって。」


神恵さんは困惑した顔になった。


「いいから。」


私がそういうと困惑しながらも指示に従った。





その時私は神恵さんを気にしていた。


だから、神恵さんに関わりたくなかったのに・・・・・




奴に私は気づかなかったんだ。




「あ!!」


神恵さんに声で視線を奴に戻す。


その時既に私の目の前には奴が居た。


私は浮遊感を味わった。


耳元で大きな音がする。


腕と背中に激痛が走る。





「きゃぁぁぁああぁぁああああああああ!!」




神恵さんの悲鳴が聞こえた。














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